梅干しを干した後の保存方法は?すぐ食べれる?梅酢の活用法も紹介!
梅干しは干した後どうするのでしょうか?すぐ食べれるのでしょうか?今回は、梅干しを干した後どうするのかを<梅酢>を使う・使わない場合など3つの保存方法を紹介します。梅干しを干した後のおすすめの保存容器・場所や使わなかった梅酢の用途も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
- 梅干しは干した後どうする?すぐ食べれる?
- まずは梅干しが完成しているかを確認
- 干した後の梅干しはすぐ食べられるが美味しくない
- 干した後は保存して6ヶ月寝かすのがベスト
- 梅干しを干した後の保存方法は?場所はどこが良い?
- ①空の容器で保存する方法
- ②梅酢の入った容器で保存する方法
- ③梅酢に一度漬けてから保存する方法
- 梅干しを干した後の保存容器のおすすめは?
- 梅干しを保存しておくのに適した容器の特徴
- おすすめ①かめ
- おすすめ②ホウロウ
- おすすめ③ガラス瓶
- 梅干しの保存に使わなかった梅酢はどうする?
- ①まな板の消毒・消臭
- ②掃除
- ③うがい
- 梅酢を使った料理①梅酢を使ったしば漬け風
- 梅酢を使った料理②梅酢のドレッシング
- 梅酢を使った料理③叩いた長芋と海苔の梅酢和え
- 梅干しを干した後は保存して熟成させよう
梅干しは干した後どうする?すぐ食べれる?
自家製の梅干しを作る際に、干した後にどうしたらよいのかに悩む人も少なくないようです。梅干しが予想以上に乾燥して、戸惑う人も珍しくありません。ここでは、自家製の梅干しは干した後すぐに食べられるのかについて説明します。
まずは梅干しが完成しているかを確認

まずは以下の特徴があるか念頭において、梅干しが完成しているか確認しましょう。
・梅干しの皮が柔らかい
・梅干しの皮表面のしわがつまめる
土用干しする場合は3日3晩にわたって、梅干しを干すのが基本です。干した後の梅干しがカラカラに乾燥していたとしても、触った時に上記の感触があれば問題ありません。干した後の梅干しを触る際には雑菌の付着をさせるため、手洗いして清潔な手で触れるよう徹底してください。
干した後の梅干しはすぐ食べられるが美味しくない
干した後の梅干しはすぐ食べらることはできるものの、美味しくはありません。干した直後の梅干しを食べると、表面が乾燥し青臭さを感じるのが一般的です。梅干しは保存容器に入れて冷暗所で保管する過程で、熟成して旨味が増すと覚えておきましょう。
あかいろのまこ
@akaironomako
夏から漬けたり干したりしてた梅干し
十分寝かしたので完成です!!
干した直後は酸っぱいというか、塩っぱかったけど
不思議と酸っぱく梅干しの味になってます!!やったーー!
やっぱ梅干しはお米と頂きます!!
干した後は保存して6ヶ月寝かすのがベスト
自家製の梅干しは6ヶ月以上は寝かせるのがベストです。表面が乾燥している梅干しであっても内部は水分を蓄えているので、保存容器のなかでしっとりしていきます。保存期間に3年を超えるとまろやかさが感じられるようになるので、試してみましょう。
梅干しを干した後の保存方法は?場所はどこが良い?

干した後の梅干しを長い期間にわたって保存すると考えると、容器や場所について心配になる人もいそうです。干した梅干しの保存方法も様々なので、やりやすいものを見つけたいところです。ここでは、干した後の梅干しの保存方法を詳しく説明します。
①空の容器で保存する方法
空の容器で保存する方法は、以下の通りです。
①空の容器に干した後の梅干しを入れる
②梅干しの間に赤ジソを挟む
③容器の蓋を閉める
ポイントは梅干しの乾燥を避けるために、密閉容器に入れることです。梅干しの間に挟む赤ジソは、乾いたままで問題ありません。この方法で半年以上の保存期間を設けることで、表面が乾いていながらも噛むとねっとりとした梅干しに仕上がります。
②梅酢の入った容器で保存する方法
梅酢の入った容器で保存する方法は、以下の通りです。
①空の容器に干した後の梅干しを入れる
②梅干しの間に赤ジソを挟む
③②に梅酢を流し入れる
④保存容器の蓋を閉める
初めて干した梅干しを容器に保存する場合は、市販の梅酢を利用するのも方法の1つです。密閉容器のなかに梅酢を戻すことで、色鮮やかな梅干しに仕上がります。食べるとみずみずしさも感じられます。
③梅酢に一度漬けてから保存する方法
梅酢に一度漬けてから保存する方法は、以下の通りです。
①干した梅干しと赤ジソを漬け込んでできた梅酢をボウルに入れる
②干した後の梅干しを①に数秒くぐらせる
③②を空の保存容器に移し替える
④③の梅干しの間に赤ジソを挟む
⑤容器の蓋を閉めて密閉する
ここで使う赤ジソは①の梅酢を取り出して残ったもので、干さずに絞って使うのがポイントです。干した後で乾燥した梅干しであっても、梅酢にくぐらせることでしっとりします。保存期間を経て、柔らかい食感の梅干しに仕上げたい場合におすすめの方法です。
(*梅干しの土用干し並びに天日干しは梅酢に戻すのかについて詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)
梅干しを干した後の保存容器のおすすめは?

