はちみつを冷蔵庫はだめ？正しい保存方法は？入れてしまった時の対処法も解説！
はちみつの冷蔵庫での保存はだめだと知っていますか？今回は、はちみつを冷蔵庫で保存がだめな理由と入れてしまった場合の対処法にくわえ、正しい保存方法を紹介します。はちみつの賞味期限や腐るとどうなるのかも紹介するので参考にしてみてくださいね。
（このページにはPRリンクが含まれています）目次
はちみつを冷蔵庫で保存はだめなの？
お菓子やおかず、ドリンクなど、汎用性が高く使用場面も多いはちみつは、長期保存が可能で便利な調味料の1つです。しかし、開封後のはちみつは常温保存か冷蔵保存か悩む人も少なくありません。ここでは、はちみつの正しい保管方法や避けるべきこと、腐った場合にどのような変化が現れるかなどについて詳しく解説します。
はちみつは低温で固まる・結晶化する性質がある
はちみつは低温で固まり結晶化する性質がありますが、中でも特に結晶化しやすいものは以下から採取されるはちみつです。
・蓮華
・菜の花
・ひまわり
はちみつは大きく分けて草花から採取される花蜜と、樹木から採取される花蜜に分けることができ、草花はちみつの方が固まりやすい傾向にあります。さらに、はちみつの主成分は水分、ブドウ糖、果糖で、水分が少なくブドウ糖が多いものほど固まる性質があります。
樹木のはちみつと比較し、草花のはちみつはブドウ糖の含有量が多いため、結晶化しにくいはちみつが欲しい場合は、ラベルを見てはちみつの種類を確認してみてください。また、白い結晶は賞味期限に関わらず現れるので、カビや腐敗と勘違いしないよう気をつけましょう。
（＊はちみつが固まる理由について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）
はちみつを冷蔵庫に入れてしまった…常温に出してOK？
もしはちみつを冷蔵庫に入れてしまった場合、その後常温に戻しても品質は保たれるのでしょうか。ここでははちみつを冷蔵保存した場合に起こる状態の変化や、元の状態に戻す方法について紹介します。
はちみつを冷蔵庫から常温に戻しても問題ない
はちみつは冷蔵庫から常温に戻しても品質に問題はありません。天然のはちみつは3000年以上も前から殺菌効果が高い食材として重宝されていたほど、品質の安定した調味料です。再度温度の高い場所へ移すことで元の状態に戻せるため、誤って破棄しないようにしましょう。
結晶化したはちみつは「湯煎」でも元に戻る
結晶化したはちみつを元に戻す際に最もおすすめの方法が湯煎です。はちみつのビンの蓋をゆるめ、水を入れた鍋に入れてじっくり温めながら溶かしてください。熱湯に瓶を入れてしまうとガラスが割れてしまう場合があるため、必ず低温からゆっくりと加熱することがポイントです。
すぐ使いたい場合はレンジで温める方法もありますが、温度が60度以上になると成分が変わり風味や粘度が変わってしまうので十分注意しながら加熱しましょう。
はちみつの正しい保存方法は？
温度の低い場所では結晶化してしまうはちみつはどのように保存するのが正しいのでしょうか。ここでは、はちみつの保存に適した条件や保存容器などについて詳しく解説します。
はちみつは夏でも常温保存でOK
はちみつは温度が15度前後になると白く結晶化するため常温保存がおすすめです。多くの調味料や食材は、高温多湿な環境に弱いですがはちみつは夏に常温保存しても腐敗や劣化の心配はありません。ただし、秋の終盤から冬にかけての寒い季節は常温でも固まるため、結晶化した場合は再度温め、溶かしてから使用しましょう。
また、プラスチック製の容器は空気中の水分を通しはちみつを発酵させたり、他の食材のにおいを通す可能性があります。プラスチック製の製品を購入した場合は開封後、ガラス瓶に移し替えて保存することで湯煎しやすくなり、風味を落とさずに食べ切ることができます。ガラス瓶を選ぶ際は蓋がプラスチックでないものを選ぶようにしましょう。