ピルピルとは？タラを使ったスペイン料理？アヒージョとの違いも紹介！

アヒージョに似ているピルピルとは聞き慣れない料理で、知らない人も多いのではないでしょうか。今回はピルピルとはスペイン料理なのか、作り方や材料も紹介しながら詳しく説明します。

ピルピルとはバカラオ・アル・ピルピルのことで、白身魚のタラを使用したスペインのバスク地方の郷土料理です。ピルピルとは、スペイン語の意味として油がはねた時に出る音で、タラとオリーブオイルが鍋の中で奏でる音を指します。

ピルピルの特徴は干しダラをオリーブオイルで長時間かけて煮て、タラの旨味とゼラチン質を引き出し、乳化させる調理法です。ピルピルとはタラを使う料理ですがタラ以外だと、エビやいかなどを使っても美味しく食べられます。

スペイン料理のピルピルは、皮付きのタラを使うことでゼラチン質が溶けだしとろみのある濃厚なソースが出来上がります。このソースはタラの旨味とニンニクの香りが豊で、淡泊なタラととてもよく合います。

ピルピルはあまり知られていないスペイン料理ですが、アヒージョは日本でも人気のあるスペイン料理です。ここでは、ピルピルとアヒージョは、どのように違うのかを作り方とあわせて紹介します。

ピルピルとはゆっくりと時間をかけて具材に火を通す料理で、アヒージョは具材に素早く火を通す料理です。食べ方の違いは、ピルピルは乳化したクリーム状のソースでそのまま美味しく食べる事ができ、アヒージョは香りのついたオリーブオイルにバッケットなどを付けて食べます。

（＊アヒージョについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）

タラのピルピルは、材料があればプロの味を自宅で簡単に作れます。ここでは、自宅キッチンでできるピルピルの材料と作り方や手順を紹介します。