離乳食のバナナの生・そのままはいつから?中期・後期は加熱なしでOK?
離乳食のバナナを生で食べれるのはいつからか知っていますか?加熱なしでそのままはダメでしょうか?今回は、赤ちゃんに離乳食の生のバナナをあげる方法や量を〈初期・中期・生後9ヶ月・8ヶ月〉別に紹介します。離乳食のバナナの手づかみで食べれる月齢や、レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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- 離乳食のバナナは生であげても大丈夫?いつから?
- バナナは生で離乳食中期からあげても大丈夫
- バナナを離乳食初期などにあげる場合は加熱しよう
- 離乳食の生のバナナのあげ方は?適量・注意点は?
- ①離乳食の生のバナナの適量
- ②アレルギーに注意する
- ③薄切りにする
- ④あげた後の体調に注意する
- 離乳食のバナナを生であげてしまった場合は?
- 体調の異変や不安があれば医師に相談しよう
- 離乳食のバナナの月齢別のあげ方は?
- 離乳食初期のバナナのあげ方
- 離乳食中期のバナナのあげ方
- 離乳食後期のバナナのあげ方
- 離乳食完了期のバナナのあげ方
- 離乳食のバナナのおすすめレシピ3選!
- ①離乳食初期から:バナナきな粉パン粥
- ②離乳食中期から:パンプキンバナナプリン
- ③離乳食後期から:バナナ蒸しパン
- 離乳食のバナナを生であげて良いか知ろう
離乳食のバナナは生であげても大丈夫?いつから?
バナナは柔らかく調理しやすいため離乳食におすすめの果物ですが、いつから大人と同じように生で食べることが出来るのでしょうか。離乳食期の赤ちゃんがバナナを生で食べることが出来る時期とあげる時の注意点について、詳しく解説します。
バナナは生で離乳食中期からあげても大丈夫
バナナを生で食べることが出来るのは、離乳食中期と言われる7~8か月頃からなら大丈夫とされています。しかし、いつからというのはあくまでも目安で、離乳食を始めた時期や赤ちゃんの成長によって差があるため急ぐ必要はありません。離乳食後期の9~11か月頃になると、歯茎で潰せる固さが離乳食を作る際の目安となります。
バナナを離乳食初期などにあげる場合は加熱しよう
バナナに限らず、基本的に離乳食初期は加熱なしの食べ物をそのままあげるのはダメです。食材や調理器具には、目に見えない雑菌がたくさんついています。大人なら問題なくても免疫力の低い赤ちゃんにとっては危険なこともあるため、殺菌のためにも加熱してからあげましょう。
また、生まれて初めて食べ物を口にする赤ちゃんはまだ咀嚼や消化の力が未発達なので、加熱して柔らかくすることでそれらを助けることにもなります。
離乳食の生のバナナのあげ方は?適量・注意点は?
離乳食中期の赤ちゃんから生のバナナを食べることが出来ますが、どのようにあげるのがよいのでしょうか。月齢に合わせて、バナナをあげる時の適量やアレルギーなど食べた後の注意点について詳しく解説します。
①離乳食の生のバナナの適量
月齢 | 1食の量 |
離乳食中期(生後7〜8ヶ月) | 20~30g |
離乳食後期(生後9〜11ヶ月) | 30~40g |
離乳食完了期(生後12〜18ヶ月) | 40~50g |
離乳食期に食べるバナナの適量は上記の通りですが、バナナを離乳食に取り入れると以下のようなメリットがあります。
・成長に必要な栄養素がバランスよく豊富に含まれている
・調理が簡単
・甘味ととろみがあり離乳食期の赤ちゃんでも食べやすい
・持ち運びが出来る
・他の食材と組み合わせやすい
バナナには脳や筋肉の発達に必要なビタミンB群、食物繊維や葉酸などが含まれるため、赤ちゃんの発育におすすめの果物です。離乳食中期以降であればそのまま食べることも可能なので、品数が多くなって作るのが大変な時にも役立ちます。
飲みこみにくい食材にとろみをつけたり、甘みを生かして苦味のある野菜と合わせたり砂糖の代わりにすることも出来るなど万能です。簡単にペースト状にすることも出来る調理の手軽さと、一年中安定した価格で手に入れることが出来ます。
②アレルギーに注意する
以下のような症状が出た時は、アレルギーの可能性があります。初めてバナナを食べる時には、食後の赤ちゃんの様子を注意して見ておきましょう。
・じんましん
・唇の腫れ
・かゆみ
・のどの痛みや咳
アレルギーのイメージがないバナナですが、アレルギー特定原材料28品目にも含まれるほどアレルギーを起こしやすい食材です。調理がしやすく甘みがあるので離乳食初期から取り入れやすい食材ですが、初めてバナナをあげる時には小さじ1杯からにしてください。
食物アレルギーは生で食べた時に反応しやすいと言われているので、初めて食べるときは必ず加熱をするようにしましょう。アトピー性皮膚炎やその他のアレルギーなどがある赤ちゃんの場合は、小児科で相談しながら進めていくと安心です。
③薄切りにする
離乳食期の赤ちゃんは、まだ自分が食べれる量が分からずに口に入れ過ぎてしまうことがあります。加熱せずにバナナが食べれるようになったとしても、喉に詰まる危険があるためカットしてあげるようにしましょう。初めはスプーンに乗る5ミリ角程度の大きさにし、手掴み食べをし始めたら薄切りや半月切り、縦に1/4等分にするのがおすすめです。
④あげた後の体調に注意する
離乳食で初めて赤ちゃんにバナナをあげる時には、万が一アレルギー症状が出ても病院へ行けるように平日の午前中にしましょう。また、消化機能が未発達な赤ちゃんは離乳食で初めての食材を食べると下痢になることもあります。
あげた後はアレルギー症状だけでなく排便など体調に注意して、異変がある場合は食べさせるのをやめて様子を見てください。バナナは消化が良くおすすめの食材に思えますが、食物繊維が多いと胃腸に負担がかかりやすいので控えた方が良いでしょう。
離乳食のバナナを生であげてしまった場合は?
