腐った卵はどうなる?見分け方は?生食・加熱別の賞味期限や日持ちする保存方法も紹介!
【半澤鶏卵監修】卵が腐るとどうなるか知っていますか?今回は、腐った卵の見分け方や、〈生卵・ゆで卵・半熟卵〉別に賞味期限の目安を紹介します。また、卵が腐りにくい保存方法や腐った卵を食べた場合の対処法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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卵が腐るとどうなる?腐った時の見分け方は?
安くて保存が効き、栄養価が高いので常備しておくと様々な料理を楽しめる卵ですが、賞味期限が過ぎ、卵が腐るとどうなるのでしょうか。古くなり腐った時の状態や、判断する方法を紹介します。
①割ったら臭いがきつい
卵が腐ると、割った時にアンモニア臭や硫黄の様な臭いがします。この臭いは、卵に雑菌が繁殖し硫化水素が発生する事により起こります。鼻にツンとした臭いを感じたら、腐っているので食べるのは控えすぐに破棄しましょう。
②水に浮かべると沈まずに浮く
ボウルに水張り卵を浮かべると、新鮮な場合は横たわる様に底に沈みますが、古くなり腐ると殻の中に空気が増えて水よりも軽くなる為、浮かびます。ただ、水に浮かぶほど古くても食べられる場合もあるので、割って臭いを確認し腐っているか判断すると良いでしょう。
③黄身が崩れやすい・白身と混ざっている
卵を割った時に黄身が崩れて流れ出てたり、白身と混ざっていたら腐っている可能性があるので注意しましょう。黄身を支えているカラザという白いヒモが古くなったり、雑菌の繁殖で黄身の細胞膜が破壊される為、古くなると黄身が崩れます。他にも、黄身にシワが寄っていたり白身に張りがなかったら古い証拠なので注意しましょう。
腐った卵を食べたらどうなる?対処法は?
賞味期限が過ぎ、腐った卵を食べたらどうなるのでしょうか。ここでは、体に出る症状と対処法を紹介します。
食中毒になる可能性があるため体調に異常が出たら病院へいく
腐った卵を食べてしまうと、下記のような症状がでる場合があります。
・嘔吐
・腹痛
・下痢
・発熱
・悪心
卵の食中毒のほとんどは、牛や豚、鶏などの腸内にいるサルモネア菌が増殖し腐ることにより起こります。潜伏期間は8時間~最大で4日程で、1週間程症状が続き免疫力の低い子どもやお年寄りは重症化する場合もあります。症状が出て水分補給などができない場合には、病院へ行きましょう。
卵が腐る原因であるサルモネア菌は、70℃以上の熱で1分程加熱すると死滅します。食中毒を防ぐ為にも、賞味期限が切れた古い卵は十分に加熱してから食べるようにしましょう。また、20℃~40℃の環境で増殖するので、卵を保存する時の温度管理にも気をつけましょう。
卵の賞味期限の目安は?
卵の賞味期限は、どのくらいなのでしょうか。生卵や加熱した場合など、状態別にそれぞれの目安を解説するので、腐る前に食べ切りましょう。
①卵を生で食べる場合
卵を生で食べる場合の賞味期限は、一般的に下記のようになります。
・春(4月~6月)産卵後約3週間
・夏(7月~9月)産卵後約2週間
・秋(10月~11月)産卵後約3週間
・冬(12月~3月)産卵後約1ヶ月
生で食べられる卵の賞味期限は、季節や保存温度により違います。販売されている卵は、食中毒の防止の観念から、生で食べる場合の安全な期間として産卵後14日以内と定めて通年販売しています。
生で食べる場合、春と秋は1週間程度、冬は2週間程度であれば賞味期限が過ぎていても問題はなさそうですが、なるべく加熱調理しましょう。夏場は、気温が高くサルモネア菌が増殖しやすいので、賞味期限内に食べるようにしましょう。
半澤清彦
半澤鶏卵
一般に生卵の賞味期限は夏場の期限である2週間を基準にしています。これはスーパー(小売店)での販売期間1週間と、家庭での冷蔵庫保管1週間を考慮したものです。夏場でも新鮮な卵を冷蔵保管すれば鮮度はかなり長持ちします。