舞茸の賞味期限・日持ちは?腐るとどうなる?見分け方・保存方法も紹介!
【野菜ソムリエ監修】舞茸の賞味期限はいつまでか知っていますか?今回は、舞茸の賞味期限の目安を<冷蔵・冷凍・乾燥>など保存方法別に比較し、〈水っぽい・白カビ〉など腐ったときの特徴・見分け方も紹介します。舞茸の賞味期限を延ばす保存方法や、新鮮な舞茸の特徴も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
②冷凍で保存する方法・期間
舞茸を冷凍保存する際は、以下のポイントを守って行いましょう。
・食べやすい大きさに切る
・切ったものをフリーザーバッグに入れて保存する
・薄く平らになるように袋に入れて冷凍する
・解凍せずそのまま調理する
・賞味期限:1か月
舞茸は、冷凍保存の場合には切り分けた状態で保存できるため、料理に使う際も便利でしょう。冷凍保存する際は、できるだけ急速に冷凍することで風味が落ちにくくなるので、金属のトレーに乗せて冷凍するか急速冷凍モードなどを使うのがおすすめです。
また、舞茸などのきのこ類は冷凍することにより細胞が壊れ、うまみ成分を増やすことができます。ただ、冷凍した舞茸を常温解凍すると水っぽくなってしまい、栄養も水分と一緒に流れ出てしまうので、凍ったまま使うようにしましょう。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
まいたけをカットする際には極力包丁など金気のものは使わず、手で食べやすい大きさに割くのがオススメです。
(*舞茸の冷凍保存について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
③乾燥させて保存する方法・期間
少し時間がかかりますが、舞茸は天日干しして乾燥させると長持ちし栄養価も上がるので保存食におすすめです。以下は乾燥保存のポイントです。
・食べやすい大きさに切り分ける
・ざるなどに並べて干す
・2~3日干してから保存袋に入れて冷蔵庫で保存する
・賞味期限:1か月
舞茸を干す際はカビが生えないように注意し、時々ひっくり返しながら干すと早く乾燥します。保存の際には、保存容器の中に乾燥剤を入れて保存するとより長持ちします。なお、乾燥させた舞茸を使う場合は1時間~一晩水に浸けて戻してから使いましょう。
また、舞茸は天日干しすることで旨味やビタミンDが増えることが知られています。調理する2~3時間前に少し干しておくだけで旨味や栄養価を上げることができるので、調理まで少し時間がある場合は天日干ししてから使うのがおすすめです。
④オイル漬けにして保存する方法・期間
舞茸をオイル漬けにすれば日持ちのする常備菜として活用できます。オイル漬けにする場合の材料・手順は以下の通りです。
【材料】
・舞茸2パック
・オリーブオイル300ml
・にんにく1片
【手順】
①オリーブオイルとスライスしたにんにくを火にかける
②にんにくの香りがしてきたら舞茸を入れてしんなりするまで加熱する
③清潔な瓶などの密閉できる容器に入れる
オイル漬けで保存する場合は冷蔵庫で1週間保存可能ですが、空気が入らないように瓶詰すれば、未開封の状態で1か月ほど保存ができます。オイル漬けにした舞茸は、醤油や塩で味付けをしてそのまま食べたりサラダやパスタに入れたりできるほか、調味料としても活躍します。にんにくと一緒に鷹の爪やローリエを加えてアレンジしても良いでしょう。
(*舞茸の保存方法について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
新鮮な舞茸の選び方は?
舞茸を長持ちさせるためには、購入時になるべく新鮮なものを選ぶことが大切です。ここでは、新鮮な舞茸の見分け方を紹介します。
①カサでの選び方
舞茸を選ぶときは、カサが濃い茶色で肉厚でしっかりしているものを選ぶようにしましょう。密集していてボリュームがあるものは、より品質が良い証拠です。なお、黒ずんでいたり萎びているものは傷み始めている状態なので避けましょう。また、白舞茸のように全体が元から白い品種もあるので購入時に品種を確認してください。
②軸での選び方
軸がピンとしていてハリがあり、白くて弾力がある舞茸は新鮮な可能性が高いです。逆に、軸が茶色く変色していたり、水分が出て柔らかくなっていると傷んでいる場合があるので選ばないようにします。舞茸はカサだけでなく軸の部分にも鮮度が表れるので、忘れずにチェックしましょう。
③その他
舞茸やパックに水滴がついている場合は、収穫から時間が経っている証拠です。水滴がついている舞茸は、傷みやすくあまり日持ちしないので選ばないようにしましょう。
ただし、パックに水滴がついた賞味期限間近の舞茸は割引されて販売していることがあり、仕方なく購入することもあるかもしれません。そのような舞茸を購入した場合は、なるべく当日中に食べきるようにしましょう。