はちみつは賞味期限切れでも食べれる?開封後は危険?保存で日持ちさせるコツも解説!
はちみつの賞味期限の目安を知っていますか?腐ることはあるのでしょうか?今回は、はちみつが賞味期限切れでもいつまで食べられるのか、腐ったときの見分け方とともに紹介します。開封後のはちみつの正しい保存方法や、腐らせないために注意すべきことも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
はちみつが腐る原因と開封後の対処法
はちみつが腐る原因には、次のようなことが挙げられます。
・糖度が低い
・水飴などの混ぜ物が入っている
・水分が入り込んでしまった
・清潔でないスプーンを使ったことによる雑菌の侵入
はちみつは腐りにくい食材ですが、水飴などの添加物が入っている場合、この添加物の傷みから腐ることもあります。はちみつを選ぶ際は、純度が高い物を購入するようにしましょう。はちみつを使う際には、水分や雑菌の混入に注意し、清潔な食器で取り扱うことが大切です。
はちみつの開封後の保存方法は?
店頭で常温で売られているはちみつですが、開封後も常温保存で良いのでしょうか。適切な保存方法を紹介します。
はちみつの冷蔵・冷凍保存は避ける
はちみつは、約15度を下回る低温で保存した場合に、白く結晶化して固まることがあります。これははちみつの成分のブドウ糖が結晶化しているだけなので、品質上は問題なく食べることが可能です。しかし、はちみつのとろみが無くなってしまい使いづらくなるので、低温での保存は避けた方が良いでしょう。
(*はちみつは冷蔵庫で保存できるかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
はちみつは常温保存がおすすめ
はちみつは、開封前後にかかわらず常温保存がおすすめです。適した場所に保存し、品質をキープしましょう。以下のはちみつを保存する際のポイントを守りましょう。
・高温多湿を避ける
・においの強い物を近くに置かない
・陶器の容器がおすすめ
はちみつは湿気やにおいを吸いやすいので、風通しの良い場所に置いたり、除湿剤を近くに置くのも方法の1つです。また、はちみつの酵素によって作られる殺菌成分は光や熱に弱いので、遮光性のある陶器の容器に保存するのが良いでしょう。入れ替える時は、容器の除菌と水分の除去を徹底してください。
はちみつは腐ることはなくても、長期間保存していると風味は落ちてきます。新鮮なものはヨーグルトやパンケーキにかけたり、紅茶に入れるなど生で食べるものに使い、古いものは煮物などの料理に使うと無駄なく使用できます。
はちみつが固まっているときはどうする?
冬場などは、常温で保存していても結晶化している場合があります。その場合はどうすれば良いのでしょうか。
固まったはちみつを湯煎すれば問題ない
はちみつの味や風味を損なうことなく元の液体状に戻すには、湯煎が効果的です。60度くらいのお湯を用意し、そこに容器ごとはちみつを入れて湯煎します。お湯を使うので、はちみつの中に水が入らないように注意して下さい。
湯煎する際に完全に溶かさないと、再度結晶化してしまう可能性があります。結晶化を繰り返すと品質の劣化に繋がるので、溶かすときは完全に溶かしきりましょう。
少量だけ溶かしたい場合や、湯煎が面倒なときは、電子レンジを使うことも可能です。しかし、電子レンジは加熱ムラが起きやすいため、品質が劣化してしまうのでおすすめはできません。どうしても電子レンジを使いたい場合は、耐熱容器にはちみつを移し、様子を見ながら少しずつ加熱して下さい。
(*はちみつが固まる理由について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)