干した後の梅干しを熟成させるにあたり長期間の保存が前提なので、雑菌が混入しない容器を選ぶのも大切なポイントです。ここでは梅干しを保存しておくのに適した容器の特徴とともに、おすすめ品を紹介します。
梅干しを保存しておくのに適した容器の特徴
梅干しを保存しておくのに適した容器の特徴は、以下の通りです。
・しっかりと密閉できる
・容器の口が広い
・食品用の容器である
梅干しは冷暗所で保存する期間が長期にわたるので、雑菌が混入できないよう密閉容器に入れるのが基本と前述しました。さらに梅干しを取り出す工程があるので、容器の口の広さも大事なポイントです。さらに食品用の安全面に配慮された容器を選び、干してカサが減った後は適したサイズに移し替えましょう。
おすすめ①かめ
梅干しを長期間にわたって保存するためにかめを使用するメリットとデメリットは、以下の通りです。
【メリット】
・酸や塩分に強い
・陶器の厚みにより、梅干しの温度を一定に保つ
・傷がつきにくい
・耐水性に優れている
・口が広くて梅干しを取り出しやすい
【デメリット】
・重量がある
・取っ手がなく動かしにくい
かつての日本では、かめで梅干しを保存するのが一般的でした。乾燥を避けながらも梅干しの塩分に影響されない安心感がある反面、重くて動かしにくいデメリットもあります。かめのサイズも様々ではあるものの、購入前に重量を確認しておくのがおすすめの保存容器です。
おすすめ②ホウロウ
梅干しを長期間にわたって保存するためにホウロウを使用するメリットとデメリットは、以下の通りです。
【メリット】
・酸や塩分に強い
・雑菌が繁殖しにくい
・匂い移りしにくい
【デメリット】
・傷つきやすい
・傷ついた場所がさびやすい
ほかの食品の匂い移りがしにくい保存容器として人気があり、酸や塩分の影響も受けません。梅干しの乾燥対策はできるものの容器の表面が傷つきやすく、そこからさびてしまうケースが多くみられます。ホウロウのなかに傷がつくと入れた梅干しも傷んでしまうので、使用前にしっかり確認しましょう。
おすすめ③ガラス瓶
梅干しを長期間にわたって保存するためにガラス瓶を使用するメリットとデメリットは、以下の通りです。
【メリット】
・酸や塩分に強い
・透明なので中身を確認しやすい
・匂い移りしにくい
・デザイン性に優れた容器が多い
【デメリット】
・外光の影響を受けやすい
・寒暖差や衝撃で割れやすい
大きさのバリエーションが豊富で中身が見えるカラス瓶は便利なうえ、おしゃれなデザインのものも多いです。しっかりと密閉できて乾燥は防げる一方で透明ゆえに直射日光を受けた場合は外光の悪影響が出やすく、寒暖差や衝撃で割れやすいデメリットもあります。ガラス瓶を冷暗所に置く、あるいは布をかけるなどの工夫が必要です。
梅干しの保存に使わなかった梅酢はどうする?

梅干しを漬けてできた梅酢を利用せずに、仕上げる人も少なくありません。できた梅酢をそのまま捨ててしまうのが、もったいないと考える人もいそうです。ここでは、梅干しの保存に使用しなかった梅酢の使い道を紹介します。
①まな板の消毒・消臭
残った梅酢はまな板の消毒や消臭に使うことができ、肉や魚を調理した後に使うのがおすすめです。まな板に梅酢をかけてしばらく置き、熱湯で洗い流します。しかし赤梅酢を使う場合はまな板に色がつくリスクがあるので、白梅酢を使いましょう。
②掃除
梅酢にはクエン酸が含まれているので、シンクなどの掃除に使うのも方法の1つです。シンクの水垢が気になる部分にキッチンペーパーを敷き、梅酢をかけます。数時間が経過したらキッチンペーパーを外し、軽くこするだけと簡単です。この場合も赤梅酢ではなく、白梅酢を使わないと色がつく可能性が高いので注意が必要です。
③うがい
梅酢に含まれる塩分とクエン酸には殺菌効果があるので、うがいに用いるのもおすすめです。梅酢を10倍の水またはぬるま湯で薄め、最初は口のなかだけを3回ゆすぎます。その後に喉のうがいを15~20回行うと、より殺菌効果が高まります。
梅酢を使った料理①梅酢を使ったしば漬け風
ナスやきゅうりを水で洗ってから切りそろえ、千切りにしたミョウガと生姜を容器に入れる際に塩と交互に入れ梅酢を加えて作る漬物です。野菜が薄い茶色になるまで寝かせるとしっかり発酵し、美味しく食べられます。長期保存したい場合は、塩分を多めに使いましょう。
梅酢を使った料理②梅酢のドレッシング
梅酢に薄口醤油とオリーブオイルを合わせるだけで、美味しいドレッシングに仕上がるのでおすすめです。材料を容器に入れてシェイクするだけと簡単なうえ塩分が控えめで、サラダにかけるだけでなくパスタソースにしても美味しく食べられます。
梅酢を使った料理③叩いた長芋と海苔の梅酢和え
皮をむいた長芋をビニール袋に入れてすりこぎなどで叩き、ちぎった海苔と梅酢を合わせて混ぜるだけと簡単に作れます。長芋の食感と海苔の香り、梅酢の酸味のバランスがよく食欲をそそる副菜だと人気です。長芋を叩いているので、塩分を含んだ梅酢がよくなじみます。
梅干しを干した後は保存して熟成させよう
梅干しを干した後にすぐ食べるのではなく、適切な場所で長期保存することで旨味が増していきます。適した容器を選び正しく保存して熟成させることで、より美味しい梅干しに仕上げましょう。