あわびの旬の時期は?種類や栄養価は?選び方やさばき方・レシピを紹介!
あわびの旬の時期を知っていますか?今回は、あわびの種類別の旬の時期・季節や、主産地・生産量などを紹介します。あわびの選び方や栄養価のほか、さばき方・レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。あわびのことを知って、楽しみましょう。
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あわびの旬の時期はいつ?
あわびは基本的に通年食べることができる貝類ですが、いちばん美味しい時期はいつでしょうか。産地や種類の他、生産量も併せて見ていきましょう。
あわびの旬の時期・季節は夏と冬
あわびは、それぞれの種類や産地によって旬の時期が異なります。東北や北海道で獲ることができる「えぞあわび」は、冬の11月〜1月が食べ頃の季節になります。千葉県や長崎県などで主に生産される「くろあわび」、「めがいあわび」、「まだかあわび」は6月〜11月の夏が美味しい時期です。
あわびの主産地・生産量
主産地や収穫月は種類によって違いますが、北海道と三陸が大半を占めています。日本の生産量TOP5はこちらです。
1.岩手県 344t
2.宮城県 112t
3.北海道 85t
4.千葉県 82t
5.長崎県 81t
1位の岩手県は、2位の宮城県とすると3倍もの収穫量です。また、岩手県では、資源保護活動にも熱心に取り組んでいて、収穫する時期を11月と12月の2ヶ月だけと決めています。5位の長崎県は壱岐・対馬産が全国的に有名です。
あわびの種類別の特徴・生態は?
あわびの種類はとても豊富で、世界中で約100種類・日本国内では約10種類あるといわれています。今回は、その中から日本で多く食用されている5種類を取り上げました。特徴や生態がどのように違うのか見ていきましょう。
①えぞ(蝦夷)あわび
えぞあわびの産地・旬・1kgあたりの値段は以下の通りです。
・産地:北海道・三陸
・旬:冬
・値段:1kgあたり約12,000円
北海道や三陸海岸で収穫できる「えぞ(蝦夷)あわび」は、日本で最も収穫量が多い種類になります。大きさは10㎝程度であわびの中でも比較的小ぶりです。食感は堅めで歯ごたえがあるので、刺身などにおすすめです。空気中でも数日間は生きていられるくらい丈夫な種類のため、流通に適しています。
②くろあわび
くろあわびの産地などを見てみましょう。
・産地:千葉、長崎
・旬:夏
・値段:1kgあたり約12,000円
殻のふくらみが目立つのが特徴です。そのため別名、オガイ(雄貝)とも呼ばれています。大きさは15㎝程度です。コリコリとした食感が人気ですが、現在は生産量が激減しているため、貴重な種類になっています。
③めがいあわび
めがいあわびの価格は上記の種類より少し安いようです。
・産地:千葉、長崎、三重
・旬:夏
・値段:1kgあたり約8,000円
めがい(雌貝)あわびは”雌”という漢字が使われていますが、大きさはくろあわびよりも大きく、20㎝程度です。柔らかい食感なので、ソテーや酒蒸しなどといった料理によく使用されています。市場価値は一番低く、1kgあたり約7,000円〜8,000円で取引されています。