イカのアニサキスがいる確率は?沖漬けはいない?調理時の注意点も紹介!
イカにアニサキスがいる確率はどのくらいなのでしょうか?<沖漬け・塩辛・醤油漬け>などには寄生虫がいないのかも気になりますよね。今回は、<スルメイカ・アオリイカ>などのイカにアニサキスがいる確率を、食べたら現れる症状とともに紹介します。イカを<刺身・踊り食い>で食べる時のアニサキスの<ブラックライトを使った見つけ方>や、<焼く・加熱・さばき方>などの調理・処理の注意点も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- イカにアニサキスがいる確率はどのくらい?沖漬けはいない?
- イカにアニサキスがいる確率は統計はないもののかなり高い
- イカのアニサキスは沖漬け・塩辛・醤油漬けなどにしても死滅しない
- イカは活き・刺身・踊り食いなど生で食べる機会が多くアニサキスなど寄生虫に要注意
- イカや沖漬けでアニサキスの食中毒を避けるには?見つけ方や調理・処理方法は?
- ①内臓は速やかに取り除く
- ②食べる前に目視で確認する
- ③よく噛む・細かく刻む
- ④冷凍する
- ⑤焼くなどで加熱する
- イカや沖漬けのアニサキスを食べたらどんな症状が現れる?対応はどうするべき?
- イカや沖漬けのアニサキスを食べた場合の症状
- イカや沖漬けによる食中毒が疑われる場合は速やかに病院を受診
- イカや沖漬けにはアニサキスがいる可能性が高いので十分に気をつけよう
イカを冷凍することも、アニサキスの食中毒を避けるのに有効な方法です。アニサキスは-20℃の環境に24時間以上置かれて冷凍されると、死滅する性質があるためです。ただし、家庭用の冷凍庫は-18℃に設定されていることが多いため、最低でも48時間は冷凍庫に入れるようにしてください。
イカを沖漬けや刺身、醤油漬けなどで食べたい時は、調味料に漬けた後に冷凍し、その後解凍して食べるのがおすすめです。
(*アニサキスを冷凍で死滅させる方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
⑤焼くなどで加熱する
イカを十分に焼くなどして加熱調理すると、アニサキスによる食中毒のリスクを避けることができます。アニサキスは60℃で1分、または70℃で加熱すると死滅する性質があるので、イカの身の中心部がこの温度に達してから指定の時間まで十分に加熱してください。この観点から、焼きイカや煮付け、イカフライなどは比較的安全に食べられる料理だと言えます。
ただしイカを60℃以下で加熱する低温調理を行った場合、アニサキスを死滅させることができないため、このような調理は避けましょう。
(*アニサキスを加熱後に食べてもよいかどうかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
イカや沖漬けのアニサキスを食べたらどんな症状が現れる?対応はどうするべき?
イカや沖漬けにいるアニサキスを誤って口にした場合、どのような症状が現れるのでしょうか。ここでは、イカや沖漬けのアニサキスを食べた時の症状例や、症状が出た時の対処法について紹介します。
イカや沖漬けのアニサキスを食べた場合の症状
イカや沖漬けのアニサキスを食べると、以下のような症状が現れる恐れがあります。
・胃痛
・嘔吐
・腹痛
・頭痛
・発熱
アニサキスを食べて人の腸内に侵入すると、腸の粘膜を刺激して下痢の症状が起こる場合があります。また、アニサキスが胃の粘膜を刺入した場合、胃アニサキス症を発症して強い胃痛や嘔吐などを伴うことがあります。
さらにアニサキスが腸の粘膜を指すと、腸アニサキス症を引き起こして腹痛や下痢、血便などの症状として現れ、悪化すると腸閉塞の原因にも繋がるため注意が必要です。アニサキスによる食中毒の腹痛などの症状とともに、頭痛や発熱を併発することもあると言われています。
アニサキスを食べても人によっては無症状で済むこともありますが、蕁麻疹や呼吸困難などといった重い症状が現れる人もいます。
イカや沖漬けによる食中毒が疑われる場合は速やかに病院を受診
イカや沖漬けを食べてアニサキスによる食中毒のような症状が現れたら、速やかに病院を受診しましょう。アニサキスは体内に侵入した後に1週間以内で死滅するので、痛みが弱ければ市販の痛み止めを飲んで様子を見ても問題ありません。しかし、まれに重篤な症状が現れる場合もあるため、症状が重い場合は病院を受診して内視鏡検査を受けてください。
イカや沖漬けにはアニサキスがいる可能性が高いので十分に気をつけよう
イカは弾力のある食感やみずみずしい口当たりが美味しい魚介類で、イカを醤油やみりんに漬け込んだ沖漬けもおつまみとして人気があります。イカや沖漬けにはアニサキスがいる確率が高いため、十分に注意しなければなりません。イカを沖漬けなどで生食する際には、目視で確認するか加熱や冷凍など適切な調理を行い、安全に美味しく食べてください。