スズキが旬の時期はいつ?値段・味や主産地は?食べ方・レシピのおすすめも紹介!
スズキの旬の時期を知っていますか?今回は、旬の時期や主な産地・漁獲量、名前の由来や特徴についても紹介します。そのほかにも、記事の中ではスズキの選び方のポイントや食べ方・レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
スズキの旬の時期はいつ?
スズキは古くから日本人に愛されてきた、白身魚の代表的な存在とも言える魚介類です。年間を通じて水揚げがありますが、旬の時期や季節は一体いつなのでしょうか?スズキの旬の時期・季節とその産地・漁獲量まで詳しく紹介します。
スズキの旬の時期は6月〜8月
スズキの旬は脂の乗る梅雨時期から夏にかけて、6月から8月までが旬になります。しかし、秋から初冬にかけて産卵のために海からやってくる子持ちのスズキも、「腹太(はらぶと)」と呼ばれるほど脂乗りが良く美味とされています。
スズキの主産地・漁獲量
スズキは日本各地の内湾に広く生息しており、一年を通して水揚げ量にそれほど変化はありません。スズキの主産地と漁獲量のランキングは以下の通りです。
1位:千葉県/1,969t
2位:兵庫県/723t
3位:愛知県/629t
4位:神奈川県/448t
5位:宮城県/294t
スズキの漁獲量が最も多いのは千葉県で、その割合は22,8%と全国でも抜きん出て多く、中でも東京湾に面する富津市がスズキの産地として有名です。漁法は巻き網漁が主流で、他に定置網漁や釣り量があります。
スズキとはどんな魚?
夏期に旬を迎えるスズキはどんな魚なのでしょうか?スズキの生態、味や見た目の見分け方まで詳しく紹介します。
スズキの生態
スズキは夜行性で群れで回遊をしながら、主に魚や大型のエビを捕食しています。スズキはスズキ目スズキ科スズキ属の魚で、食用のほとんどの魚はこのスズキ目に属し、その種類は1万種類を超えるとも言われています。1年間で10cmほど成長するスズキの最大全長は1mで、重さは10kgにもなり、中には10年生き続ける個体もいるそうです。
スズキの名前の由来
スズキは成長に伴いその名称が変わるため、会社などでの昇進をイメージさせることから「出世魚」とも呼ばれています。スズキの名称は以下のように変わります。
・セイゴ:20cm〜30cm
・フッコ:40cm〜60cm
・スズキ:60cm以上
スズキの名前は1年目はセイゴ、2年目はフッコ、3年目以降をスズキと呼ぶのが一般的です。関東ではこの呼び名が使われますが、関西ではセイゴ・ハネ・スズキと呼ばれることもあり、他の地方でも固有の呼び名が使われることがあります。
スズキの名前の由来についてはいくつかの説があり、一つはスズキは白い生地に黒い模様がついているので魚へんに盧(くろい)と書いて鱸となったという説です。ほかにも、その身がすすいだように白いことから「すすぎ」がスズキに転じたといった説もあります。
スズキの味や見た目
スズキの見た目は背が青黒く、全体は銀白色で流線形をした細長いシルエットが特徴的です。口は大きく下顎が上顎よりも突出し、背ビレの刺が上向きに立っており、その整った見た目から「鯛に次ぐ美魚」と呼ばれています。
スズキの透明感のある淡白な身には独特の風味があり、鯛に似た柔らかいあっさりとした旨味を持っています。血合がほとんどなく脂の乗った身を持つスズキは白身魚の代表格ともいえるでしょう。
スズキの選び方と栄養価
魚の王様とも呼ばれるスズキをおいしく料理するためには、まずスズキの選び方を知る必要があります。ここでは、スズキの選び方のほか、スズキに含まれる栄養価についても解説します。