はちみつは賞味期限切れでも食べれる?開封後は危険?保存で日持ちさせるコツも解説!
はちみつの賞味期限の目安を知っていますか?腐ることはあるのでしょうか?今回は、はちみつが賞味期限切れでもいつまで食べられるのか、腐ったときの見分け方とともに紹介します。開封後のはちみつの正しい保存方法や、腐らせないために注意すべきことも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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はちみつは腐る?腐らない?
日本の法律上、賞味期限を設定し記載することが決まっており、多くのはちみつの賞味期限は2、3年と設定されています。はちみつは量が多い割に使う機会が少なく、賞味期限切れになって数ヶ月後に気づくことも少なくないでしょう。しかし、「はちみつが腐る」といった話はあまり耳にしません。
はちみつが腐ることはあるのでしょうか?はちみつが賞味期限切れでもいつまで食べられるかとともに、紹介していきます。
はちみつの賞味期限切れはいつまで食べられる?
はちみつを購入して、気がついたら賞味期限が過ぎていたという場合、品質の劣化はみられるのでしょうか。まずは賞味期限の定義から紹介していきます。
賞味期限の定義
食品には、食中毒などの心配なく安全に食べられる期間を表す消費期限と、品質が変化せずおいしく食べられる期間を表す賞味期限が決められています。これは、未開封かつメーカー推奨の正しい保存方法を守っていた場合に、その食品の品質を保証することができる期限です。一般的に、日持ちしない食材は消費期限、それ以外は賞味期限が設定されていることが多いです。
消費・賞味期限共に、試作品の段階で味や見た目・微生物の繁殖具合などの検査を行い、日持ちする最大の日数を調べ、そこに安全係数の0.8を乗算して出た日数が設定されます。そのため、1〜2日過ぎても食べられることが多いです。(※1)
はちみつは基本的に腐らないため長期間食べられる
はちみつは糖度が高く、細菌の繁殖に必要な水分もほとんど含まれていないため傷みにくい食品です。はちみつに含まれるグルコースオキシターゼという酵素にも、菌の侵入や繁殖を防ぐ作用があります。
また、はちみつを作るミツバチの唾液にははちみつを酸性にする作用があるので、菌が繁殖することができません。天然のはちみつは弱酸性の食品であり、はちみつ自体に殺菌作用があるので、賞味期限切れでも腐ることはほとんど無いと考えられます。(※2、3)
(*はちみつが腐らない理由について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
はちみつが腐るとどうなる?原因は?
腐りにくいはちみつですが、稀に腐ることがあります。腐らせてしまったはちみつを誤って食べることの無いように、腐った場合どうなるのか紹介します。
はちみつが腐ったときの特徴
はちみつが腐ると、見た目や臭いはどうなるのでしょうか。下記の様な状態となった場合は、注意が必要です。
・カビが生えている
・異臭がする
・酸味がある
はちみつは腐ると臭いが一気に変化するため、臭いで確認するのが手軽で確実です。少しでも酸っぱい臭いがしているなら、腐っている可能性があるので食べないようにしましょう。また、はちみつの表面に現れる白い斑点は、カビではなく結晶化しているだけの場合があります。結晶化は傷みから現れる訳ではないので、食べることも可能です。
時間が経ったはちみつですと、茶色や黒色に変色していることがあります。これらはカラメルや糖とタンパク質の化学変化で起こる現象でもあるため、未開封であれば一概に腐っているとは言えません。しかし、開封済みのはちみつの場合は雑菌の侵入の心配もあるので、変色するまで時間の経ったものは食べない方が無難です。
(*はちみつの白い点々とカビの見分け方について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
(*はちみつが臭い場合の腐敗との見分け方について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)