マグレカナールとは?合鴨と違いは?解凍など下処理〜焼き方やレシピも紹介!
マグレカナール(マグレ鴨)とは何かを知っていますか?合鴨との違いはどこにあるのでしょうか?美味しいのでしょうか?今回は、マグレカナールの解凍方法など下処理の仕方を紹介します。マグレカナールの購入方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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マグレカナール(マグレ鴨)とは?合鴨との違いは何?
一般的にはあまりよく知られていないマグレカナールですが、最高級の鴨肉として食通の間では有名です。ここではマグレカナールについて、合鴨との違いや味わいなどを紹介します。
マグレカナールはフォアグラ採取用に育てられた最高級の鴨ロース
マグレカナールはフォアグラの採取用に育てられた鴨から採れる、最高級の貴重な鴨肉です。その名前は、フランス語の脂肪が少ないという意味のマグレと、鴨肉という意味のカナールが組み合わせられたものです。マグレカナールとよく並んで紹介される鴨肉の種類に、フィレドカナールとマグレ・ド・カナールという鴨肉があります。
フィレドカナールはハンガリー産の高級鴨肉で、芳醇な香りと柔らかい肉質が特徴です。マグレ・ド・カナールはマグレカナールと同じもので、フランス語表記をそのまま訳すとこのようになります。農林水産省のサイトにはマグレ・ド・カナールと明記されています。
マグレカナールと合鴨は一見同じ鴨のように思われますが、実際には明確な違いがあるため注意が必要です。マグレカナールが純粋な鴨の血統の種類であるのに対し、合鴨は鴨とアヒルの混合種です。合鴨という種類の鴨がいるわけではありません。
マグレカナールの味わい
マグレカナールはフォアグラのために飼育されていただけあり、ほのかにフォアグラの香りがするのが特徴的です。その味わいは上品で独特な深みがあり、脂身は甘くて赤身との相性が非常に抜群です。赤ワインやウイスキーなどと一緒に食べるとよく合います。
かつてはフォアグラを採取する際の副産物として採られていたマグレカナールは、フォアグラ農家の間でした食べられていませんでした。しかし次第にその美味しさが世に知られるようになった結果、主にヨーロッパ内の市場に流通していくようになりました。
Twitterの口コミ
マグレカナール焼いた!フォアグラの匂いうっすらする(^^)美味しかった!半分以上残ってるのでまた明日〜😆あとは近場の本格イタリアン・サイゼリヤのテイクアウトで晩ごはんにした。
マグレカナールの下処理の仕方は?解凍方法はどうする?
マグレカナールは通販で主に冷凍状態のものを手軽に買うことができますが、正しく解凍しなければ美味しさが損なわれるため注意が必要です。解凍の手順を丁寧に守ることで、マグレカナールの美味しさは段違いに良くなります。ここからは、マグレカナールの解凍方法や下処理方法などを紹介します。
マグレカナールの解凍は「流水解凍」がおすすめ
マグレカナールを通販で購入すると真空パックで届くことが多いため、そのまま流水解凍をするのがおすすめです。常温や冷蔵庫での自然解凍は解凍時間が長くかかるため、ドリップと呼ばれる解凍時の汁がたくさん出てしまい、旨味が落ちてしまいます。流水解凍であれば、短時間で鮮度を保ちながら解凍をすることが可能です。
マグレカナールの下処理の手順
マグレカナールは、下処理を丁寧に行うとより美味しく食べることができます。
【下処理の手順】
①流水解凍後パックから取り出しキッチンペーパーで水分を拭き取る
②冷蔵庫に入れて脂をしめる
③余分な脂と筋を取り除く
④羽が残っている場合は骨抜きで取り除く
⑤脂が多い場合は薄くする
⑥脂に包丁で筋を入れる
マグレカナールには嫌な臭みが無いため、臭い消しの処理は不要です。脂が柔らか過ぎると切りにくいため、水気を拭いた後に1度冷蔵庫で冷やすのがポイントです。また商品によっては脂身が多い場合もあるため、脂身が苦手な方は少し削ぎ落とすと食べやすくなります。
できる限り食べやすい食感にしたい場合は、忘れずに筋を丁寧に取りましょう。筋に包丁を沿わせるように切ると、簡単に取り除くことができます。
マグレカナールの焼き方は?低温調理がおすすめ?
鴨肉は調理方法によってさまざまな味わい方を楽しむことができます。マグレカナールの調理方法は数多くありますが、定番なのはポワレなどのフライパンで焼く方法と低温調理をする方法です。ここでは、この2種類の調理方法についてポイントと一緒に紹介します。