関東・関西でおでんに違いがある?出汁の味・具材など比較して紹介!
関東・関西のおでんの特徴を知っていますか?今回は、関東・関西のおでんを、<出汁>の味の濃さや<牛すじ・ちくわぶ>など具材の特徴の違いを比較しつつ紹介します。関東以外の日本各地のおでんをレシピと紹介するので参考にしてみてくださいね。
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関東のおでんの特徴は?関西と違うって本当?
地域によっておでんの味に特徴があることを知っていますか。関東のおでんと関西のおでんは何が違うのでしょうか。全国各地のおでんの特徴を出汁や具材を見ながら紹介していきます。
関東・関西のおでんの違いは?味・具など比較!
夏が終わりに近づくと、コンビニではおでんが販売されます。コンビニおでんは関東や関西など地域によって、変わっています。関東のおでんと関西のおでんの特徴を比較していきましょう。
①出汁・味付け
関東風おでんと関西風おでんは以下の通り味付けや見た目の色が大きく異なります。
【関東風】
・かつお節と昆布出汁
・濃口醤油、みりん、酒で調味する
【関西風】
・かつお節と昆布出汁
・薄口醤油と塩で調味する
関東風おでんは濃口醤油を使うため、色が濃い仕上がりになります。みりんや酒も入るため、甘辛い味付けになります。関西風は関東同様かつお節と昆布出汁ですが、薄口醤油と塩で調味するため、薄色で出汁の味が際立つ仕上がりです。
②具材
関東・関西で人気のある具材を比較しながら、紹介します。
【関東風】
・ちくわぶ
・はんぺん
・すじ
・焼き豆腐
【関西風】
・牛すじ
・タコ
・厚揚げ
・飛竜頭(ひりょうず)
関東のおでんでは練り物が多く入ります。ちくわぶとはちくわとは異なり、小麦粉と塩で作るちくわの形をした麩です。すじは、白身魚のすり身とサメの軟骨で作る練り物です。
関西のおでんは、練り物以外の肉や魚介が入ることが特徴となっています。飛竜頭とは、関東ではがんもどきと呼ばれます。牛すじやタコを入れることで薄めの出汁に旨味が加わり、しっかりとした味わいの仕上がりです。
(*おでんの具材人気ランキングについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
③作り方・煮込み具合
関東のおでんではちくわぶやすじをいれます。ちくわぶは小麦粉と水、塩を捏ねて作るちくわと似た形のお麩です。下茹でをすることで、粉っぽさがなくなり、もっちりとした食感を楽しむことができます。
すじとは関西のおでんに入る牛すじとは異なり、魚のすり身と鮫の軟骨で作る練り物です。ちくわやまる天などと同じタイミングで鍋に入れましょう。
関西のおでんにはいる牛すじは、2回下茹でを行います。1回目はアク抜きのために、2回目は柔らかくするためです。下茹でが終わった牛すじは初期段階でおでんの鍋に入れて煮込みます。また、関西のおでんでは鯨が入ることも特徴です。コロと呼ばれる鯨の皮下の部位や、さえずりという鯨の舌をおでんに入れます。
さらに、関西のおでんではタコも具材の1つです。下茹でをすることで、蛸の赤みが出汁に色移りするのを防ぐ効果があります。牛すじ同様、早い段階でおでん鍋に入れて出汁を取ります。
関東・関西のおでんのおすすめレシピは?
関東風おでんと関西風おでんの違いを理解したところで、自宅で作れるおすすめレシピを紹介します。
①関東風おでん
かつおだしをベースに濃口醤油、みりんで調味する本格関東風おでんのレシピです。ちくわぶやすじを入れて、関東の味を楽しんで下さい。