カツオの血合いとは?栄養豊富で食べるべき?取る?活用レシピも紹介!
カツオの血合いとは何か知っていますか?場所はどこを指すかというと、刺身などでみられる赤色筋繊維です。今回は、カツオの血合いは食べる・取るどっちにすべきかを、食べた時の栄養面のメリットや臭みの取り方・下処理方法とともに紹介します。〈角煮〉などカツオの血合いを使ったレシピ・食べ方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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カツオの血合いとは?食べる?取る?
夏に旬を迎えるカツオは、濃い赤身肉が特徴的な魚です。カツオの血合いが何なのか、どこにあるのかを知らない人も多いようですが、食べる時には取った方がよい部分なのでしょうか。カツオの血合いの正体や味のほか、血合いを取るメリットについて解説します。
カツオの血合いの正体は背中とお腹の間の身にある「赤色筋繊維」
カツオの血合いの正体は、背中とお腹の間の身の部分にある赤色筋繊維と呼ばれる筋肉です。血合いには赤色色素のタンパク質の一種であるミオグロビンが含まれているため、ほかの部位よりも赤黒い色をしているのが特徴です。カツオのような赤身魚だけでなく白身魚にも血合いはありますが、赤身魚のほうがその含有量が多いとされています。
血合いは魚の鮮度がよい時は鮮明な赤黒い色に色付いていますが、劣化が進むと黒ずんでいきます。そのため、店頭で血合いが付いた刺身を購入する際には、血合いの色がよいものを選ぶとよいでしょう。
(*魚の血合いについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
カツオの血合いは食べられるが好みが分かれる味
カツオの血合いは食べられる部分ですが、好みが分かれる味だと言われています。新鮮なものであれば生食もでき、刻んだ血合いに味噌や玉ねぎを混ぜて卵黄を乗せてなめろうとして食べたり、ごま油と塩を付ける食べ方も人気です。ただし、鮮度が落ちると臭みを強く感じるため、血合いを生で食べる場合は新鮮なうちに食べることが重要です。
実際にカツオの血合いを食べた人は、クセがなくレバーのような味わいで美味しいと発言しています。一方で、カツオの血合いは臭みが強く、血のような味がしてまずいと感じる人も多いようです。
Twitterの口コミ
山香 生酛純米吟醸。こちらも最初はフルーティー、後口は甘味がほんのり残りながらキレがよい。
カツオの血合い焼きはクセがなく、お肉のような食感。レバーっぽい風味で美味しい!
カツオのたたき・刺身を日持ちさせたい時は血合いは取る方が良い
カツオのたたきや刺身をすぐに食べずに日持ちさせたい時は、血合いの部分は取り除いてください。カツオなどの魚の血合いは血が流出しやすい部位のため、血合いを残しておくと短時間で細菌が繁殖し、身全体が傷む原因に繋がります。そのため、カツオのたたきや刺身から血合いを取れば、血合いを残したものよりも保存期間を延ばすことが可能です。
(*カツオの刺身の美味しい食べ方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
カツオの血合いは食べるメリットも?栄養が豊富?
カツオの血合いは人によって好き嫌いの分かれる部分ですが、食べるメリットもあるのでしょうか。カツオの血合いに含まれる主な栄養素は、以下の通りです。
・鉄分
・ミオグロビン
・ビタミンD
・ビタミンA
・ビタミンB6
・グリコーゲン
鉄分は全身に酸素を運ぶヘモグロビンや、筋肉に酸素を貯蔵するミオグロビンの材料となるため、貧血の予防に役立つ成分です。ビタミンDは歯や骨を、ビタミンAは皮膚の粘膜や目を正常に保つ働きがあります。
ビタミンB6はタンパク質の分解や合成を促したり精神を安定させたりするほか、ホルモンバランスを調整する作用があるため、女性は積極的に摂るとよいでしょう。グリコーゲンは、疲労回復や集中力を向上させる働きがあります。また、血合いはタンパク質が豊富でカロリーが低い部位であることから、ダイエット中の人も安心して食べることができます。
(*カツオの栄養素と効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)