鯵(アジ)の種類と見分け方のコツは?味・旬など違いも比較して紹介!
アジの種類について知っていますか?今回は、<マアジ・マルアジ・シマアジ>などアジの種類別に〈見た目・味・旬の時期〉など特徴を紹介します。マアジと似ている場合はマアジとの見分け方についても紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
目次
アジの種類④ムロアジ
・旬:7月~12月
・体長:40cm以上
・味:脂が甘く旨味も強いが若干のクセ、臭みあり
・生息地:北海道、津軽海峡~琉球列島の各地沿岸、~オーストラリア、ハワイ諸島、東太平洋、セントヘレナ
関東ではあまり馴染みがなく、くさやの原料や大物釣りの餌として使われる事が多いです。ですが、旬の夏場なら旨味が増していますし、冬場なら身がしまっているのでこちらも美味しいです。季節によって味わいが若干変わるので、季節に合わせて料理を変えるのも良いでしょう。
アジの種類⑤オキアジ
・旬:9月~1月
・体長:50cm
・味:血合いが弱く、甘味と旨味が豊潤
・生息地:太平洋沿岸から日本海、東シナ海、インド洋やアラビア海、紅海、南大西洋などの沿岸部に広く分布
見た目の特徴としてヒレの付き方や形状はシマアジに似ていますが、オキアジは体高が高く全体的に黒っぽいです。収穫量が不安定なので一般にはあまり知られていませんが、とても味が良く、大きさもあるのでコストパフォーマンスに優れています。
アジの種類⑥メアジ
・旬:秋~冬
・体長:30cm
・味:やや淡泊ながら旨味が強く、クセや臭いは無い
・生息地:三大洋すべての熱帯・亜熱帯海域に広く生息
関東では血合いが大きく脂が少ないのであまり人気の無い魚ですが、マアジの取れない沖縄では重要な食用魚の一つです。また、関東では秋から冬にかけてが旬ですが、沖縄では通年で食べられます。
メアジとマアジとの見分け方
メアジとマアジは体型がよく似ていますが、メアジは名前の通り目が大きいです。また、生きている間は黄色い縦縞がある事、稜鱗が体の後半にしか見られない事がマアジとの見分けるポイントとなっています。
アジの種類⑦ヨロイアジ
・体長:25cm
・味:味が良くて血合いが弱く、熱を通しても硬く締まらない
・生息地:インド洋、太平洋、大西洋の熱帯、亜熱帯、温帯域に広く分布
長く伸びた背びれと尾びれが特徴的な見た目のヨロイアジですが、日本では関西以南のみでしか獲れないので味はいいものの市場に出る事はまれです。リュウキュウヨロイアジとよく似ていますが、ヨロイアジの方がサイズが大きいです。