にんにくをレンジでほくほくに調理!皮むきや臭い消しを簡単にできる方法を伝授!
【管理栄養士監修】にんにくは電子レンジで調理できると知っていますか?今回は〈ほくほくになる〉〈臭い消し〉〈皮むきが楽〉などにんにくを電子レンジで調理するメリットをやり方とともに紹介します。電子レンジで加熱調理した際の栄養素や爆発についても紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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にんにくは電子レンジで調理できる?
にんにくといえば、みじん切りや薄切りにして熱した油で炒めて香りづけする使い方が定番ですよね。ただ、炒めると油跳ねしたり焦げてしまったり、手に臭いが残るのが気になります。電子レンジでにんにくを加熱調理したらどうなるのでしょうか?
にんにくを電子レンジで調理するメリットは?
にんにくを電子レンジで調理するメリットは、油跳ねしない、焦げないだけではありません。
電子レンジで調理すると、火を使わないことによるメリットも沢山あります。
にんにくがほくほくに仕上がる
電子レンジはマイクロ波という電磁波で食品を加熱します。食品に含まれる水分子が、マイクロ波の周期に合わせてゆすられて回転運動をします。運動エネルギーが伝わっていき熱が発生します。内側から加熱することで、ムラなく芯までしっかりと加熱されて、ほくほくに仕上がり、にんにく自体が持つ自然な甘みも感じられるようになります。
釜野菜帆
管理栄養士
臭いの成分のアリナーゼはきちんと加熱すると、熱に弱いため壊れるので、食事中や食後に強い臭いはしません。もし 食べてる途中で辛味を感じたら、加熱不足なのでレンジで再加熱してください(^^)
臭い消しができる
にんにくには「アリイン」という物質と「アリナーゼ」という酵素が含まれています。「アリイン」とは、にんにくの最も特徴的な栄養素で、疲労回復や滋養強壮の効果があります。アリイン自体には臭いがありません。
にんにくを切ったり潰したり傷をつけることで、アリインにアリナーゼが反応して変化し、アリシンになります。このアリシンこそが、にんにくの臭いの素です。アリシンが空気に触れて酸化するとにんにく独特の臭いが発生します。
ところがアリナーゼは熱に弱いといった特徴があります。切ったり潰したりする前に熱を加えるとアリナーゼは壊れてしまい、臭いが発生しなくなるのです。
(*にんにくの臭いの消し方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
皮が剥きやすくなる
料理をする時にんにくの薄皮がなかなか剥けないで手間取ることも多いですよね。そんな悩みも電子レンジで解消です。電子レンジで加熱するだけで薄皮が剥がれやすくなり皮むきがするっと簡単にできます。
にんにくを電子レンジでチンする方法
にんにくを電子レンジで加熱するだけで、にんにくを使った料理が簡単においしく調理できます。にんにくを電子レンジで加熱す方法を紹介しましょう。
丸ごとチンしてほくほくにする方法
電子レンジを使用して、丸ごとほくほくに仕上げる方法を見てみましょう。
【手順】
1、にんにくの上の方を、粒が並んでいるのが見えるくらいにざっくりと切り落とします。
2、耐熱皿に乗せて軽くラップをかけて、電子レンジに入れて加熱します。
加熱時間は500wで4分くらいです。
3、電子レンジから取り出し、塩こしょうをかけて出来上がりです。
そのままでもおいしいですが、オリーブオイル、マヨネーズ、味噌などお好みの味付けで楽しみましょう。