いちじくの種類・品種13選!旬・収穫時期や産地など違いを比較して紹介!
【野菜ソムリエ監修】いちじくの種類はどれくらいあるか知っていますか?食べたときのプチプチする食感と、さっぱりとした甘みがあるみずみずしい果物です。今回は、いちじくの種類や品種を(夏果・秋果)別に合計13個紹介します。産地・糖度など特徴も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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いちじくとはどんな果物?
いちじくは、クワ科イチジク属の落葉高木とその果実のことであり、生で食べても加工品にしても美味しい果物です。いちじくの実を割ると小さなぷつぷつした部分があり、普段食べているこの部分が「花」に当たります。栄養も豊富で、美容・健康に良い果物です。
いちじくの旬・収穫時期は2回
いちじくの旬・収穫時期は、夏の8月頃から秋の10月頃まであり、一年で2回あります。旬が2回もあるのは、「夏果」と「秋果」の専用種があるためです。いちじくは秋の果物のイメージが強い人も多いと思いますが、梅雨の時期に旬が重なる夏果専用種は腐りやすく流通される量が少ないため、秋果専用種のほうが多く流通されているからです。
(*いちじくの旬・収穫時期について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
いちじくの種類は100種類以上
いちじくは日本だけでも100種類ほど存在し、種類によって味や風味が異なります。最近では、海外のいちじくの品種栽培もされています。主な産地は、和歌山県・愛知県・兵庫県・大阪府で日本のいちじく栽培の半分を占めています。
いちじくの種類・品種【夏果専用種】
夏果専用種のいちじくは、秋までにできる花芽が寒い冬を越して育つため特に美味しいと言われています。ここでは、流通量が少ない夏果専用種のいちじくはどのような種類・品種があるのか紹介します。
①ザ・キング
舌触りが滑らかで、程よいきめ細かな糖度で食べやすいいちじくです。
・主産地:本州から四国、九州
・糖度:16~20度
ザ・キングの果実は卵型で、熟しても果皮の色がつかず黄緑色のままですが中は一般的ないちじくと同じく赤くなります。皮が薄いため皮ごと食べられますが、収穫期間が短いため産地で出回っています。
②コナドリア
コナドリアの果肉はやわらかめでねっとりしており、甘さは控えめです。
・主産地:富山県
・糖度:15~17度
コナドリアはアメリカで誕生した白いちじくの一つで、ドライいちじくに向いた品種です。夏果専用種とされていますが、収穫時期は8月~9月頃が最も多くなる時期になります。食味バランスのとれた品種なので、とても食べやすいいちじくです。