しし鍋とは?ぼたん鍋と違いは?下ごしらえや作り方・レシピを紹介!
しし鍋とはどんな鍋か知っていますか?ぼたん鍋と違いあるのでしょうか?今回は、しし鍋の〈味・出汁・具材〉など特徴や、イノシシ肉の〈下ごしらえ・臭み取り〉など美味しい作り方・レシピについて紹介します。しし鍋のより美味しい「しめ」の食べ方についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- しし鍋とは?どんな味?ぼたん鍋と違いはある?
- しし鍋とはイノシシのお肉を使った鍋料理
- しし鍋・イノシシ肉の味わいは?美味しい?
- しし鍋とぼたん鍋の違いはない
- しし鍋の美味しい作り方は?下ごしらえは必要?
- イノシシのお肉は下ごしらえ「臭み取り」が必要
- しし鍋のイノシシ肉以外の具材・下ごしらえ
- しし鍋の作り方・手順
- しし鍋のアレンジレシピ3選!味噌以外の出汁も!
- ①甘辛い醤油味のしし鍋
- ②ごぼうの旨味が加わるしし鍋
- ③にんにくが効いた臭みがない味噌味
- しし鍋のより美味しい食べ方は「しめ」がおすすめ!
- ①雑炊
- ②うどん
- ③卵かけごはん
- しし鍋以外でしし肉の柔らかい・美味しい食べ方も知っておこう
- しし鍋は下ごしらえをしっかりしたら美味しい!
しし鍋とは?どんな味?ぼたん鍋と違いはある?
ジビエを使った料理の中にしし鍋がありますが、どのような味なのでしょうか。ぼたん鍋とも言われることもあり、違いが分からないと言った声もあります。まずは、しし鍋に使われる肉は何なのかや、味わいについてを紹介します。
しし鍋とはイノシシのお肉を使った鍋料理
しし鍋とはイノシシの肉を使った鍋料理のことで、兵庫県の丹波篠山地方が発祥となっています。明治時代に旧日本陸軍がこの地域に設置され、産地であるイノシシの肉を使って味噌汁にしたことが始まりです。その後、出汁が加わるなどのアレンジがされ、全国各地で食べられるようになりました。
しし鍋・イノシシ肉の味わいは?美味しい?
しし鍋はイノシシの肉の旨味が存分に感じられ、脂身があり味噌のコクと相まってまろやかな味わいが特徴です。野菜の水分で鍋を作っていくため野菜の旨味も感じられ、より美味しく食べられます。ただし、イノシシは野生動物であるため、肉の臭みが強くしっかり下処理する必要があります。
腹よわボーイ
@nori7770
まるで純喫茶のような内装が素敵な「レストハウス げんごろう」で絶品のしし鍋を食す。鍋とは言うが水は張られておらず、野菜の水分で煮る感じ。デフォルトでご飯と卵がついてくるので、すき焼きのように食べる。丁寧に処理された猪肉は柔らかく、臭みなど全く感じない。
噛むほどに広がる脂の旨味…
およしちゃん
@oyoshi_gujo
今晩は「しし鍋」を頂きましたよ〜☆
郡上は知る人ぞ知る猪肉の日本三大名産地!
木の実をたんと食べて育ったイノシシさんの良質なお肉を地みそをベースに胡桃等でまろやかに仕込んだ秘伝のスープで煮込んでいただく・・・これぞ郡上の冬の味覚!贅沢や〜♪
(≧∀≦)
しし鍋とぼたん鍋の違いはない
しし鍋は別名としてぼたん鍋と呼ばれることがありますが、明確な違いはなく、使う野菜や調味料も同じものです。イノシシの肉をぼたんと呼ばれる由来は諸説あり、イノシシの肉が他の肉に比べて赤みが強く、牡丹の色に似ているからと言った説があります。また、日本の図柄に牡丹に唐獅子のように、相性が良いからと言った説もあるようです。
しし鍋の美味しい作り方は?下ごしらえは必要?
イノシシの肉は他の肉とは違いスーパーなどでは手に入らず、知り合いからもらったりジビエの専門店で購入したりと、少し変わった方法で入手します。そのため初めてイノシシのお肉を扱うときは、少々戸惑うかもしれません。ここではしし鍋を作るときの、下ごしらえを紹介します。
イノシシのお肉は下ごしらえ「臭み取り」が必要
イノシシの肉は臭みが強く、そのままでは食べにくいものです。臭み取りの方法はいくつかありますが、その1つを紹介します。
1.生肉を冷凍し使う前日に取り出す
2.ぶつ切りにして50度のお湯に浸ける
3.流水で洗う
こちらは塊肉の臭みの処理をする方法で、冷凍してから冷蔵庫で解凍しゆっくり溶かすことで血抜きされ、簡単に臭みが取れます。50度のお湯に浸けることでより臭みが取れ、浸ける時間も5分程度と短時間で済みます。しし鍋に使う場合は大きいままでは硬いため、ぶつ切りの大きさを小さめにするか、薄く切るなどの工夫が必要です。
(*イノシシ肉の下処理について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
しし鍋のイノシシ肉以外の具材・下ごしらえ
しし鍋に使われる野菜などの具材の下ごしらえは、以下のようになります。
・焼豆腐:一口大程度に切る
・白菜:ざく切りに食べやすくする
・長ネギ:斜め切り
・人参:輪切り
・えのき:石つぎを落としてほぐす
・つゆ:ベースは味噌でその他の調味料と合わせる
上記が基本的なしし鍋の具材ですが、大きな決まりはないため、しいたけやゴボウのささがきを使っても構いません。汁も味噌が定番となっていますが、クルミペーストを混ぜるほか、醤油味や出汁を効かせたものでも美味しく食べられます。