キャベツが臭い原因は?食べられる?簡単な臭みの消し方・対策を紹介!
【野菜ソムリエ監修】キャベツの臭いがきつい理由を知っていますか?きつい臭いがあっても食べられるのでしょうか?今回は、キャベツの臭いがきつい原因や臭いの消し方・対策など紹介します。キャベツの臭いが気にならない料理レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
臭いキャベツは食べても有害ではありませんが、風味が悪くなると食欲の低下にも繋がり兼ねません。ここからは、キャベツの臭いの消し方や対策を紹介するので臭いが気になる場合は試してみてください。
取り方①クエン酸を入れた水につけおく
キャベツは切った断面から酸化し始めるので特に千切りキャベツは劣化が早く、臭いを発しやすくなります。千切りキャベツはクエン酸を用いて消臭する方法が効果的で、手順としてはクエン酸やレモン汁、お酢を加えた水に千切りキャベツを浸すだけです。長時間水に浸すと水溶性ビタミンが溶け出してしまうので2~3分程度でザルに上げるようにしましょう。
取り方②洗い流しや湯通しする
手間をかけずにキャベツの臭いを消したい場合、しっかり洗い流すだけでも臭いは軽減します。水よりもぬるま湯の方が臭いが落ちやすいので、キャベツを湯通しすると更に強い消臭効果が期待できます。
取り方③火を通して食べる
キャベツを茹でると茹で汁に臭いが溶け出すので、料理によっては一度キャベツを茹でてから使用するのも良いでしょう。茹でる際にお酢やレモン汁を入れると前述したクエン酸の消臭効果も期待できます。また油で炒めてもキャベツの臭いは軽減しやすく、中濃ソースやオイスターソースなど濃い味付けにするとより臭いが気にならなくなるでしょう。
対策④スパイスで臭いを抑える
スープ類の風味をキャベツの臭いで損なわないようにするには、スパイスを使用するのも効果的です。おすすめのスパイスを紹介します。
・ナツメグ
・オールスパイス
・生姜
・にんにく
・ローズマリーやローリエなどのハーブ類
いずれも臭み消しや香り付けに重宝されるスパイスで、特にナツメグは肉や魚だけでなく、キャベツの青臭さを消すスパイスとも言われています。普段あまりスパイスを使用しない家庭でもにんにくや生姜であれば、なじみ深く常備していることも多いでしょう。ハーブ系のスパイスは複数を束にしたブーケガルニとして使用するのもおすすめです。
対策⑤早めに食べる
すぐにキャベツを食べ切れずにいると空気にふれる機会が増え、ジメチルスルフィドによる臭いが発生しやすくなります。
冷蔵保存した場合のキャベツの賞味期限は千切りキャベツで当日中、半分にカットしたもので1週間、1玉丸ごとで2週間程度とされています。キャベツをカットすると空気にふれる面積が大きくなり臭いやすいので、特にカットした後は早めに食べ切るようにしましょう。
対策⑥正しく保存する
キャベツを適正に保存すれば鮮度が保たれ、臭いの発生が抑えられます。保存する際のポイントを確認しましょう。
・最適温度の0~5度で保存する
・芯をくりぬき、湿らせたキッチンペーパーを詰め込んでおく
・湿らせたキッチンペーパーや新聞紙でキャベツを包み、乾燥を防ぐ
・長期保存したい場合は冷凍保存する
キャベツは温度の高い場所で傷みやすいので、最適温度が保たれる冷蔵庫で保存しましょう。また、キャベツの芯がついていると成長が止まらず、葉の栄養を芯に取られてしまうので保存の際は芯をくりぬいて下さい。冷凍したキャベツは1ヶ月ほど日持ちするのですぐに食べ切れない場合におすすめの保存法です。
(*キャベツの保存方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
福光佳奈子
野菜ソムリエ
キャベツの保存法として、芯に包丁で数カ所切れ目を入れたり、ビニール袋やラップで包んだりして、芯を下にして冷蔵保存することも有効です。
キャベツの臭いが気にならない料理レシピ
キャベツの臭いの消し方を見てきましたが、ここからは具体的にキャベツの臭いが気になりにくいレシピを紹介するので参考にしてみてください。