牛乳は常温で保存可能?放置は何時間まで?期間の目安や腐敗の見分け方など紹介!
牛乳は常温保存できるのかどうか知っていますか?今回は、牛乳は常温保存できるのかや〈未開封・開封後〉の保存期間の目安、腐った場合の特徴を紹介します。常温でも保存可能なロングライフ牛乳や商品も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
ロングライフ牛乳が常温で日持ちする理由
牛乳の殺菌方法には以下に挙げる4種類があります。
・低温長時間殺菌法
・高温短時間殺菌法
・超高温殺菌法
・ロングライフ殺菌法
ロングライフ殺菌法は超高温滅菌法とも呼ばれ、ロングライフ牛乳製造の際に用いられる殺菌法です。135℃~150℃で3~5秒間加熱する、他の方法に比べて温度の高い処理で牛乳内の菌を死滅させた後、無菌状態で紙パックに充填されるため細菌の繁殖がありません。
さらにロングライフ牛乳に用いられる紙パックの内側にはアルミの層があり、日光と空気を遮断し腐敗は最低限に抑えられるため、ロングライフ牛乳は常温保存可能品とされています。ロングライフ殺菌法によって栄養や味に変化はなく他の牛乳と同様ですが、特殊な殺菌法と専用の紙パックを使用しているため、通常の牛乳に比べて値段がやや高くなっています。
常温での保存期間の目安
ロングライフ牛乳の常温での保存期間の目安は以下の通りになります。
・未開封:2か月
・開封後:常温保存不可
ロングライフ牛乳は未開封であれば常温でも2か月程度の長期保存が可能なため、家庭でのまとめ買いや災害時の備蓄食品としても活用されています。開封後は通常の牛乳と同様に、開封口から空気も菌も侵入してしまうため腐敗が進みます。開封後は冷蔵庫で保存し、なるべく早く飲み切るようにしましょう。
容器にアルミが用いられてはいますが、衝撃には弱いため容器をぶつけたり凍らせることは避けましょう。また直射日光が当たる高温多湿の場所での長期保存には適さないため、直射日光の当たらない常温の環境で保存するのがおすすめです。
牛乳が腐った時の見分け方は?
牛乳は傷みやすい食品であることがわかりましたが、腐っているかどうかの見分け方はあるのでしょうか。飲むことを避けるべき状態になっている牛乳の特徴を紹介します。
牛乳が腐った時の特徴
以下の項目に一つでも当てはまれば、牛乳が腐っている可能性が高いです。
・分離してドロドロしている
・牛乳の中に粒々がある
・酸っぱい臭いがする
・色が黄色っぽくなっている
・酸味や苦味がある
・加熱すると分離したりダマになって固まる
・加熱すると沸騰前に泡立つ
牛乳は腐ると見た目や、味や臭いに変化が現れます。賞味期限を過ぎて飲めるか怪しいと感じたときは透明なコップに注いでみて、黄色に変色していないか、分離していないか、酸っぱい臭いがしないかなどを確認してから飲むようにしましょう。
加熱をして確認する場合は、耐熱容器に牛乳を入れて電子レンジで温めた後に、塊があったりドロドロとしていればそれは傷んでいます。これは傷んだ牛乳に含まれる酸によってタンパク質が結合し、塊を形成するためです。加熱後にできる薄い膜は傷んでいなくても現れるので間違えて判断しないようにしましょう。
(*牛乳の腐敗について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ロングライフ牛乳の商品
常温でも2か月の長期保存が可能なロングライフ牛乳の商品を紹介します。様々なメーカーから販売されているので、好みのロングライフ牛乳を見つけましょう。
①らくのうマザーズ大阿蘇牛乳
熊本県産のロングライフ牛乳で、1L入りなので家族で飲むのにも適しています。ロングライフ牛乳なので、まとめ買いしておいても保存が可能です。