りんごの中が茶色い…食べられる?原因は?腐敗との見分け方も紹介!
りんごを切ったら中・断面が茶色いことはありませんでしたか?食べられるのでしょうか?今回はりんごの中が<蜜褐変・内部褐変・斑点・腐敗>など茶色くなる理由や、食べても大丈夫なのかをそれぞれ紹介します。りんごを切った後に茶色くならない方法や、茶色いりんごの活用レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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- りんごを切ったら中が茶色い…食べて大丈夫?
- りんごを切ったら中・断面が茶色い理由は?食べられる?
- ①「蜜褐変」が原因で一部が茶色い場合
- ②「内部褐変」が原因で一部が茶色い場合
- ③中身に茶色い斑点・ぶつぶつがある場合
- ④りんごが腐っている場合
- りんごの中身が茶色いのかを外から見分けることはできる?
- りんごの中身が茶色いのかを外から見分けることは難しい
- りんごは正しく保存してなるべく早く食べよう
- りんごを切った後に茶色くなる理由は?茶色くならない方法も紹介!
- りんごを切った後に茶色くなるのは酸化が原因
- りんごを切った後に茶色に変色させない方法
- りんごが茶色になったときにおすすめな活用レシピも紹介!
- ①揚げ焼きりんご
- ②りんごのパウンドケーキ
- ③アップルパイ
- りんごが茶色い場合も有効活用しよう
りんごを切ったら中が茶色い…食べて大丈夫?
りんごは夏の終わりから秋にかけて旬を迎える果物ですが、食べるために切ってみた時に中が茶色い場合があるようです。中が茶色に変色していると驚いてしまいがちですが、茶色くなってしまったりんごは食べても大丈夫なのでしょうか。ここからは、りんごが茶色く変色してしまう原因などを詳しく解説します。
りんごを切ったら中・断面が茶色い理由は?食べられる?
りんごは離乳食にも活用しやすい食材なので、赤ちゃんが食べても良いかどうかを判断する上でも茶色くなる理由を知っておいた方が安心です。ここではりんごの実が茶色くなる原因について、食べても大丈夫かどうかについても触れながら解説します。
①「蜜褐変」が原因で一部が茶色い場合
りんごが茶色くなる原因の1つは「蜜褐変」と呼ばれる現象で、この場合は芯の周辺にある蜜の部分が酸化して茶色くなるのが特徴です。りんごの旬の時期には芯の周辺に黄色い蜜がありますが、保存期間が長くなるにつれて蜜は果肉へと吸収されていきます。しかし、蜜が多いりんごの場合には蜜が吸収しきれず、貯蔵中に酸化して茶色く変色してしまうのです。
茶色く変色しているだけの場合は食べることができますが、蜜の部分が溶けて腐ってしまうケースもあります。腐ってしまっている場合は食べることはできず、スーパーなどでも返品対象となることが多いので、食べないようにしましょう。
(*蜜入りのりんごについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②「内部褐変」が原因で一部が茶色い場合
りんごは「内部褐変」と呼ばれる現象が原因で、一部分が茶色く変色することもあります。これは特にCA貯蔵と呼ばれる方法で長期保存されている、旬の時期を大幅に過ぎた3月以降に販売されているりんごに多い変色です。
CA貯蔵は酸素濃度を調整してりんごの呼吸を抑制したうえで低温で冷蔵し、休眠状態にさせることで保存性を高められる保存方法です。しかし、それでも長期間貯蔵している間に果肉が酸化して茶色くなってしまうことがあります。
内部褐変したりんごは酸化しているだけなので食べられないわけではないですが、苦味を感じることもあり、酸化によって食感も悪くなっています。スーパーなどでは交換の対象にもなっていることもあるので、あまりに茶色い場合は相談してみましょう。
③中身に茶色い斑点・ぶつぶつがある場合
りんごの中身の茶色い斑点やぶつぶつはビターピットと呼ばれる現象の場合があり、生活協同組合コープこうべのホームページには以下のような解説があります。
この斑点は、カルシウム不足によって発生するビターピット、又はコルクスポットと思われます。これは、強剪定あるいは若木などの様に樹勢が強い場合や、窒素の過剰、6月?7月中に雨が少なく、8月?9月にかけて雨が多い年などに多く見られる症状です。このような条件下では、果実と葉と枝との間にカルシウムの競奪がおこり、果実のカルシウム濃度が低下することで発生が多くなります。
上記にもある通りビターピットは生育中のカルシウム濃度の低下が原因で、ビターピットが発生したりんごは食べられないわけではありません。ただし、ビターピットの名前にも表れている通り、まだら状に変色した部分を食べると苦みがあります。
ビターピットが発生したりんごも交換の対象となっていることが多いので、気になる場合は交換することをおすすめします。
④りんごが腐っている場合
りんごは腐っている場合にも茶色く変色することがあり、その場合には以下のような変化が見られます。
・真ん中が茶色い
・すっぱい匂いがする
・皮が茶色みがかっている
・触ると柔らかい
・一部分が崩れている
・水分が抜けてしわしわになっている
・カビが生えている
腐ったりんごは切った時に茶色い変色が見られるだけでなく、匂いや外見にも変化が表れます。特に長く貯蔵していたりんごや保存状態が悪かったりんごは腐ることが多く、雑菌やカビによって腐敗が始まり、食べると健康を害する恐れがあるので食べずに廃棄しましょう。
特に赤ちゃんの離乳食に使う場合や体調の悪い人が食べる場合には、腐ったりんごは非常に危険な場合もあるので注意してください。