蜜入りりんごの正体・見分け方は?甘いは嘘?消える・茶色になる原因も解説!
【清野ファーム監修】りんごの蜜の正体を知っていますか?注射で入れてるわけではないんです。今回は、りんごの蜜の正体や〈消える・茶色になる〉時の原因にくわえ、蜜入りりんごの見分け方も紹介します。りんごの蜜が多い品種や、通販商品のおすすめも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- りんごの蜜の正体って何?注射してるの?
- りんごの蜜の正体は「ソルビトール」
- 「りんごの蜜は甘い」は実は間違いって本当?
- りんごの蜜「ソルビトール」は果糖の半分程度の甘さしかない
- りんごの蜜が多いのは完熟してる証なので美味しい
- 蜜入りりんごの見分け方は?
- りんごの蜜は茶色になったり消えることも?
- りんごの蜜は時間が経つと消える
- りんごの蜜が酸化して茶色になり残ることもある
- りんごの蜜の量は品種・種類によって違う?
- りんごの蜜の量が多い品種
- りんごの蜜の量が少ない品種
- 蜜入りりんごの通販商品のおすすめ
- ①清野ファームのサンふじりんご
- ②こうとく2kg(5,940円)
- ③はるか小箱5〜6玉(3,500円)
- 蜜入りりんごを食べてみては?
りんごの蜜は時間が経つと消える
りんごの蜜は食べごろを過ぎて長く貯蔵していると蜜が果実に吸収されてしまい、消えてしまいます。蜜が消えてしまってもりんご自体の甘さは代わりませんが、蜜がある状態のみずみずしい状態が食べごろなので新鮮なうちに食べるようにしましょう。
りんごの蜜が酸化して茶色になり残ることもある
蜜入りりんごはカットしなくても、蜜が酸化して黒い茶色に変色することがあります。これは蜜褐変障害と呼ばれ、蜜入りりんごが貯蔵中に呼吸を制限されることで水分の蒸発がうまくいかず、蜜の部分が変色して腐敗する生理現象です。
清野慶明
清野ファーム
変色して腐敗する可能性があるので、保存にも注意が必要です。本来は室外の寒い所に置き、自然に蜜がなくなっていく方が良いのですが、暖かい地域にお住まいの方は冷蔵庫での保存が良いでしょう。りんごをぴったりラップに包んで、さらにポリ袋などに入れて冷蔵庫に保存してください。この場合、蜜入りりんごを楽しめるのは、収穫から1ヶ月程度と思ってください。蜜の残る新鮮なうちにお早めにお召し上がりください。
りんごの蜜の量は品種・種類によって違う?
りんごの蜜の量は、りんごの品種や種類によって異なります。蜜の量が多い品種と、蜜の量が少ない品種を紹介するのでりんごを購入する際に参考にしてください。
りんごの蜜の量が多い品種
りんごの蜜の量が多い品種は以下のとおりです。
・ふじ
・こうとく
・はるか
・こみつ
・スターキング
りんごの蜜はふじ・こうとく・スターキングなどのデリシャス系に多く含まれています。デリシャスとはアメリカの代表的な品種で、日本で多く栽培されているりんごの元になっている品種のことです。
ふじは世界で最も多く生産されているりんごの品種で、その中でも袋をかけずに栽培されるサンふじは表面がざらついています。サンふじの皮の表面の点々が凸凹しているものが食べごろです。
りんごの蜜の量が少ない品種
りんごの蜜の量が少ない品種は以下のとおりです。
・シナノスイート
・シナノゴールド
・つがる
・秋映え
・王林
つがるは青森県でフジに次いで2位の収穫量の品種です。蜜が少ないりんごはジャムやアップルパイ、料理などにも適しています。
日本では蜜入りのりんごは付加価値になり好んで食べられますが、りんごを長期保存や加熱調理する海外ではあまり好まれません。これは生で美味しいりんごは加熱調理することで水分が出てしまい、仕上がりが水っぽくなり美味しくないことが理由です。
蜜入りりんごの通販商品のおすすめ
最近では蜜入りセンサーを使用して1つ1つチェックし数値化することで、100%ではないものの蜜入りりんごとそうでないものとを選別することが可能です。ここでは、おすすめの蜜入りりんごの通販商品を紹介します。