牛脂を食べるとどうなる？そのままは？危険性やレシピ・使い方を紹介！

牛の脂肪を精製して固めた食用脂のことを、牛脂と呼びます。牛肉の料理と合わせるとより旨味を引き出せる脂ですが、そのままでも食べることは出来るのでしょうか。ここでは、牛脂をそのまま食べられるのかや体への影響などを説明します。

牛脂をそのまま食べることは、不可能ではありません。牛肉の旨味が染み込んだ牛脂の味や香りを楽しむために、そのまま食べる人もいるようです。しかし、一般的に牛脂は料理に使用して牛肉などの旨味を引き出すものなので、そのまま食べたい人は適量を守るようにしましょう。

牛脂はそのままでも食べられますが、体に悪い影響を及ぼす可能性もあります。牛脂は脂の塊なので、過剰摂取には注意が必要です。次項では、牛脂をそのまま食べることによる体への影響や危険性も紹介するので、チェックしてみてください。

牛脂をそのまま食べると、体へどのような影響が出るのでしょうか。ここでは、牛脂をそのまま食べることによる健康への影響や、体への危険性を2つ説明します。

牛脂を食べることで、ステアリン酸と呼ばれる飽和脂肪酸による健康被害が懸念されます。飽和脂肪酸を摂取しすぎると、コレステロール値や中性脂肪の上昇に繋がり、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす動脈硬化の原因になります。飽和脂肪酸の過剰摂取には、十分に注意しましょう。

牛脂は食べ過ぎると、カロリーの過剰摂取や脂質過多に繋がります。牛脂に含まれるのはほとんどが脂質なので、食べ過ぎると1日の摂取カロリーを超えて肥満になる危険性があります。脂質の過剰摂取による肥満は生活習慣病の原因になるので、1日の目安摂取量を守って牛脂を食べるようにしましょう。

そのままでも食べることが出来る牛脂は、1日にどれぐらいの量を食べられるのでしょうか。ここでは、牛脂を食べる際の目安摂取量や、適量を摂取したときの体への影響を説明します。

1日の中で牛脂のみを食べるのであれば、成人の飽和脂肪酸摂取量を目安に男性は1日5個、女性は1日3個までにしましょう。飽和脂肪酸は肉・卵・乳製品などにも含まれているので、これらの食材も一緒に食べる場合は、牛脂の摂取量を調節する必要があります。

牛脂をそのまま食べることが出来るレシピがあるのか、気になる人もいるでしょう。ここでは、牛脂をそのまま食べられるレシピや牛脂を使った料理を4つ紹介するので、参考にして作ってみてください。

牛脂をそのまま食べる場合は、加熱してから食べるようにしましょう。牛肉は生でも食べられますが、脂の塊である牛脂は火を通して、肉などの旨味を引き出す調味料として使うのがおすすめです。煮込み料理や炒め物、コロッケなどの揚げ物に牛脂を使うのが良いでしょう。

小さめに切って炒めた牛脂をウェイパーで煮込んだ、簡単に味付けできるスープレシピです。好みの野菜やきのこ類を入れて、より旨味を引き出して食べるのもおすすめです。牛脂のスープにご飯を入れて、雑炊のように食べても良いでしょう。

うどんを牛脂や野菜と一緒に炒めて作る簡単レシピで、節約料理にもおすすめの一品です。醤油や砂糖を使ったすき焼き風の味付けが、食欲をそそります。フライパンでうどんを炒める際にほぐれにくい場合は、少量の水を加えて炒めてください。

牛脂をそのまま食べたい場合は、こんにゃくや玉ねぎと一緒に炒めておかずを作ってみましょう。牛脂と具材を醤油とみりんで炒めることで、ご飯が進む甘辛の味付けに仕上がります。炒め物に入れる具材で、調味料の量を調節してください。

ミートローフの挽き肉に、そのまま牛脂を加えて作るのもおすすめです。ミートローフにはゆで卵も入っているので、たんぱく質も豊富な料理に仕上がります。ミートローフに使用する挽き肉は、豚肉の割合が多い方がしっとりとした食感になります。

牛の脂を精製して固めた牛脂は、そのままでも食べることが可能です。適量を摂取することは、疲労回復や肌質改善など健康に良い効果も得られます。しかし、牛脂の食べ過ぎは飽和脂肪酸やカロリーの過剰摂取に繋がるので、1日の目安量を守って食べてくださいね。