サルサヴェルデとは？どんなソース？作り方や使い方・人気レシピを紹介！

料理のソースにはさまざまな種類がありますが、その1つであるサルサヴェルデとはどのようなソースなのでしょうか。ここではサルサヴェルデの発祥の地や購入方法などについて紹介します。

サルサヴェルデは、直訳するとサルサがソース、ヴェルデが緑で「緑のソース」を意味するイタリア語です。その名の通りイタリアンパセリがベースとなった美しい緑色の見た目で、そこにアンチョビやニンニク・オリーブオイルなどが加わることでフレッシュでありながらも深みのある味わいとなっています。

サルサヴェルデは主に北イタリア地方のピエモンテやエミリアロマーニャ州で良く食べられており、中でもボリートと呼ばれる伝統料理には欠かせないソースと言われています。そのほかにも、タコなどの魚介類を使った料理もよく合う万能ソースです。

サルサヴェルデは、イタリア料理だけでなくメキシコ料理でも多用されるソースで、以下のようなメキシコ料理が代表的です。

メキシコ料理に使うサルサヴェルデは、緑色のトマトやアボカド・コリアンダーなどをベースにしています。緑色のトマトをベースにした場合は非常に酸味が強い仕上がりに、アボカドをベースにした場合は濃厚な味わいに、コリアンダーをベースにした場合は香り高い仕上がりになるのが特徴です。

メキシコのサルサヴェルデは、トルティーヤチップスに付けてシンプルに食べると美味しいほか、トルティーヤに肉や野菜などを挟んで食べるタコスのソースとしても親しまれています。

ほか、トルティーヤに肉を詰めて巻いたエンチラーダと呼ばれる料理にかけて食べるのもおすすめの食べ方です。また、具入りのミートパイであるエンパナーダのソースや、肉やチーズ・野菜などをとうもろこしの皮で包んで蒸すタマレスにかけて食べることもあります。

サルサヴェルデは、カルディのような輸入食品を多く取り扱うお店で購入することができるほか、通販でも購入可能です。ただし、イタリア風のサルサヴェルデとメキシコ風のサルサヴェルデとでは味わいが異なるので、原料や生産国を確認してから購入することをおすすめします。

サルサヴェルデは、材料を用意すれば家庭での手作りも可能です。ここではイタリアンパセリをベースとしたイタリア風のサルサヴェルデの作り方を紹介します。

ゆで卵の黄身は加えなくても作ることができますが、加えることでプロの味わいに仕上がるので、できれば用意しておきましょう。

なお、イタリア料理で使われることの多い緑色のソースとしては、バジルに松の実やオリーブオイル・チーズを加えて作るジェノベーゼソースもあります。ジェノベーゼソースに比べるとサルサヴェルデの方が爽やかな味わいとなっているのが特徴です。

サルサヴェルデは、パスタなどのイタリア料理に活用されることの多いソースです。そのほかにも、ボリートミストと呼ばれる伝統的なイタリアの郷土料理には欠かせません。そこでここでは、パスタやボリートミストなどのサルサヴェルデを活用した料理のレシピを紹介します。