牡蠣の旬の時期・季節はいつ?種類や産地で違う?選び方やレシピのおすすめも紹介!
牡蠣の旬の時期を知っていますか?今回は、牡蠣の旬の時期・季節を産地別に比較し、主な産地・生産量なども紹介します。美味しい牡蠣の選び方や栄養価のほか、捌き方や食べ方・レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
牡蠣の食中毒の大半はノロウイルスが原因です。牡蠣などの二枚貝は大量の海水と共にプランクトンを餌として体内に吸い込むのですが、海水中のノロウイルスも取り込まれ蓄積されてしまいます。人の細胞内でのみ増殖するノロウイルスが、下痢や吐き気、腹痛、発熱などの食中毒の症状を引き起こす原因です。
冬場に繁殖しやすいノロウィルスによる食中毒の発生を減らす方法として、牡蠣を85℃以上沸騰したお湯で1〜2分程度茹でたり、180℃前後の油で4分以上揚げるなどの調理法があります。また、夏場に繁殖しやすいビブリオ菌を防ぐ方法は、60℃で10分以上加熱することです。
(*牡蠣の食中毒を避けるために必要な調理法・加熱時間について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
牡蠣の選び方や栄養価は?
ここからは、牡蠣の殻付き・むき身を選ぶ際のポイントや、牡蠣の栄養価について解説します。
牡蠣の選び方のポイント
下記が鮮度がよく健康で美味しい牡蠣を選ぶための重要なポイントです。
【殻付き】
・殻がふくらんでいる
・平たく全体的に丸いかたちをしている
・殻に厚みがあり、重い
・殻のキズが少ない
・口が閉じている
【むき身】
・出荷日が新しい
・ふっくら丸みがある
・ハリがある
・きれいな乳白色か黄色みを帯びいる
・貝柱が透き通っている
・黒い部分の色が濃い
牡蠣は生食用と加熱用として売られていますが、鮮度で区別されているわけではありません。牡蠣が生息する海域の水質が食品衛生法等の基準で、生食用と加熱用に分けられます。
美味しい牡蠣を食べるためには、まず初めに収穫時期かどうかの確認が重要です。 その上で、殻付きやむき身の状態で販売されている牡蠣を選びましょう。牡蠣は出荷日などを確認して、可能な限り新鮮なものを選ぶことがポイントです。
牡蠣の栄養価・効能
牡蠣に含まれる主な栄養価や効能は、以下の通りです。
・亜鉛:タンパク質の代謝促進・女性ホルモンの生成
・グリコーゲン:活動の際のエネルギー源・スタミナ維持・脳の活性化
・タウリン:スタミナ増強・疲労回復・生活習慣病予防
・ビタミンB12:肝臓の機能を強化・疲労回復
・カルシウム:ストレス緩和・精神安定
・鉄分:貧血予防・疲れにくい体づくり
・セレン:アンチエイジングが期待できる
牡蠣には、旨味と栄養が詰まっています。とくに、風邪の予防に不可欠といえる栄養素の亜鉛を多く含んでいるのが特徴です。現代人に不足が懸念されている鉄分やグリコーゲン、アミノ酸の一種のタウリンやビタミンB12など、牡蠣は体に必要な栄養分がバランスよく含まれている食材です。
(*牡蠣の栄養価・効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
牡蠣の捌き方
牡蠣の捌き方の手順は、以下の通りです。
・平らな面を上、膨らんでいる面を下に向ける
・殻の細い方(蝶つがい)を左にして持つ
・殻の縁に沿って右の合わせ目に斜め上から刃先を当て、切り込みを入れる
・上の殻に沿って、ゆっくりと先端を動かして貝柱を殻から切り離す
・殻をゆっくりとこじ開け、右手前の底にある貝柱を切り離す
牡蠣を捌く前に、軍手と刃先が鋭くないナイフを用意します。動画にはありませんが、牡蠣の殻の汚れをたわしなどで洗い流して下さい。取り出した牡蠣の身はそのままでも食べられますが、気になるようなら冷水や塩水で洗いましょう。
牡蠣の旬の食べ方・レシピのおすすめ
旬の時期に牡蠣が手に入った時は、旬の味わいを活かせる食べ方やレシピを試して見ましょう。ここでは、牡蠣を使ったおすすめのレシピを紹介します。
①簡単牡蠣のぽん酢和え
旬の美味しい牡蠣をそのまま味わうには、あまり手をかけずに簡単に調理するのが一番です。蠣のぽん酢和えは、下処理に手間をかけますが、簡単で時短の美味しい1品になります