カニの種類で美味しいのはどれ?旬・生態や食べ方のおすすめも紹介!
【広海水産監修】カニにどんな種類がいるか知っていますか?タラバガニ、ズワイガニ、毛ガニなど、すぐに思い浮かぶのはこのくらいでしょうか。今回は、食用ガニを種類別に〈旬・生態・味覚〉などを紹介します。調味法のおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- カニの種類はどれくらい?
- 約5000種類ほど存在し生態は様々
- 名前が「カニ」でもヤドカリの仲間もいる
- カニの種類①タラバガニ
- 旬・収穫時期や生態
- 味覚や調理法のおすすめ
- カニの種類②ズワイガニ
- 旬・収穫時期や生態
- 味覚や調理法のおすすめ
- カニの種類③毛ガニ
- 旬・収穫時期や生態
- 味覚や調理法のおすすめ
- カニの種類④ワタリガニ
- 旬・収穫時期や生態
- 味覚や調理法のおすすめ
- カニの種類⑤アサヒガニ
- 旬・収穫時期や生態
- 味覚や調理法のおすすめ
- カニの種類⑥花咲ガニ
- 旬・収穫時期や生態
- 味覚や調理法のおすすめ
- カニの種類⑦タカアシガニ
- 旬・収穫時期や生態
- 味覚や調理法のおすすめ
- カニの種類⑧上海ガニ
- 旬・収穫時期や生態
- 味覚や調理法のおすすめ
- カニの種類⑨ヤシガニ
- 旬・収穫時期や生態
- 味覚や調理法のおすすめ
- カニの種類⑩イチョウガニ
- 旬・収穫時期や生態
- 味覚や調理法のおすすめ
- カニの種類は様々
味覚や調理法のおすすめ
タカアシガニの調理法や味は以下です。
・ボイル
・蒸しガニ
・天ぷら
タカアシガニは、大きいため味も大味かと想像しがちですが、実際は濃厚であっさりとした上品な味わいです。足が長いので、食べ応えがあり、カニミソは濃厚でクリーミーです。残念ながら鮮度が落ちやすいため、家庭で調理することには向いていません。
カニの種類⑧上海ガニ
上海ガニは中華料理の高級食材として、また秋の味覚として、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
旬・収穫時期や生態
上海ガニの旬や、その生態を紹介します。
・旬:10月(メス)・11月(オス)
上海ガニの正式名称は、チュウゴクモズクガニです。中国の長江流域を中心に中国沿岸部や朝鮮半島の河川に生息しています。江南・蘇州市の陽澄湖が上海ガニの最も有名な産地ですが、近年は養殖も盛んで年間を通して流通しています。ハサミの付け根に毛が生えており、それがモズクに見えることから正式名称がつきました。
味覚や調理法のおすすめ
上海ガニのおすすめの調理法や味は以下です。
・蒸しガニ
・紹興酒漬け(酔蟹)
上海ガニは、丸ごと蒸したカニを自分で剥きながら食べます。オスは濃厚な味わい、メスはあっさりとしています。カニミソも濃厚で美味しいです。メスとオスで旬が違うのは、メスは10月オレンジ色の卵を抱えており、11月は繁殖時期であるためオスの白子が発達して美味しくなるためです。
カニの種類⑨ヤシガニ
ヤシガニは、タラバガニや花咲ガニと同じで、ヤドカリの仲間です。オスは甲羅が約40㎝になり、足を広げると1m以上で、体重も4kgを超えます。タカアシガニほどではありませんが、最大級の食用ガニです。
旬・収穫時期や生態
ヤシガニの生態や旬は、どのようなものでしょうか?
・旬:秋
ヤシガニは、インド洋と西大西洋に生息しており、日本の生息地は沖縄、宮古、八重山諸島です。ほぼ完全に陸上性で、成体は産卵期以外は水に入らず過ごします。暑さや天敵を避けたり、食物を摂るため木にも登ります。ハサミの力は強く、ペットとして飼われていたものが、檻を壊して逃げ出すこともあるようです。
味覚や調理法のおすすめ
ヤシガニの調理法や味を紹介します。
・ボイル
・蒸しガニ
ヤシガニの殻は硬く食べづらいですが、身は旨みが非常に強く、ほどよく筋肉質で柔らかいです。またカニミソも濃厚な旨みがあり、美味しいカニです。
カニの種類⑩イチョウガニ
イチョウガニは、日本ではあまりなじみはありませんが、欧米で好まれている食用ガニです。近年、日本でも食べられる店が出てきており、冷凍された輸入物も手に入りやすくなってきています。