きゅうりのとげとげの取り方は?なぜあるの?実は新鮮な証拠って本当?
【メヘへ農園監修】きゅうりのとげとげ・イボイボの取り方を知っていますか?とげつきのきゅうりをそのまま食べるのではなく、安全に取りたいですよね。今回は、きゅうりのとげの取り方を動画とともに紹介します。きゅうりのとげのとげが刺さったときの対処法にくわえ、新鮮な証拠などきゅうりのとげがなぜあるのかも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
きゅうりのとげが鋭い場合は、以下のような包丁の背で削る方法を試してみてください。
【やり方】
1.包丁の背の部分をきゅうりに当てる
2.手前から奥に向かって、ゆっくり削る
3.同じように全面行って完了
この手順は、板ずりするのが難しいいびつなきゅうりのとげを取るのにも適した方法です。包丁を使ってきゅうりのとげを取る際には、刃が自らの方を向くため、けがをしないように十分注意してください。包丁の背できゅうりを削るとしっかりととげを取り除くことができる反面、皮が削られるため見た目が悪くなるデメリットもあります。
きゅうりのとげが刺さった時の対処法は?
きゅうりのとげが指に刺さった時は、以下のように対処してください。なすのとげは刺さりますがきゅうりのとげが刺さったことは一度もないです。
【やり方】
1.石鹸を使って両手をよく洗う
2.5円玉か50円玉の穴の部分にとげが入るように乗せる
3.硬貨を押し付け、とげが刺さった時と同じ角度でとげを毛抜きやピンセットで抜く
4.再度両手を石鹸でよく洗い、消毒をして完了
5円玉や50円玉を押し付けることで皮膚が盛り上がるため、とげを簡単に取り除くことができます。細菌が皮膚に入らないように、とげを抜く前や抜いた後には石鹸で手を洗って消毒をしておきましょう。とげが深く刺さって硬貨で取りにくい場合は、殺菌消毒をした針で皮膚の薄皮を少し剝ぐと取りやすくなります。
きゅうりの元からとげとげがない品種もあるの?
きゅうりには、元からとげとげがない品種もあるのでしょうか。ここでは、とげとげがないきゅうりやとげとげの多い品種を紹介します。
とげとげがないきゅうりの品種
とげとげがないきゅうりの品種には、以下のようなものが挙げられます。
・カルティア
・フリーダム
・ポリッシ
・ラリーノ
とげのないきゅうりはイボなしきゅうりとして販売されていますが、流通数が少ないため普通のきゅうりよりも値段が高い傾向があります。きゅうりのとげには細菌が繁殖しやすい一方で、とげのないきゅうりは衛生的なため、給食や飲食店などに活用される機会が増えています。
カルティアは色味が薄く歯ごたえのある食感で、フリーダムは臭みが少ないため食べやすいのが特徴です。ポリッシは鮮やかで艶のある緑色の皮をもち、実の肉質はキメが細かく食味が良いきゅうりです。ラリーノは普通のきゅうりの半分程度の大きさのため、家庭菜園でプランターなどで栽培するのにも適しています。
逆にとげとげが多いきゅうりの品種は「四葉胡瓜」
とげとげが多いきゅうりの代表的な品種は、四葉胡瓜です。イボイボが大きく歯切れの良さや歯ごたえのある食感が特徴で、皮が薄く味が染みやすいためぬか漬けなどの漬物などにすると美味しく食べられます。味が濃いため生食に向いており、スティック状に切ってマヨネーズや味噌をつけて食感を楽しむのもおすすめです。
(*きゅうりの種類や品種について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
澤村悠行
メヘへ農園
きゅうりのとげには黒いぼと白いぼがあります。現在流通しているきゅうりのほとんどが白いぼきゅうりですが、昔は黒いぼきゅうりが主流でした。黒いぼきゅうりは白いぼに比べて皮が厚いと言われますが、それほど気になりませんし味も良い意味できゅうりらしさが強くて昔ながらのおばあちゃんの家で食べたきゅうりの味なのだと思います。メヘヘ農園では黒いぼの半白きゅうりをメインに栽培しておりますのでご興味のある方は以下のリンク先よりお試しください。きゅうりの収穫期間は7月から10月となっております。
きゅうりのとげの取り方をマスターしよう!
とげがあるきゅうりは新鮮な証拠ですが、そのまま食べるのに抵抗がある場合は適切な方法で取り除いてから食べるのがおすすめです。きゅうりのとげの取り方をマスターして、美味しく食べましょう。
澤村悠行
メヘへ農園
メヘヘ農園では鮮度をアピールするためになるべくとげがとれなように気を使っていますが、それでも収穫の際や袋詰めの際にとれてしまいます。そのくらいとれやすいと思いますので、きゅうりを袋からとりだすときに包装ごときゅうりをつかんで引っ張り出すだけでかなりのいぼがとれると思います。ですが、一物全体と言われるようにとげも含めて食べたほうが栄養価は高いと思います。