蜜入りりんごの正体・見分け方は?甘いは嘘?消える・茶色になる原因も解説!
【清野ファーム監修】りんごの蜜の正体を知っていますか?注射で入れてるわけではないんです。今回は、りんごの蜜の正体や〈消える・茶色になる〉時の原因にくわえ、蜜入りりんごの見分け方も紹介します。りんごの蜜が多い品種や、通販商品のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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- りんごの蜜の正体って何?注射してるの?
- りんごの蜜の正体は「ソルビトール」
- 「りんごの蜜は甘い」は実は間違いって本当?
- りんごの蜜「ソルビトール」は果糖の半分程度の甘さしかない
- りんごの蜜が多いのは完熟してる証なので美味しい
- 蜜入りりんごの見分け方は?
- りんごの蜜は茶色になったり消えることも?
- りんごの蜜は時間が経つと消える
- りんごの蜜が酸化して茶色になり残ることもある
- りんごの蜜の量は品種・種類によって違う?
- りんごの蜜の量が多い品種
- りんごの蜜の量が少ない品種
- 蜜入りりんごの通販商品のおすすめ
- ①清野ファームのサンふじりんご
- ②こうとく2kg(5,940円)
- ③はるか小箱5〜6玉(3,500円)
- 蜜入りりんごを食べてみては?
りんごの蜜の正体って何?注射してるの?
りんごをカットした際に、はちみつのような透明な蜜が入っていることがあります。このように蜜が入ったりんごのことを蜜入りりんごと呼び、日本では好んで食べられています。ここではりんごの蜜の正体は一体何なのか、またどのようにしてできるのかを解説しましょう。
りんごの蜜の正体は「ソルビトール」
りんごの蜜の正体は人工的に注射などで付加されたものではなく、自然とできる「ソルビトール」という糖アルコールの一種です。りんごのソルビトールは光合成によって作られ、葉から軸を通って果実の中に運ばれます。果実の中のソルビトールはりんご本来の甘味のもとになる果糖やしょ糖に変化しますが、完熟すると変化を止めて水分を吸収して蜜になります。
「りんごの蜜は甘い」は実は間違いって本当?
りんごの中でも蜜入りと表示されていると、甘くて美味しそうな印象を受ける人も多いかもしれません。実際に、りんごの蜜の正体であるソルビトール自体には甘みはあるのでしょうか。
りんごの蜜「ソルビトール」は果糖の半分程度の甘さしかない
りんごの蜜と呼ばれるソルビトール自体には果糖の5割〜6割の甘さしかないので、その部分だけを食べても甘さを感じることはありません。蜜入りのりんごの方が甘いイメージがありますが、蜜なしりんごと比べても甘さに差がないことが多くあります。
りんごの蜜が多いのは完熟してる証なので美味しい
前述したとおり、りんごは完熟することによって蜜が作られます。つまり、りんごの蜜が多いことは完熟している証であるため果実自体が甘く美味しい状態です。また、蜜入りは蜜なしよりも香りが良いので、甘さを感じやすいとされています。
蜜入りりんごの見分け方は?
ここでは、完熟している証の蜜が入っている食べごろのりんごを見分ける方法を紹介します。蜜入りりんごには以下のような特徴があります。
・大きさは中くらいのもの
・重量感がある
・りんごの裏側が濃い黄色をしている
上記の写真のようなりんごは、蜜入りである可能性が高いです。りんごを購入する際にはつい大きいものを選んでしまいがちですが、大きすぎず小さすぎない中くらいのりんごに蜜が入っていることが多いそうです。同じ大きさであっても、重さが重いものの方が果汁を多く含んでいるため蜜が含まれる確率が高まります。
さらに、りんごの裏側の凹んでいる部分が薄い緑色のものよりも濃い黄色になっているりんごの方が熟しているので、蜜が入っている可能性も高いです。
りんごの蜜は茶色になったり消えることも?
りんごを切って置いておくと茶色くなってしまうことを知っている人は多いですが、りんごの蜜は切らなくても茶色に変色することがあります。また、りんごの蜜は消えてしまうこともあるそうですが、それぞれの原因は一体何なのでしょうか。