キスの刺身はうまい?アニサキス・寄生虫の危険性は?捌き方も紹介!
キスの刺身はうまいのでしょうか?いつまで食べれるかも気になりますよね。今回は、キスの刺身の<味・値段・鮮度>など特徴を、寄生虫(アニサキス)の危険性とともに紹介します。キスの刺身は寝かせるべきかや、さばき方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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キスを生刺身で食べたい…味はうまい?値段は?
キスは淡白で癖のない味わいから、焼き魚や天ぷらにして親しまれることが多い魚です。では、キスは生刺身で食べることができるのでしょうか。ここではキスを生刺身で食べられるかどうかや、その味わい、値段について詳しく解説します。
キスの刺身の味わい
キスの刺身は淡白でありながら、ほんのり甘みを感じる上品な味わいです。天ぷらにすることが多い品種ですが、釣ったばかりの新鮮なものは特に旨味やコクがあるため、刺身にすると絶品です。
キスの刺身の旬・値段
キスにはアオギス、モトギス、シロギスなど様々な種類がありますが、一般にキスというとシロギスを指します。キスは初夏から初秋の間に産卵期を迎えて脂が乗るため、旬はこの時期とされています。
スーパーで刺身用のキスが売られていることは稀ですが、販売されている場合は100g約500円程度が相場です。キスは新鮮であるほど甘みが強いため、釣りや市場で手に入った場合は、新鮮なうちに捌いて刺身で食べてみましょう。
(*キスの美味しい食べ方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
キスを刺身で食べる時の注意点は?寄生虫(アニサキス)が危険?
刺身で食べても美味しいと言われるキスですが、食べる際にどのようなことに注意すればよいのでしょうか。ここではキスを刺身で食べる場合の鮮度の見極め方や、寄生虫の危険性などについて詳しく解説します。
①寄生虫(アニサキス)による食中毒の危険性
寄生虫の一種であるアニサキスは、以下の条件で死滅します。
・加熱する
・冷凍する
アニサキスの幼虫は60度の環境下で1分、70度の環境下では一瞬で死滅するため、食中毒を避けるためには加熱調理がおすすめです。また、低温にも弱く、-20度以下で24時間以上の環境で死滅します。ただし、家庭用の冷凍庫では-20度以下にならないものがあるため、刺身を冷凍する際は48時間以上の冷凍が推奨されています。
アニサキスは体長2〜3cmのため、寄生虫の中でも目視での確認が容易です。魚の鮮度が落ちるにつれて内臓や筋肉へ深く侵入するため、できる限り鮮度の高いものを選び、刺身にする場合はすぐに内臓を取り除くことが重要です。
(*アニサキスの見つけ方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②鮮度の良いキスを選ぶ
キスを刺身で食べる際は、以下のポイントに注目して鮮度の良いものを選びましょう。
・目が澄んでいるもの
・透明感があり赤みがかったもの
・触って硬いもの
・鱗が綺麗についているもの
キスはいつまでも放置しておくと、目が濁ったり、鱗が剥がれたり、身が白っぽく変色したりと様々な変化が起こります。新鮮なキスを選ぶ際は、目や身に透明感があり、鱗が綺麗についてほんのり赤みを感じるものを選びましょう。
また、古くなったキスの身は柔らかく、お腹が破れやすい傾向があるため、触って弾力があるものを選ぶのがおすすめです。刺身で食べる場合は特に鮮度が重要となるため、見極めのポイントをしっかりおさえましょう。
③寝かせるのは非推奨
多くの魚は刺身で食べる場合、数日寝かせて熟成させることで旨味が増すと言われていますが、そのためには高度な衛生管理が大切になります。キスを刺身で寝かせる時間が長いほど、雑菌や食中毒菌の繁殖リスクが上がるため、一般の家庭ではキスの刺身を寝かせることはおすすめできません。