砂糖の種類別の違いとは?健康に良いのはどれ?使い分け方なども紹介!

砂糖にどんな種類があるか知っていますか?今回は、砂糖を種類別に〈味・香り・カロリー〉など特徴の違いを紹介します。砂糖の特徴から〈フルーツ飴・クッキー・生クリーム〉など料理別に適切な種類も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 砂糖の種類はどれくらい?違いは?
  2. 砂糖の種類①上白糖
  3. 味・香りなど特徴
  4. 使い方のおすすめ・注意点
  5. 砂糖の種類②グラニュー糖
  6. 味・香りなど特徴
  7. 使い方のおすすめ・注意点
  8. 砂糖の種類③三温糖
  9. 味・香りなど特徴
  10. 使い方のおすすめ・注意点
  11. 砂糖の種類④きび砂糖
  12. 味・香りなど特徴
  13. 使い方のおすすめ・注意点
  14. 砂糖の種類⑤黒糖
  15. 味・香りなど特徴
  16. 使い方のおすすめ・注意点
  17. 砂糖の種類⑥てんさい糖
  18. 味・香りなど特徴
  19. 使い方のおすすめ・注意点
  20. 砂糖の種類⑦粉砂糖
  21. 味・香りなど特徴
  22. 使い方のおすすめ・注意点
  23. 砂糖の種類は様々

砂糖の種類はどれくらい?違いは?

砂糖には、とてもたくさんの種類があります。各砂糖の味や香りには、どのような違いがあるのでしょうか。また各砂糖の使い分けや料理での活用方法と、特徴について見てみましょう。

砂糖の種類①上白糖

上白糖は、日本で1番使われている、サトウキビやビートを精製して作られる砂糖です。その精製過程で不純物が取り除かれ、白い綺麗な結晶になります。また、上白糖は精製過程で転化糖が含まれるため、表面に水分が保たれるようになり、しっとりとした食感になります。

味・香りなど特徴

上白糖は甘さが強く、さらにコクがあります。また、しっとりとした食感であるため、滑らかな口触りの料理に向いています。

白い砂糖は体に悪いと聞いたことがある方も少なくはないでしょう。実は上白糖は、他のきび砂糖や黒糖と比べ、とても吸収しやすい糖であるため、体内への吸収が早く、血糖値が上がりやすいです。そのため、血糖値が気になる方は、あまり取りすぎないほうが良いでしょう。

(*上白糖が体に悪いと言われる理由について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

上白糖(白砂糖)は体に悪いと言われる理由7選!他の砂糖と比較しつつ紹介!

使い方のおすすめ・注意点

上白糖に適している料理を紹介します。

・家庭料理全般
・和菓子


上白糖は料理・お菓子・飲み物と幅広く使用でき、安いためとても便利な砂糖です。特に、しっとりした食感を活かして、カステラや餡などの和菓子を作る場合も、上白糖がおすすめです。ただ、上白糖は焦げやすいため、火にかける場合は火加減に気を付けてください。

砂糖の種類②グラニュー糖

グラニュー糖は、欧米で1番使用料の多い砂糖です。原材料は上白糖と同じく、サトウキビやビートを精製して作られており、その過程で、上白糖には含まれる転化糖が、グラニュー糖には含まれないため、サラサラにな仕上がりになります。また、グラニュー糖は上白糖よりも粒子が細かいです。

味・香りなど特徴

上白糖と同じく、しっかりとした甘さがあり、更にコクがあります。しかし、1つ1つの粒が大きく、サラサラしているため、舌触りに特徴があります。味や香りに癖はないため、幅広く使うことができます。

使い方のおすすめ・注意点

グラニュー糖に適ている料理を紹介します。

・スポンジケーキ
・フルーツ飴、べっこう飴
・ジャム


グラニュー糖は色がきれいに仕上がるため、ジャムや飴、ケーキやクッキー等の洋菓子を作る際に使用されることが多い砂糖です。また、水分に溶けやすいため、飲み物に入れたり、生クリームやメレンゲの泡立てにも使用されます。

(*グラニュー糖の代用品について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

グラニュー糖の代用品15選!砂糖でOK?身近で代わりになる調味料を紹介!

