いちごにカビが生えたけど食べられる?原因・対処法は?見分け方も画像で紹介!
いちごにカビが生えていたことはありますか?カビが生えても食べられるのでしょうか?今回は、〈白い・黒い斑点・緑色〉などいちごのカビの種類を、それぞれの原因・危険性とともに紹介します。カビが生えた時の対処法やカビを食べたらどうなるか、正しい保存方法なども紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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いちごにカビが生えてる…?食べられる?
いちごは傷むのが早く、食べるときにカビが生えてしまっていた経験をしたことがある人も多いかもしれません。せっかく買ったいちごにカビが生えてしまった場合、食べても大丈夫なのでしょうか。どんなカビでも食べられないのか、カビの種類や原因と共に見てみましょう。
いちごにカビが生えた時の対処法は?取り除けば食べてOK?
いちごにカビが生えてしまった場合、カビの部分を取り除いて食べている人もいるかもしれませんが本当に食べても問題ないのかみていきましょう。
カビが一部にでも生えていたら捨てるべき
いちごは一部にでもカビが生えていたら、食べずに捨てる方が良いとされています。カビ部分を取り除いても、カビは根を張っているためカビを取り切ることはできません。いちごのパックはいちごが密接していることが多く、カビの生えたいちごがあると他のいちごにもカビの胞子が付着してしている可能性もあります。
パック内にカビの生えたいちごがある場合は、他のいちごも食べないようにしましょう。カビは加熱しても死滅しない場合もあるので、ジャムにするなどの加工も避ける必要があります。
いちごにカビが生える原因は?
いちごは白いカビや黒いカビが生えていることが多いですが、カビが生えてしまう原因はどこにあるのでしょうか。いちごに生えるカビの種類ごとに解説していきます。
①うどん粉病
出典: @Mioheme0224
いちごの実や葉にうどん粉のような白い粉がついていることがありますが、これは糸状菌の一種でうどん粉病といいます。胞子が飛散することで空気感染が起き、他のいちごにも発症させてしまいます。栽培の時点で日光をあまり浴びずに育つことなどが原因で発症しますが、人間に感染することはありません。
②灰色カビ病
出典: @mar_089
糸状菌による灰色カビ病は、いちごに病原菌が侵入することで表面に灰色のカビがつきます。栽培施設の湿度が高くなることや、多雨の季節に胞子が飛散し発病しやすくなる病気です。枯れた葉などにも菌が残ることがあり、そこが伝染源となって繁殖を続けることで感染する場合もあります。灰色カビ病は湿度を低く保つことや、農薬などにより予防することができます。
③保存状態が悪い
いちごの保存状態が悪い場合も、カビを生えさせる原因になります。
・20℃〜30℃の常温での保存
・湿度が高いところでの保存
・水分が付着している状態での保存
・パック内で苺が密接している場合
・外からの衝撃やいちご同士が擦れるなどして傷のついたいちごがある場合
上記のような保存の仕方をしていると、カビが生えやすくなるので注意が必要です。カビは最適な温度や環境などの条件が揃うと一気に繁殖するので、保存している冷蔵庫は清潔に保ち湿度が上がらないように気をつけましょう。水洗いなどして水分が拭き取れていないまま保存した場合、胞子が付着しやすくなりカビが生える原因となります。
傷のついたいちごはカビやすく、密接していることでカビの生えたいちごと接触した他のいちごにもカビが繁殖してしまう恐れがあるので注意しましょう。
(*いちごの正しい保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)