牛脂は危険で体に悪い?なぜ無料?適量や安全なレシピ・食べ方も紹介!
牛脂は危険か知っていますか?なぜ無料なのでしょうか?お肉売り場には個包装の牛脂が置かれています。今回は、牛脂の危険性や、スーパーの牛脂が無料なのはなぜかを紹介します。牛脂の危険ではない適量や、そのまま食べる使い方・レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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牛脂は危険って本当?
スーパーなどの精肉売り場に置かれている牛脂は、食べると危険なのでしょうか。ここでは、牛脂を食べた影響で危険なことが起こるのかどうかを紹介します。
牛脂は食べても基本的に危険ではない
牛脂を食べて危険を伴うことは、基本的にはないとされています。脂質が主な成分の牛脂には体に良い成分も含まれており、牛脂を食べることで健康に良い効果を期待することが可能です。牛脂に含まれる体に良い成分は、生活習慣病を予防するオレイン酸や活性酸素の発生を抑制するパルミチン酸、コレステロール値を減少させるステアリン酸などです。
ただし牛脂の食べ過ぎは危険性がある
牛脂に危険な成分は含まれていませんが、食べ過ぎには注意が必要です。動物性脂肪の牛脂には飽和脂肪酸が多く含まれており、飽和脂肪酸は血液中の中性脂肪やLDLコレステロールを増やしたり、HDLコレステロールを減少させたりします。
中性脂肪やLDLコレステロールが増加すると、将来的に心筋梗塞や脳梗塞などの疾病を引き起こす危険性があります。飽和脂肪酸の影響を受けて健康を損ねるリスクを回避するためにも、牛脂の食べ過ぎには注意しましょう。
牛脂の食べ過ぎによる危険は?
牛脂を食べ過ぎることによって起こる危険には、どんなものがあるのでしょうか。ここからは牛脂を食べ過ぎた影響によって起こる危険について、症状別に紹介します。
①肥満
牛脂を食べ過ぎると脂質の摂り過ぎとなり、肥満になってしまうおそれがあります。牛脂には脂質とともに、悪玉コレステロールや中性脂肪を増加させる飽和脂肪酸も多く含まれています。牛脂を食べ過ぎた影響で肥満になるリスクを避けるために、食べる量には注意しましょう。
②動脈硬化
牛脂の食べ過ぎは、動脈硬化を引き起こすリスクもあります。体内に増えた脂質が血管の内側にたまると、血管が固くもろくなってしまう動脈硬化を発症するおそれがあります。また動脈硬化は脳梗塞や心筋梗塞などの生活習慣病を引き起こす原因にもなるため、注意が必要です。
牛脂の危険ではない適量は?
牛脂を食べても危険ではない適量とは、どのくらいなのでしょうか。以下に牛脂を食べる場合の適量について健康効果とともに紹介するので、参考にしてみてください。
牛脂は男性は5個・女性は3個までが目安
成人の1日の飽和脂肪酸摂取量を目安にすると、牛脂を食べても危険ではない量は男性は5個で、女性は3個までとなります。ただし1日のうちに飽和脂肪酸を含む他の食品も食べる場合は、飽和脂肪酸の摂り過ぎとなるため、牛脂を食べる量を調節しましょう。
牛脂を適量食べると健康に良い効果もある
牛脂を適量食べることで得られる健康に良い効果は、以下の通りです。
・疲労回復
・冷え性の予防
・代謝の促進
・乾燥肌の改善
牛脂はカロリーが高いことから、疲労を回復させたり代謝を上げたりする効果があります。牛脂を食べることで代謝が促進されると、血流が良くなって冷え性の改善に効果的です。牛脂には皮膚の粘膜を健康に保つビタミンAも含まれているので、牛脂を食べることで肌が潤って乾燥肌が改善される効果も期待できます。
よく使われる油にはサラダ油がありますが、サラダ油には血中コレステロールを下げるリノール酸や抗酸化作用のあるトコフェロール、また血流を良くするビタミンEが含まれています。牛脂とサラダ油のどっちがいいかは一概には言えませんが、得られる効果によって好みのものを選ぶのがおすすめです。
スーパーの牛脂が無料なのはなぜ?
スーパーのお肉売り場にある牛脂は、なぜ無料なのでしょうか。ここでは、スーパーの牛脂が無料でもらえる理由について紹介します。スーパー以外で入手できる牛脂についても紹介するので、参考にしてみてください。
スーパーの牛脂が無料なのは値段がつかないから
スーパーの牛脂が無料の理由は、値段がつかないような部分を使って作られたものだからです。牛肉を加工する過程では、不要になる脂が出てきます。不要な脂を溶かして精製し、四角く成形されたものが牛脂として無料で配布されています。
ちなみに有料の牛脂は無料の牛脂よりも旨味が強い
スーパーでは牛脂が無料で配布されていますが、精肉店やネット、高級志向のスーパーなどでは有料の場合があります。有料の牛脂は品種や部位が良い牛肉から取れたもので、加工しないでそのままの状態で使われており、スーパーのものよりも強い旨味があるのが特徴です。
牛脂の危険ではないレシピは?そのまま食べる使い方も紹介!
ここからは、牛脂の危険ではない食べ方やおすすめのレシピを紹介します。牛脂をそのまま食べる場合の食べ方も紹介するので、参考にしてみてください。
①そのまま食べる場合は加熱しよう
牛脂を食べる場合は、加熱したものを食べましょう。牛脂に火を通すことによって肉などの旨味やコクが引き出され、料理がより味わい深いものになります。牛脂は肉が使用された煮込み料理や炒め物、揚げ物などの調味料として使うのに向いています。
②牛脂で作るポークカレーライス
牛脂で具材を炒めるポークカレーライスは、コクのある味わいになります。牛脂で炒めた玉ねぎは牛脂の旨味が染み込んで美味しく、脂身の少ない豚モモ肉もパサつくことなく柔らかい食感に仕上がります。
③ヒレステーキ
脂が少なくさっぱりとしている牛ヒレ肉を牛脂で焼いて、ジューシーで美味しいステーキに仕上げたいときにおすすすめのレシピです。牛脂は強火で煙が上がる位まで熱したフライパンに入れて、溶け出してきたら取り除くのがポイントです。
④牛こま肉のガーリックライス
材料を炒め合わせるだけで簡単に作れるガーリックライスは、フライパンに加えた牛脂は上から押さえて脂を出し、玉ねぎに馴染ませましょう。牛脂をご飯になじませることで、より旨味のあるガーリックライスに仕上がります。
牛脂は危険か知ろう
牛脂は食べても危険ではありませんが、食べ過ぎると健康を損ねるリスクがあるので、適量を食べるようにしましょう。牛脂を食べる際には加熱して、肉料理などに旨味やコク深さを加える調味料として活用するのがおすすめです。牛脂が危険となる場合を知って、紹介したレシピも参考に牛脂を美味しく食べてみてください。