バナナを冷蔵庫に入れると黒くなる…腐敗?変色しない保存方法や日持ち期間を紹介!
【株式会社アグオル監修】バナナを冷蔵庫で保存すると黒くなるのは腐っているのでしょうか?安全に食べられるのでしょうか?今回は、<ラップ・新聞紙・アルミホイル・ジップロック>などを使ったバナナが冷蔵庫で真っ黒に変色しない保存方法や、何日保存できるのか日持ち期間を紹介します。切った・カットバナナの冷蔵庫での保存方法も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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バナナを冷蔵庫で保存すると黒くなる…大丈夫?
バナナは柔らかく濃厚な甘みが人気の果物で、朝の栄養補給としてもよく食べられています。バナナを冷蔵庫で保存すると真っ黒に変色することがありますが、大丈夫なのでしょうか。まずはじめに、バナナに適した保存方法について解説します。
【前提】バナナは常温・冷凍での保存が向いている
バナナは冷蔵室で保存もできますが、熱帯性の果物のため夏場以外は常温や冷凍での保存が向いています。ただし、夏場など室内の温度が高い季節にバナナを常温で保存すると傷みやすくなるため、このような時期にバナナが完熟したらすぐに冷蔵庫で保存しましょう。未熟な青いバナナを冷蔵庫に入れると、追熟が進まず食べ頃にならないので注意してください。
バナナを冷蔵庫で保存すると黒くなるのは腐ってる?食べられるの?
冷蔵庫で保存したバナナが黒くなるのは腐敗が原因で、食べられないのでしょうか。ここでは、バナナを冷蔵庫で保存すると黒くなる理由や黒くなった時のデメリットに加えて、食べられるか否かについて解説します。
バナナが黒くなるのは「低温障害」を起こしているから
バナナを冷蔵庫で冷やすと黒くなるのは低温障害を起こしているためで、腐っているわけではありません。バナナがこのような状態になると、以下のようなデメリットがあります。
・見た目が悪くなる
・固い食感になる
・熟成が進まないので甘くならない可能性がある
熱帯性の果実であるバナナは低温の環境に弱いため、13℃以下の温度に設定された冷蔵庫で冷やすと低温障害を起こします。その結果、皮の細胞が破壊され酵素の働きが活性化することでバナナの皮にポリフェノールが発生し、黄色から黒に変色します。
皮が黒くなったバナナは見た目が悪くなり、美味しそうには見えません。さらに、冷蔵庫に入れるとバナナの追熟が遅くなるため、食感が固くなるデメリットもあります。なお、バナナは冷蔵庫に入れても栄養素は変わりません。
バナナは黒く変色しても果肉が綺麗であれば食べられる
冷蔵庫に入れたバナナの皮が真っ黒に変色しても、果肉が白く綺麗な状態であれば問題なく食べられます。皮が黒くなったから腐ったと判断してバナナを廃棄すると、バナナの栄養まで捨ててしまうことになりかねません。冷蔵庫に入れたバナナの皮が黒くなったらすぐに捨てずに、皮を剥いて果肉の状態を確認して、食べられるかどうかを判断してください。
バナナが腐ると現れる特徴
バナナが腐ると以下のような状態になるため、このようなバナナは食べないように注意してください。
・嫌な臭いや味がする
・果肉が黒く変色する
・果肉が変形する
・果肉にカビが生える
新鮮なバナナはフルーティーな香りや濃厚な甘みがありますが、腐ると臭い異臭を発するほか酸っぱい味に変化します。果肉が全体的に黒ずんでいたり、果肉から汁が出て溶けたように変形したりしているものも、傷んでいる証拠です。
茎や皮の一部に緑や白色のカビが生えている場合は、果肉に異常がなければ食べられることが多いですが、果肉にカビが生えたものは廃棄したほうがよいでしょう。
(*腐ったバナナについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
バナナの冷蔵庫での変色しない保存方法は?何日保存できる?
熟したバナナを冷蔵庫で保存する際に、皮の変色を防ぐ方法はあるのでしょうか。ここでは、バナナを冷蔵庫で保存する際の方法と日持ち期間について解説します。