いつからバナナを生であげていいのか知らずにあげてしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか。赤ちゃんの体調に合わせた対処方法を紹介するので参考にしてみてください。
体調の異変や不安があれば医師に相談しよう
離乳食初期の赤ちゃんや初めてバナナを食べるのに生であげてしまった時は、赤ちゃんの様子をよく観察しましょう。離乳食初期でまだ母乳やミルクがメインの赤ちゃんに下痢などの症状が出た場合は症状が落ち着くまで離乳食をやめてみましょう。いつから生で食べれるかというのは、あくまでも目安なので中期以降でも体調不良を起こす赤ちゃんもいます。
中期以降で離乳食がメインになっている場合は、体調が回復するまで生のバナナをあげるのを控えて食べ慣れたものをあげるのが適切です。万が一、アレルギー症状や体調の変化が現れたり不安なことがあるようなら、月齢関係なくすぐに病院へ行き医師の診断を受けるようにしてください。
離乳食のバナナの月齢別のあげ方は?
いつから生で食べても良いかが分かっても、離乳食の進み具合や赤ちゃんの食べる意欲や歯の生え方などによって差があります。月齢や成長に合わせた加熱方法や大きさなどバナナのあげ方を詳しく解説していくので、参考にしてください。
離乳食初期のバナナのあげ方
離乳食初期にバナナをあげる時のバナナペーストの作り方は、以下の通りです。
1.バナナ1/3を輪切りにする
2.水大さじ2とカットしたバナナを耐熱容器に入れる
3.レンジで40秒加熱する
4.すり鉢で滑らかになるまですり潰す
離乳食初期にバナナをあげる時は必ず加熱をするようにして、ヨーグルト程度の滑らかさになるまですり潰してください。鍋で加熱することも出来ますが、少量なのでレンジの方が加熱時間も短くて手軽に出来ます。
初めてあげる時は、必ずスプーン1杯にし、病院に行ける平日の午前中にしましょう。上記は約6食分なので、残りは1食分ずつ小分けにして冷凍しておくと便利です。
離乳食中期のバナナのあげ方
離乳食中期にバナナをあげる時のバナナペーストの作り方は、以下を参考にしてください。
1.バナナ1/2を輪切りにする
2.水大さじ2とカットしたバナナを耐熱容器に入れる
3.レンジで30秒加熱する
4.フォークなどで荒く潰す
離乳食中期はバナナを生で食べさせても大丈夫になりますが、離乳食の目安は豆腐くらいの固さです。生のバナナではまだ少し固いので、少し加熱して柔らかくしてあげたほうが良いでしょう。バナナの甘みやとろみを生かして、野菜や肉などと組み合わせて食べれる食材を増やしていくのもおすすめです。
離乳食後期のバナナのあげ方
離乳食後期になると、手づかみ食べをし始める赤ちゃんも増えてくる時期です。バナナくらいの固さを歯茎で潰して食べれるようになるので、生のままあげることが出来ます。手づかみ食べをする時は、5ミリ〜1センチ角の手で掴みやすいサイズに切ってあげるようにしましょう。
離乳食完了期のバナナのあげ方
離乳食完了期になると、歯が生えて生のバナナを噛みちぎることが出来る赤ちゃんもいます。手づかみ食べにも慣れてきたら、バナナを縦に4等分に切って噛みちぎって食べる練習をしてみましょう。パンケーキや蒸しパンなどを作る際に、砂糖の代わりに完熟したバナナを入れて甘みを補うのもおすすめです。
離乳食のバナナのおすすめレシピ3選!
いつから生で食べていいのか分かっても、生で食べるだけでなくアレンジしやすいのがバナナの良いところです。離乳食の進み具合に合わせて、赤ちゃんが喜ぶバナナレシピに挑戦してみてください。
①離乳食初期から:バナナきな粉パン粥
バナナきな粉パン粥は、炭水化物・タンパク質・ビタミンがまとめて摂れる栄養満点のレシピです。パンと一緒にバナナも鍋で煮込めば自然ととろみが付き、甘みもあって食べやすく、離乳食初期の赤ちゃんから食べることが出来ます。
②離乳食中期から:パンプキンバナナプリン
卵をクリアしたら甘みのあるバナナと野菜を合わせた、食べやすくて栄養満点のプリンがおすすめです。牛乳ではなく調整ミルクで作るので、まだ牛乳にチャレンジしていない離乳食中期の赤ちゃんでも食べることが出来ます。
③離乳食後期から:バナナ蒸しパン
手掴み食べをし始める離乳食後期からは、ふんわり柔らかいバナナ蒸しパンが朝食やオヤツにおすすめです。大きめに作って水切りヨーグルトやフルーツをのせると、1歳のバースデーケーキにアレンジすることも出来ます。
離乳食のバナナを生であげて良いか知ろう
離乳食のバナナは中期から生であげることが出来ますが、いつから大丈夫かというのはあくまでも目安です。赤ちゃんの成長に合わせて、焦らずに離乳食を楽しめるように様子を見ながら進めてあげてください。