天ぷら粉の卵なしでの作り方!サクサク・プロ風の衣に仕上げるコツも紹介!
天ぷら粉は家にある粉類と卵なしで自分で作れると知っていますか?今回は、<小麦粉・片栗粉>などを使った、卵アレルギーでもOKな天ぷら粉の卵なしでの作り方・レシピや、天ぷらの衣を卵なしでもサクサク・プロ風にするコツを紹介します。市販の天ぷら粉の卵あり・なしでの違いなども紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- 市販の天ぷら粉がない…自分で作れる?
- 市販の天ぷら粉と小麦粉の成分の違い
- 天ぷら粉の卵なしで作り方・レシピは?【卵アレルギーOK】
- ①小麦粉(薄力粉)と片栗粉で作る方法
- ②米粉で作る方法
- 卵なしでも天ぷらの衣をサクサク・プロ風にするコツは?
- ①食材の水気を拭き取る
- ②魚介類には打ち粉をする
- ③炭酸水を使う
- ④片栗粉の割合を増やす
- ⑤かき混ぜる時はダマがの残る程度に
- ちなみに市販の天ぷら粉は卵なしでも作れる?卵ありと違いあるの?
- 天ぷら粉と卵を混ぜる理由とあり・なしでの違い
- 卵の代わりにマヨネーズを使うのがおすすめ
- 市販の「コツのいらない天ぷら粉揚げ上手」を使うのもあり!
- 余った天ぷら粉を使ったアレンジ&リメイクレシピも紹介!
- ①余った天ぷら粉を使ったお菓子
- ②余った天ぷら粉を使ったお好み焼き
- ③余った天ぷら粉を使ったチヂミ
- 天ぷら粉は卵なしで自分で作れる!
①食材の水気を拭き取る
天ぷら粉に具材をくぐらせる前に、食材の水気をキッチンペーパーなどでしっかり拭き取りましょう。具材の水気が多いと、高温の油でもカラリと揚げるは難しいのです。天ぷら粉にくぐらせる前に具材ごとにこまめに拭くと、余計な水分を吸うことがないので衣がサクサクになります。
②魚介類には打ち粉をする
魚介類を具材にする場合は、天ぷら粉に入れる前に打ち粉をするのもコツの1つです。打ち粉をした魚介類を天ぷら粉に入れると衣がつきやすくなるうえ、揚げている時に油がはねにくくなるメリットもあるのです。魚介類に薄力粉や片栗粉で打ち粉をしてから、天ぷら粉にくぐらせるようにしましょう。
③炭酸水を使う
卵なしの天ぷら粉を作る際に冷水ではなく、炭酸水を使っても衣がサクサクになります。これは発泡性のある炭酸水が、薄力粉や片栗粉を使った衣をふんわりさせてくれるからです。しかし時間の経過とともに炭酸が抜けていくので、天ぷら粉は揚げる直前に作るのがコツです。
④片栗粉の割合を増やす
薄力粉をはじめとする小麦粉に片栗粉を合わせて天ぷら粉を作る際には、後者の割合を増やすのがポイントです。片栗粉には、小麦粉に含まれているグルテンが入っていません。そのため片栗粉の割合を増やすと、天ぷらの衣の粘り気が出にくくなるのです。薄力粉と片栗粉は1対1にするのが基本ですが、サクサクに仕上げたいなら後者を多めに使いましょう。
⑤かき混ぜる時はダマがの残る程度に
薄力粉と片栗粉を合わせた天ぷら粉を作る際には混ぜ過ぎず、ダマが残る程度にとどめておくのも大事です。薄力粉は小麦粉の中ではグルテンの含有量が低いものの、水と混ぜ過ぎると粘り気が出てきてしまい、ベタつく衣に仕上がります。また小麦粉に含まれているグルテンは温度が高いと活発に働くので、水も薄力粉や片栗粉をしっかり冷やしておきましょう。
ちなみに市販の天ぷら粉は卵なしでも作れる?卵ありと違いあるの?
スーパーでは様々なメーカーの天ぷら粉が販売されており、水で溶くだけでサクサクの衣に仕上がると人気です。しかし市販の天ぷら粉を溶く際に、卵を加えている人も少なくないようです。ここでは卵の有無で、市販の天ぷら粉にどのような違いがあるかについて説明します。
天ぷら粉と卵を混ぜる理由とあり・なしでの違い
市販の天ぷら粉に卵を混ぜる理由として、以下があげられます。
・卵黄の働きで衣が膨らみやすくなる
・卵白の働きで食感がサクサクになる
・卵を加えることで天ぷらにコクが加わる
そのため卵の有無によって、仕上がりにも以下の違いが生まれるのです。
【卵ありの天ぷらの特徴】
・食感が軽い
・揚げてから時間をおいても水分が出にくい
【卵なしの天ぷらの特徴】
・硬めの食感に仕上がる
・衣の味があっさりとしている
卵は衣と具材のつなぎにもなるので、サクサクしたあるいはふんわりした天ぷらを食べたい時には卵を使うのがおすすめです。具材の味を楽しみたい、あっさりめの天ぷらが食べたい時には卵なしにするとよいでしょう。同じ天ぷら粉で卵を使う、使わないもの両方を揚げて食べ比べてみると好みがわかるのでおすすめです。
卵の代わりにマヨネーズを使うのがおすすめ
市販の天ぷら粉を使う際には、卵の代わりにマヨネーズを使いましょう。マヨネーズに含まれているレシチンと呼ばれる成分が衣に気泡を作るので、サクサクした食感に仕上がるからです。また天ぷらを揚げる際にマヨネーズに含まれている乳化された植物油も温められ、衣の温度が上がります。その過程で衣に含まれている水分が蒸発し、サクサクした衣になります。
しかし天ぷら粉にマヨネーズをまとめて入れると、分離しやすいとのデメリットがあるのです。卵代わりにマヨネーズを入れる際には、少量ずつ天ぷら粉に加えてなじませるのがポイントです。天ぷらを作ろうとして卵が切れていた時も、マヨネーズで代用してみてください。