パエリアはお米が大事!種類や炒める・洗う必要は?硬い時の対処法も紹介!
パエリア作りには「お米」が大事だと知っていますか?今回は、パエリアの米の種類のおすすめや〈洗う・洗わない〉の下処理〜〈炒める・炒めない〉の調理のコツを、作り方とともに紹介します。パエリアの米が硬い・芯が残った時の原因・対処法についても紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
パエリアの作り方を調べると、米を炒めてからスープと一緒に炊き上げるもの、炒めずにそのままスープで炊き上げるものがあります。パエリアの米を炒める、炒めないはどちらが正解なのでしょうか。ここからは、パエリアの米を炒めるのどうかと炊く必要はあるのかを説明します。
パエリアの米を炒める・炒めないは米の種類による
パエリアの米を炒めるのには、以下ようなの理由があります。
・ジャポニカ米を使っている
日本で流通しているジャポニカ米を使う場合は、油で米をコーティングさせ、粘りを出にくくさせる必要があるため炒めてから調理します。ジャバニカ米やインディカ米など、粘り気の少ない米を使う場合は炒める必要はありません。
ちなみにパエリアの米は炊く必要もない
スペイン料理のパエリアは、具材から出る旨味の詰まったスープを米に吸わせ炊き上げるので、調理前に米を炊く必要はありません。炊いた米を使うと、出汁の効いたスープを吸わず雑炊のような食感になるので注意してください。
パエリアの美味しい作り方・レシピを紹介!
ここからは、パエリアの美味しい作り方を紹介します。パエリアは通常、パエリア鍋という専用のフライパンで作りますが、家庭用のフライパンでも作れるので参考にしてください。
材料
・米
・あさり
・海老
・玉ねぎ
・トマト缶
・パプリカ
・にんにく
・オリーブオイル
・サフラン
・コンソメ
・白ワイン
・水
・塩胡椒
作り方・コツ
パエリアの作り方は、以下の手順を参考にしてください。
1、あさりは洗って塩水に漬け、砂抜きをする
2、にんにくと玉ねぎはみじん切りに、パプリカは短冊切りにする
3、鶏肉は食べやすい大きさに切り、塩胡椒で下味をつける
4、水、白ワイン、コンソメ、サフランを合わせて20分ほどおく
5、フライパンにオリーブオイルを入れ、にんにくを炒める
6、にんにくの香りが出たら玉ねぎを加えて炒める
7、鶏肉とパプリカを加え、火が通ったら取り出しておく
8、米、スープ、トマト缶をフライパンに加え全体に馴染ませる
9、あさり、鶏肉、海老を入れ強火で沸騰させる
10、沸騰したら蓋をして、弱火で15分前後加熱する
11、フライパンの蓋を開け、パプリカを並べて蓋を戻して15分ほど蒸らす
12、蒸らし終えたら強火で1分半加熱させる
米2合に対して、直径26cmのフライパンを使用して調理するのがおすすめです。米をスープで炊く際は、水分がなくなるまで加熱をしてください。米に芯が残って硬い場合は、蒸らし時間を伸ばすなどして調整をしましょう。
サフランがない場合は、ターメリックで代用ができます。殻付きの海老を使用する場合は、下処理を行ってから加えてください。
パエリアの米が硬い・芯が残った時の原因・対処法も知っておこう
パエリアの米が硬かったり、芯が残ったりするのは何が原因なのでしょうか。ここからは米が硬い、米の芯が残るなどの原因と対処法を紹介します。
パエリアの米の硬い・芯が残る原因は「煮込み不足」
パエリアの芯が残ったり、米が硬くなったりするのを防ぐコツや対策は以下の通りです。
・フライパンなど平たい鍋で調理する
・火加減と加熱時間を守る
米を炊く際に水分がしっかり対流するよう、フライパンのような平たい鍋で調理をしてください。味見をして米が硬かったり、芯が残っていたりする場合は加熱時間を伸ばしましょう。
パエリアは、弱火で米を炊くよう記載されているレシピが多く、強火で行うと米が炊ける前に水分が飛んでしまいます。そのため、レシピに記載されている火加減や加熱時間を守って調理することが大事です。
パエリアの米で失敗した時はリメイクで対処しよう
パエリアの米が上手に炊き上がらなくても、以下のようなリメイクで美味しく食べられるので安心してください。
・ドリア
・リゾット
・ライスコロッケ
米に芯が残って硬いパエリアになった場合は、リゾットなど多めの水分で調理する料理にリメイクするのがおすすめです。リゾットは、パエリアの水分が多すぎてべちゃついてしまった時にもおすすめの対処法です。
ドリアは、米にパエリアの味がしっかりとついているのでホワイトソースとチーズをかけて焼くだけで簡単に美味しくリメイクできます。ライスコロッケは小麦粉を混ぜ再加熱し、丸く成形をして衣を付けて揚げるだけです。