ブロッコリーが腐るとどうなる?臭い・カビなど見分け方は?
【野菜ソムリエ監修】ブロッコリーが腐るとどうなるか知っていますか?カビるのでしょうか?今回は、ブロッコリーが腐った時の〈臭い・色・見た目〉など見分け方や、〈常温・冷蔵・冷凍〉など保存法別に腐るまでの期間の目安を紹介します。新鮮なブロッコリーの特徴や腐ったブロッコリーを食べた場合の対処法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
ブロッコリーの頭の部分は花のつぼみのため、黄色に変わるのはつぼみが膨らんで開いてきている状態です。そのため腐っているわけではないですが、花に栄養を使っている分、劣化が進みやすくなります。ブロッコリーの色が黄色になっていたら、腐る可能性が高まるので早めに食べるようにしましょう。
(*ブロッコリーが黄色に変色している場合について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
福光佳奈子
野菜ソムリエ
ブロッコリーは黄色い花を咲かせます。ブロッコリーが黄色くなるのは、つぼみが開花の準備をしているためです。ですから黄色いブロッコリーは腐っていませんが、味も栄養価も落ちてしまっています。
②紫色に変色している
花蕾の部分が紫色のブロッコリーは、ポリフェノールの一種のアントシアニンであり寒さから身を守ろうとして表面に出てくるものです。また緑色のブロッコリーと比較すると甘みが強く茹でると緑色にもどるので、茹でた後は見た目も変わりません。そのため紫色のブロッコリーをあえて選ぶのもおすすめです。
(*紫色のブロッコリーについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
③食べて苦いと感じる
ブロッコリーに含まれるイソチオアシネートが、食べて苦いと感じる原因です。ブロッコリーを切ってから茹でると苦味を抑えるミロシナーゼが減ってしまうので、切らずに丸ごと茹でると良いでしょう。また茹でる時に塩とにんにくとオリーブオイルを入れるとブロッコリーの甘みを引き立て、苦味を抑えることができます。
(*ブロッコリーが苦い場合について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
腐ったブロッコリーを食べたらどうなる?対処法は?
ブロッコリーが腐ると見た目や臭いにでますが、気づかずに食べたらどうなるのか、対処法と合わせて解説します。
体調に異常が出たら病院へ
腐ったブロッコリーを食べたら、以下のような症状が出ます。
・腹痛
・下痢
・嘔吐
・発熱
・倦怠感
腐ったブロッコリーを食べると食中毒になる可能性があります。上記のような症状が出たら、病院へ行くようにしましょう。そのため腐る前に早めに食べきることをおすすめします。