グレープフルーツの旬の時期・季節は?美味しい選び方や保存方法なども紹介!
【野菜ソムリエ監修】グレープフルーツの旬の時期・季節はいつか知っていますか?今回は、グレープフルーツの名前の由来や品種別の旬の時期・季節を紹介します。美味しいグレープフルーツの選び方や保存方法に加えて、活用レシピ紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- グレープフルーツとはどんな果物?
- グレープフルーツの名前の由来
- グレープフルーツの品種別の旬の時期・季節は?
- ①マーシュ:4〜5月
- ②ルビー:2〜5月
- ③スウィーティー:11〜2月
- グレープフルーツの選び方や栄養素は?
- 美味しいグレープフルーツの選び方
- グレープフルーツの栄養素
- グレープフルーツの保存方法は?
- 丸ごとグレープフルーツは冷蔵保存がおすすめ
- カットした場合は冷凍で長期間保存できる
- 旬のグレープフルーツの活用レシピ
- ①グレープフルーツゼリー
- ②グレープフルーツのサラダ
- ③グレープフルーツのチーズケーキ
- ④グレープフルーツスムージー
- ⑤グレープフルーツドレッシング
- ⑥グレープフルーツ炊飯器ケーキ
- ⑦鯛とグレープフルーツのカルパッチョ
- グレープフルーツを旬の時期に食べよう
グレープフルーツとはどんな果物?

そのすっぱさが魅力の一つとされるグレープフルーツですが、グレープフルーツとは一体どのような果物なのでしょうか。ここでは、グレープフルーツの名前の由来について紹介します。
グレープフルーツの名前の由来
グレープフルーツは、1本の枝に対して葡萄の房のように実をつけるのが特徴で、この特徴から名前に葡萄を意味する「グレープ」がついていると言われています。他にも、果実の香りが葡萄に似ていることが名前の由来になったといった説もあります。ただし、グレープフルーツは柑橘類のため、生物学的には葡萄の仲間ではありません。
グレープフルーツの品種別の旬の時期・季節は?

今では季節問わず一年中おいしく食べられるグレープフルーツですが、旬はいつなのでしょうか。ここでは、品種別に旬や特徴を紹介するので、食べる際の参考にしてみてください。
①マーシュ:4〜5月
・旬の時期・季節:4~5月・春
・主産地:フロリダ・カリフォルニア
果肉が淡黄色で、果皮が黄色いのが特徴です。ホワイトとも呼ばれており、グレープフルーツの中では最も一般的な品種でしょう。日本ではフロリダ産のマーシュが最も多く食べられています。甘酸っぱい中に適度な苦みがあり、果汁が多い品種です。
②ルビー:2〜5月
・旬の時期・季節:2~5月・初春~初夏
・主産地:フロリダ・カリフォルニア・南アメリカ
ピンク色の果肉が特徴のルビーは、他のグレープフルーツと比較すると甘いのが特徴です。グレープフルーツ独特の苦味や酸味が苦手な方にも食べやすい品種と言えるでしょう。
(*グレープフルーツのルビーについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
③スウィーティー:11〜2月
・旬の時期・季節:11月~2月・秋冬
・主産地:イスラエル
グレープフルーツと、文旦の仲間であるポメロというフルーツを交配させて出来た品種です。鮮やかな緑色の皮が特徴で、1991年から日本への輸入が解禁されました。このため、国産のスウィーティーは非常に貴重でほぼ出回っていません。ガムや清涼飲料水のフレーバーとしても人気が高い品種です。
グレープフルーツの選び方や栄養素は?

お店には様々な種類のグレープフルーツが並びますが、おいしいグレープフルーツにはどのような特徴があるのでしょうか。グレープフルーツにはどのような栄養素があるのかについても併せて紹介します。
美味しいグレープフルーツの選び方
美味しいグレープフルーツを選ぶ際には下記のような点を意識すると良いでしょう。
・持ったときにずっしりとした重さがある
・形が丸い
・外面に凹みや傷が無い
・皮に艶とハリがある
・持ったときにゴワゴワとした感じがしない
美味しいグレープフルーツは、外から見てもつやつやとしており、丸い形をしているのが特徴です。持ったときにずっしりとした重さを感じるものは実が詰まっていて美味しいでしょう。手に取ることで美味しさが判断しやすくなるので、1個ずつ販売しているグレープフルーツの場合は手に取って吟味してみることをおすすめします。
春日爽花
野菜ソムリエ
丸い形のものと縦長の形のものを比較すると果肉の重さや糖度にも差があり、丸い形の方が中身を詰まっており糖度も高いのでしっかり見分けて選びましょう。
グレープフルーツの栄養素
すっぱさが特徴のグレープフルーツですが、下記のような栄養素が含まれています。
・ビタミンC
・クエン酸
・ナンギリン
グレープフルーツのすっぱさの元になっているのは、ビタミンCとクエン酸です。ビタミンCは水溶性ビタミンの一種で皮膚やコラーゲンを作る働きがあり、クエン酸は疲労回復に効果がある成分です。また、グレープフルーツ独特の苦味はナンギリンというポリフェノールの一種の成分に由来しており、抗酸化作用をもつためアンチエイジング効果も期待できます。
(*グレープフルーツの栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
グレープフルーツの保存方法は?

