バナナを冷蔵庫に入れると黒くなる…腐敗?変色しない保存方法や日持ち期間を紹介!
【株式会社アグオル監修】バナナを冷蔵庫で保存すると黒くなるのは腐っているのでしょうか?安全に食べられるのでしょうか?今回は、<ラップ・新聞紙・アルミホイル・ジップロック>などを使ったバナナが冷蔵庫で真っ黒に変色しない保存方法や、何日保存できるのか日持ち期間を紹介します。切った・カットバナナの冷蔵庫での保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
バナナの変色しない冷蔵庫での保存方法
以下のような手順でバナナを冷蔵庫に保存すると、変色を防いで長持ちさせることができます。
1.バナナの実を房から1本ずつ外す
2.実を1本ずつラップや新聞紙、アルミホイルに包む
3.バナナをジップロックなどの密閉式保存袋に入れる
4.冷蔵庫の野菜室で保存する
バナナには、果実の熟成を促進する作用があるエチレンガスを発する性質があります。房のままの状態で置くと、エチレンガスの作用によって実が追熟して傷みやすくなるため、必ず実を1本ずつに分けてから保存してください。
バナナの実をラップや新聞紙で包むと、冷蔵庫の冷気が直接当たらず低温障害や変色を防ぐことができます。冷蔵庫内にりんごなどのエチレンガスを発生させる果物を保存している場合も、バナナをラップなどで包んでおけばその影響を受けにくくなります。皮や実を綺麗な状態に保ちたい場合は、ラップや新聞紙よりもアルミホイルを使うのがおすすめです。
ラップなどの内部に湿気が溜まるとカビの原因に繋がるため、5日に1回を目安にラップ等を交換して湿気を逃すとよいでしょう。バナナは5℃~10℃の温度で保存するとエチレンガスの分泌量が減るため、冷蔵室よりも高い2℃~7℃の温度に設定されている野菜室で保存してください。
奈佐貴之
株式会社アグオル
できれば真空パックをして保存するのが1番のおすすめです。
バナナの冷蔵庫での日持ち期間・賞味期限は2〜3週間ほど
冷蔵庫で保存したバナナの日持ち期間や賞味期限は、2~3週間程度です。バナナの常温での賞味期限は春や夏は2~4日、秋や冬は7~10日ほどですが、冷蔵庫で保存すると1~2週間ほど長持ちさせることができます。ただし、バナナは冷蔵庫で保存してもゆっくり追熟が進むため、なるべく早めに食べ切ってください。
(*バナナの保存方法・賞味期限について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
切ったバナナは冷蔵庫で保存していい?何日持つ?
バナナを切って使い切らずに余った時は、冷蔵庫で保存してもよいのでしょうか。ここでは、切ったバナナの冷蔵庫での日持ち期間と、おすすめの保存方法について解説します。
切ったバナナは冷蔵庫だと1〜2日ほどしか持たない
切ったバナナは、冷蔵庫で保存すると1~2日程度しか日持ちしません。バナナの皮を剥いて切ると切り口から酸化するため、切ったバナナを冷蔵保存する場合は、レモン汁に漬けてから密閉式の保存袋に入れると変色を抑えることができます。あらかじめ切ったバナナを冷蔵保存しておけば、そのままヨーグルトやアイスのトッピングに使えて便利です。
切ったバナナは冷凍保存がおすすめ
切ったバナナがすぐに食べ切れない場合は、冷凍保存するのがおすすめです。一口大に切ったバナナを密閉式保存袋に重ならないように並べ、空気を抜いて冷凍すると1ヶ月程度日持ちします。冷凍したバナナを解凍すると水分が出て食感が悪くなるため、凍ったままスムージーなどの材料に使うほか、常温に15分ほど置き半解凍の状態で食べるとよいでしょう。
(*バナナの冷凍保存について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
バナナを冷蔵庫で上手く保存しよう
バナナが傷まないように冷蔵庫で保存したら皮が真っ黒になり、腐って食べられないのではと心配になる人も多いようです。しかし、皮が黒ずんだバナナも果肉が綺麗であれば問題なく食べられるので、すぐに捨てずに皮を剥いて確認することが大切です。バナナを冷蔵庫で正しく保存して、長持ちさせましょう。