れんこんは生で食べれる?注意点は?下処理の仕方や食べ方のおすすめも紹介!
【管理栄養士監修】れんこんは生食できるか知っていますか?今回は、〈皮剥き〉〈アク抜き〉などれんこんを生食する際の下処理や生食向きのおすすめレシピを紹介します。日持ちする保存方法のほか、れんこんの生食を避けるべき場合も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
れんこんは生で食べられる?
煮物や揚げ物など加熱して食べるイメージのあるれんこんは、生でも食べれるのでしょうか?れんこんを生食するのは危険と思っている人も多い原因も含めて詳しく説明します。
れんこんは生で食べても問題ない
れんこんは加熱して食べるものと思い込んでいる人も多いですが、れんこんは生でも食べることができます。ビタミンCやカリウムなどれんこんには豊富に栄養が含んでいますが、それらは水溶性の栄養素なので水に溶けやすく、煮物などにすると栄養素は煮汁に流れ出てしまうのです。生で食べることで水溶性の栄養素も摂ることができます。
竹本友里恵
管理栄養士
レンコンの旬は秋口から冬にかけての11月〜3月。この時期より少し早めに収穫されたレンコンは「新レンコン」と呼ばれ、柔らかくシャキシャキしているので、生で食べるならこの時期のものがより美味しく召し上がれます。
(*れんこんの栄養価・効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
生のれんこんが危険と言われる理由
栄養素を丸ごと摂るためには、れんこんは生で食べるのが一番良いです。しかし、れんこんは生で食べると食中毒になると勘違いしている人もいます。
生のれんこんは危険だと勘違いしている人が多い理由は、1984年に熊本あった辛子蓮根での食中毒事件の影響が大きいとされています。この事件では36人の方が辛子蓮根を食べて食中毒になり、そのうちの11名の方が亡くなってしまいました。真空パックされていた辛子蓮根にボツリヌス菌という強い毒素が繁殖していたことが原因です。
しかし、辛子蓮根にボツリヌス菌が繁殖してしまったのはからし粉が原因で、更に作業工程での滅菌処理を怠ったためでした。れんこんには何の原因もありませんが、この事件でれんこんの生食が危険というイメージがついてしまった様です。
れんこんを生で食べる際の下処理は?
生で食べれるれんこんですが、食べるときには下処理をきちんと行いましょう。皮の剥き方、アク抜きの仕方を詳しく説明します。
れんこんの皮の剥き方
れんこんはにんじんのように皮付きでも問題なく食べれますが、れんこんの皮は固いので生で食べるときには皮を剥いた方が良いです。
1.れんこんを水洗いする
2.ピーラーで縦に皮を剥く
3.れんこんにくぼみがありピーラーでは剥けないところは包丁で剥く
れんこんの皮には土がついていることがほとんどで、洗っただけでは全てを取り切ることはできません。生で食べるときには土を取り除くためにも皮を剥いたほうが良いでしょう。食感も良くなり、れんこんの白さも際立ちます。包丁を使うよりピーラーのほうが簡単に剥くことができるのでおすすめです。
竹本友里恵
管理栄養士
レンコンの皮を綺麗に剥く豆知識として、丸めたアルミホイルでレンコンの表面を擦る方法があります。形が丸くて皮がむきにくい部分がありますが、この方法だと危険性が低く、お子様も一緒にお手伝いできるのでオススメです。
(*れんこんの皮むきについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
れんこんのアク抜きの仕方
れんこんを生で食べる場合には、アク抜きが必要です。以下で詳しい方法を見ていきましょう。
1.れんこんの皮を剥き調理方法に合わせて包丁でカットする
2.水(1L)に酢(小さじ2)を入れた酢水に10分程度つける
カットして空気に触れることで変色してしまうため、れんこんをカットしたらすぐに酢水につけるようにしましょう。ただ、長時間水に浸しておくと栄養素が全て流れ出てしまうので気をつけてください。酢水のかわりにレモン水でも同じようにアク抜き効果があります。