グレープフルーツを購入した後に、美味しさを保持するためにはどのように保存するのが良いのでしょうか。丸ごとやカットした場合など形態別にポイントを挙げて紹介します。
丸ごとグレープフルーツは冷蔵保存がおすすめ
グレープフルーツを丸ごと保存する場合は、下記の点に注意して冷蔵保存するのがおすすめです。
・ポリ袋に入れて軽く口を閉じる
・野菜室で保存する
グレープフルーツを保存する際は、乾燥を防ぐためにポリ袋に入れて保存してください。冷蔵室は温度が低すぎて鮮度が落ちてしまう場合があるので、温度が高めの野菜室での保存がおすすめです。日が経つと果実の新鮮さは失われますが、酸味が和らぐため、酸っぱさが苦手な方は何日か置いてから食べるのも良いでしょう。
カットした場合は冷凍で長期間保存できる
グレープフルーツをカットした場合は、冷凍保存すると長期保存出来ます。冷凍する場合のコツや注意点は下記の通りです。
・冷凍前に薄皮を剥く
・再冷凍はしない
・ラップをしてジッパー付バッグに入れる
・急速冷凍をする
空気に触れる事で劣化が進むため、カットしてすぐにラップをしてジッパー付バッグなどに入れるとよいでしょう。解凍後に再冷凍すると味や食感が悪くなりやすく、さらに雑菌が繁殖する恐れがあるのでおすすめできません。
また、急速冷凍することで美味しさを保ちやすくなるので冷凍機能を強めにするか、熱伝導率の高い金属トレーなどの上で冷凍することをおすすめします。グレープフルーツは適切に冷凍保存をすれば、一ヶ月程保存可能です。
春日爽花
野菜ソムリエ
冷凍したグレープフルーツを解凍する際には自然解凍がおすすめです。解凍してそのまま食べても美味しいですが、ヨーグルトに入れたりスムージーにして食べたりするのもおすすめです。
(*グレープフルーツの保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
旬のグレープフルーツの活用レシピ
旬のグレープフルーツを存分に味わうためにはどのようなレシピがあるのでしょうか。いくつかの例を紹介するので、自身のお気に入りを見つけてみて下さい。
①グレープフルーツゼリー
果汁ではなく、実をそのまま使用したグレープフルーツゼリーです。簡単に作れる上に、お店のような本格的な味わいが楽しめます。子供と一緒に作るにもぴったりの一品です。
②グレープフルーツのサラダ
いつものサラダをと一味違ったサラダを作ってみたいのであれば、こちらのレシピがおすすめです。サーモンの代わりにハムなどを使ってもおいしく仕上がります。
③グレープフルーツのチーズケーキ
グレープフルーツとチーズがよく合う、さっぱりとした味わいのチーズケーキのレシピです。大人好みの味なので、白ワインなどのおつまみとして作るのも良いでしょう。
④グレープフルーツスムージー
グレープフルーツを毎日手軽に味わいたい方におすすめなのがスムージーです。ヨーグルトやはちみつを混ぜるだけで作れるだけでなく、栄養も満点なので日々の朝食に摂り入れるのもおすすめです。
⑤グレープフルーツドレッシング
ドレッシングをおしゃれにアレンジしたい時に役立つのが、こちらのレシピです。冷やすとより一層美味しくなるので、作った後は食べる直前まで冷蔵庫に入れておくのがポイントです。
⑥グレープフルーツ炊飯器ケーキ
ホットケーキミックスがあれば炊飯器で簡単に作れるグレープフルーツのケーキです。包丁もオーブンも使わずに作れるので、子どもと一緒にチャレンジしてみるのも良いでしょう。
⑦鯛とグレープフルーツのカルパッチョ
爽やかな酸味のあるグレープフルーツは、白身魚との相性も抜群です。彩りもきれいなので、おもてなしの料理にもぴったりです。
グレープフルーツを旬の時期に食べよう
グレープフルーツの旬の季節は、品種によって異なることが分かりました。グレープフルーツは栄養満点で、食べ切れなかったときは冷凍で長期保存も可能です。旬の時期にはおいしいグレープフルーツを色々なレシピで味わいましょう。