米びつにダニっぽい茶色の虫が…食べれる?危険?駆除&予防法を解説!
米びつにダニっぽい小さい茶色い虫が湧いたことはありませんか?ダニ・虫が湧いたお米は食べられるのでしょうか?今回は、<チャタテムシ・コナダニ>など、お米にに湧く小さい白・茶色のダニや虫の種類やアレルギーなど懸念点について、正しい駆除の仕方や予防法とともに紹介します。<ダニよけ>など、お米に湧くダニ・虫の予防グッズも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- 米びつに小さい茶色の虫が…ダニ?虫が湧いたお米は食べられるの?
- ダニ・虫がついたお米を食べると「ダニアレルギー」の危険があるので捨てるのが無難
- お米に湧くダニ・虫の種類は?【画像注意】
- ①チャタテムシ
- ②コナダニ
- ③コクゾウムシ
- ④ノシメマダラメイガ
- お米に湧いたダニ・虫は駆除できる?やり方は?
- ①天日干しにする
- ②水に浸ける・洗う
- ③ざるでふるいにかける
- お米にダニが湧いた時は米びつも掃除が必須!
- ①プラスチックの米びつの洗い方
- ②桐の米びつの洗い方
- お米に湧くダニ・虫の予防法は?保存の仕方が重要?
- ①お米を買ったら袋から密閉容器に移す
- ②保管場所の温度の目安は15度以下
- ③湿度を60%以下に保つ
- ④ダニ・虫が好むものを近くに置かない
- ⑤ダニよけなどの防虫グッズを使う
- ⑥買い貯めせずに食べ切れる量を買う
- お米のダニ・虫の予防グッズも紹介!
- ①米びつ お米 防虫剤(598円)
- ② 米びつ先生 1年用(880円)
- ③米びつ当番(50円)
- お米のダニ・虫の対策を徹底しよう
お米につく虫の中でも比較的大きいのがノシメマダラメイガで体長は幼虫で2mm、成虫になると8~10mmほどになります。お米と同様に白く細長いので、視認しにくい害虫です。お米だけでなく小麦粉や調味料、インスタントラーメンなどあらゆるものに湧く虫でもあります。
蛾がアレルゲンの人がノシメマダラメイガの幼虫のフンあるいは成虫の鱗粉に触れると、アレルギー症状が起こる可能性があるため、注意が必要です。
(*米につく虫について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
お米に湧いたダニ・虫は駆除できる?やり方は?
米びつに虫が湧いた時に米が大量に残っている場合、駆除して食べられないかと考える人もいるでしょう。ダニアレルギーの心配がなければ、お米をムダにしたくないと考えても不思議はありません。ここではお米に湧いたダニなどの虫を駆除する方法を、具体的に紹介します。
①天日干しにする
お米に湧いたダニや虫を天日干しで駆除する方法は、以下の通りです。
①ダニや虫が湧いたお米を、ザルまたは新聞紙に広げる
②午前中のうちに、直射日光が当たらない場所に置く
③②を2~3時間ほど天日干しする
天日干しが済んだら、お米を米びつに戻してかまいません。あえて日陰で天日干しするのは、直射日光が当たることでお米が劣化するのを防ぐためです。強い日差しに長時間あてるとお米がまずくなるので、短時間で切り上げることを意識しましょう。
②水に浸ける・洗う
お米に湧いたダニや虫を水で洗うことで駆除する方法は、以下の通りです。
①洗う前に割り箸などを使って、幼虫や成虫を取り除く
②たっぷりの水を使って、お米に湧いたダニや虫を洗い流す
③新聞紙やザルなどに②を広げて、半日ほど陰干しする
④③を米びつに戻す
虫が食べたお米は中がスカスカになるので、水を入れた際に浮きます。水で洗って陰干ししたお米であっても研ぐ際に水に浸け、浮いているものがあれば捨てましょう。すると虫が食べたものが取り除かれるので、美味しいお米だけが残ります。
③ざるでふるいにかける
お米に小さい虫がついている時には、ざるを使って駆除する方法もおすすめです。
①ざるにお米を薄く広げる
②①を軽く揺する
③②から虫が落ちたら、米びつに戻す
ざるにお米を入れ過ぎると虫が落ちにくくなるので、少しずつ丁寧に駆除するのがポイントです。またいかなる方法で虫を駆除したとしても、米を研ぐ前に必ずザルでふるうことをおすすめします。ざるでふるいにかけるとお米に残っていたダニや虫のフンや食べかすを取り除くことができるので、アレルギーを発症するリスクも下がりそうです。
お米にダニが湧いた時は米びつも掃除が必須!
お米からダニや虫を駆除しても、米びつが清潔でなければ再び繁殖するリスクが残ります。そのためお米から虫を駆除する際には、必ず米びつも掃除する必要があるのです。ここではダニや米が発生した米びつを、掃除する方法を具体的に紹介します。
①プラスチックの米びつの洗い方
プラスチックの米びつを洗う方法は、以下の通りです。
①米びつを台所洗剤で洗う
②①を天日干しする
プラスチック製の米びつを天日干しする際には、直射日光を当てましょう。紫外線によって容器が消毒されるので、虫が発生しにくくなります。プラスチック製の米びつは掃除方法が手軽なので、お米を購入するタイミングに合わせて定期的に洗っておくと、虫の発生予防にも効果的です。
②桐の米びつの洗い方
桐製の米びつを使っている場合の掃除方法は、以下の通りです。
①小さなハケや歯ブラシで、容器の内側のくずを取り除く
②①を固く絞ったふきんで拭き上げる
③②を清潔なふきんで乾拭きする
④③を直射日光が当たるように天日干しする
桐の米びつは水洗いするとカビが生えるリスクがあるので、洗剤等を使わない方法で掃除します。桐の米びつの場合は容器の端や角だけでなく、蓋部分にある溝や裏側まで丁寧に掃除するのがポイントです。そうした部分に虫のサナギが残っていると、せっかく駆除した虫が再び発生する要因となるので注意しましょう。