大正時代の食事内容は?庶民・金持ちで違う?再現レシピ11選も紹介!
大正時代はどんな食事だったか知っていますか?洋食やおやつを食べていたのでしょうか。今回は、大正時代の食文化や大正時代の庶民・お金持ち別の食事内容について紹介します。大正時代の食事風景、当時の献立の再現レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- 大正時代ってどんな食事をしていたの?食文化の特徴は?
- 大正時代の庶民はどんな食事をしていた?
- ①洋食は贅沢品で質素な食事が一般的
- ②安価なおやつを食べていた
- 大正時代のお金持ち・貴族はどんな食事をしていた?
- ①洋食を食べることが多い
- ②キャラメルなど高価なおやつも食べられていた
- 大正時代の食卓・食事風景は?
- 家族全員でちゃぶ台を囲んで食事をしていた
- 箱膳で食事をする家庭もあった
- 大正時代の献立の再現レシピ11選!
- ①ライスカレー
- ②五色ごはん
- ③はやと瓜の炒めもの
- ④ひき肉のつみれ
- ⑤キャベツのサラダ
- ➅ミルク炒り卵スープ
- ⑦マドレーヌ
- ⑧スポンジケーキ
- ⑨ビーフシチュー
- ⑩ポークカツレツ
- ⑪鮭大根
- 大正時代の食事を再現して食べてみよう!
大正時代ってどんな食事をしていたの?食文化の特徴は?
大正時代は日本の元号の中でも短いと言われており、15年しかありませんが、食文化や生活様式が大きく変わりつつある時代でもありました。ここでは大正時代の食べ物の特徴や、再現レシピを紹介します。大正時代と言うと、人気アニメである鬼滅の刃の舞台でもあるため、興味があればぜひ参考にして再現してみてください。
大正時代の庶民はどんな食事をしていた?
まずは大正時代の庶民の食事とおやつから、それぞれに分けて見てみましょう。明治時代に洋食文化が日本に流入し、その直後の時代である大正時代の庶民の食事や料理はどう変わったでしょうか。
①洋食は贅沢品で質素な食事が一般的
鎖国が終わった明治時代になると、食文化に限らず海外からのさまざまな文化が日本に入ってきました。しかし、大正時代に入っても庶民の生活は明治以前とはそれほど変わらず、食事もご飯に漬物と味噌汁など質素なものが多かったようです。
②安価なおやつを食べていた
大正時代のおやつは基本的には明治以前と変わらず、果物や野菜などをおやつとしていたようです。
・干し柿
・干し芋
・せんべい
・スグリなどの山の木の実
・あんこ玉
・ハッカ
大正時代の庶民とお金持ちの間では経済状況に大きな隔たりがあり、年間2万人の餓死者が出ていました。そのためおやつも粗末なものが多く、子供たちは山に入って木の実を取っておやつにしていたこともあったようです。
あんこ玉やハッカが購入できるのは、庶民の中でも比較的お金に余裕のある家庭で、それでも1銭~2銭と駄菓子屋で購入できる安価なおやつでした。
大正時代のお金持ち・貴族はどんな食事をしていた?
日本の階級社会は、太平洋戦争後まで長く続きました。大正時代は華族と呼ばれるお金持ちの階級が存在していたほか、戦争によって成金と呼ばれる成功者も現れます。お金持ちの人々の食事は、庶民の食事とはどのような違いがあったのでしょうか。
①洋食を食べることが多い
大正時代になると、お金持ちの家では洋食を食べることが増えていきました。
・ライスカレー
・ポークカツレツ
・オムライス
・コロッケ
西洋文化が日本に流入されるまで、油を使った料理は天ぷらなどの限られた料理のみでしたが、大正時代に入ると揚げ物などの洋食もお金持ちなら、主婦の間でも作られるようになりました。雑誌の中にも、小麦粉や牛乳を使った料理も多く登場し始めます。
②キャラメルなど高価なおやつも食べられていた
大正時代に入ると日本でも洋菓子が作られるようになり、お金持ちの家庭なら手軽に食べられるようになりました。
・キャラメル
・ビスケット
・チョコレート
・アイスクリーム
・フルーツポンチ
キャラメルやビスケットは明治時代からあったものの、バラ売りでお金持ちであっても高価なものでしたが、価格を見直して箱で販売されたことで手が届きやすくなりました。また、アイスクリームやフルーツポンチなどは水菓子と呼ばれ、贅沢品として重宝されていました。当時のアイスクリームは材料を桶に入れ、手動で回して作っていたようです。
大正時代の食卓・食事風景は?
大正時代の食事風景は、現在の食事風景とは大きく違うようです。現在では食事の仕方は各家庭でそれぞれですが、大正時代はどのようなものだったのでしょうか。