砂糖の種類③三温糖

三温糖の原料は、上白糖と同じくサトウキビやビートで、色が褐色がかっている砂糖です。この色は、精製後に加熱を3回繰り返すために、糖液がカラメル化した色です。日本特有の砂糖であるため、和食によく使用されます。

味・香りなど特徴

三温糖は上白糖やグラニュー糖に比べて甘みが強く、特有の風味と深みのある味わいが特徴で、料理になじみやすく、香ばしい香りです。三温糖は色が褐色がかっているため、白い砂糖よりも健康的だと思われやすいですが、この色はカラメル色素であり、血糖値の上昇の仕方は上白糖と同じです。

使い方のおすすめ・注意点

三温糖に適している料理を紹介します。

・カレイの煮つけ
・ぶりの照り焼き
・佃煮


三温糖は日本特有の砂糖であり、和食にぴったりです。また、色が付いているため、煮つけや照り焼きといった、色を活かす料理がおすすめです。

砂糖の種類④きび砂糖

きび砂糖の原料はサトウキビです。上白糖やグラニュー糖は不純物が取り除かれるのに比べ、きび砂糖は完全に精製されないため、ミネラルが含まれています。上記の3種類の砂糖では失われていたミネラルが、きび砂糖には残っており、カリウムやカルシウムが含まれています。

味・香りなど特徴

きび砂糖はまろやかな甘さやコクがあり、サトウキビ本来の風味が特徴です。黒糖より甘みが弱く、あまりクセがないため、黒糖独特のコクや苦みが苦手な方にとてもおすすめできる砂糖です。

使い方のおすすめ・注意点

きび砂糖に適している料理を紹介します。

・ぶりの照り焼き
・豚の角煮
・筑前煮


きび砂糖は粒子が細かく色も薄いため、上白糖と同じような使い方ができます。しかし、上白糖よりコクがあり、照りもでるため、そのコクや照りを生かせる料理におすすめです。

砂糖の種類⑤黒糖

黒糖の原料は沖縄のサトウキビで、沖縄名物としても有名です。サトウキビを煮詰めて作られるため、原料の糖蜜やタンパク質、ビタミン、ミネラル等を豊富に含んでいるため、健康食品として疲労回復の効果もあります。

味・香りなど特徴

黒糖は濃厚な甘みや渋みに加え、独特な風味と苦みがあります。甘みはとても強いですが、上記の砂糖の中で1番低カロリーです。黒糖は糖液を多く含むため固まりやすく、ブロック状のものをよく見かけますが、最近は砕いた粉末状の黒糖も販売されています。

使い方のおすすめ・注意点

黒糖に適している料理を紹介します。

・黒豆
・黒蜜
・梅シロップ


黒糖は味や香りが強いため、それぞれの料理への影響が大きく、素材を生かす料理には向きません。そのため、黒糖の味や香り、色を生かす料理に使われることが多く、羊羹や黒豆、黒蜜などですが、独特な風味は人気があります。また、黒糖梅シロップは梅のクエン酸と黒糖の疲労回復に相乗効果が期待できます。

砂糖の種類⑥てんさい糖

てんさい糖の原料は、北海道のサトウダイコンです。ヨーロッパ圏では、てんさい糖が一般的に使用されています。きび砂糖や黒糖を同じように、完全に精製されないため、ミネラルが多く含まれています。特に、てんさい糖はオリゴ糖が含まれており、腸内環境の改善が期待できます。

味・香りなど特徴

てんさい糖は色が薄くクセが少なく、優しい甘みを持つのが特徴です。粒子が細かく溶けやすい粉末状もあります。また原料が北海道産であるため、体を温める効果が期待されます。ダイエット中の方や便秘・冷え性の方には特に向いています。

てんさい糖は体内への吸収が遅く、血糖値の上昇が緩やかなため、血糖値の上昇を抑えたい方におすすめです。

使い方のおすすめ・注意点

てんさい糖に適している料理を紹介します。

・かぼちゃの煮物
・お浸し
・コンポート


てんさい糖は色が薄いため、素材の色をきれいに出したい料理に適しています。また、主張も強くないため、フランス料理にも合います。

砂糖の種類⑦粉砂糖

粉砂糖は、グラニュー糖を粉末状にしたものです。粒子がとても細かく、湿気を吸いやすいため、防湿効果のあるコーンスターチが含まれており、とてもサラサラしています。

味・香りなど特徴

粉砂糖の味や香りは、ほぼグラニュー糖と同じく、しっかりとした甘みとコクがあります。粉砂糖は味付けとして使用されるよりも、見た目のデコレーションで使用されることが多いです。

使い方のおすすめ・注意点

粉砂糖に適している料理を紹介します。

・ケーキのデコレーション
・アイシング


粉砂糖は粒子が細かくサラサラという特徴を生かし、主にお菓子のデコレーションに使用されます。

(*粉砂糖を普通の砂糖で代用できるかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

粉砂糖を普通の砂糖で代用できる?アイジングOKな作り方を動画を用いて解説!

砂糖の種類は様々

砂糖は種類によって、味や色の違いだけでなく、栄養面でも違いがあり、それぞれの料理に合った砂糖を使うことで、料理の見た目やコクをさらに良くできます。また、その時の健康状態に合わせた砂糖を選ぶことで、血糖値や疲労回復などの健康効果も期待できるので、その時々に合った砂糖を選んで使ってみましょう。

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