いちじくの種類・品種13選!旬・収穫時期や産地など違いを比較して紹介!
【野菜ソムリエ監修】いちじくの種類はどれくらいあるか知っていますか?食べたときのプチプチする食感と、さっぱりとした甘みがあるみずみずしい果物です。今回は、いちじくの種類や品種を(夏果・秋果)別に合計13個紹介します。産地・糖度など特徴も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
果汁が多く甘みも強く芳香があるいちじくです。
・主産地:千葉県
・糖度:17度
果皮が薄いのでそのまま丸ごと食べられ、熟しても裂果しない品種です。果実は大きいですが梅雨時期の収穫のため品質が安定せず、収穫量が少ない貴重ないちじくです。育てやすいので家庭菜園向きでもあります。
いちじくの種類・品種【秋果専用種】
秋果専用種のいちじくの実は夏果専用種に比べて全体的に小さめですが、その分美味しさが凝縮されているのが特徴です。ここでは、秋果専用種のいちじくの種類・品種について紹介します。
④蓬莱柿(ほうらいし)
蓬莱柿は酸味がほのかにありしっとりとした甘みがあり上品ないちじくです。
・主産地:島根県
・糖度:14~19度
蓬莱柿は、色つきが浅くあまり赤色には染まらず「白いちじく」とも呼ばれています。歴史は古く、1624年頃にポルトガル人によって中国のいちじくが持ち込まれたことにより広まっています。
ふじかわなおこ
野菜ソムリエ
完熟すると甘みが増すと共に先端が星形に割れるため輸送には適さず、主に栽培されている関西以西で手に入れることができる品種です。
⑤久留米くろあま
果汁が多く甘みが強いいちじくです。
・主産地:福岡県
・糖度:17~18度
久留米くろあまの果皮は黒紫色で、果肉は赤色をしており、皮が薄いため皮ごと食べられます。結実性がいいのでよく栽培しやすく、家庭栽培されていることが多いです。ジャムにしても美味しくできるため加工品向けのいちじくです。
⑥ビオレソリエス
糖度も高くねっとりとした食感が特徴的ないちじくです。
・主産地:フランス
・糖度:23度
ビオレソリエスはフランスの有名ないちじくの一つで、日本ではあまり栽培されていないため「幻の黒いいちじく」とも呼ばれています。少し小ぶりですが、熟しても口が裂けにくいため痛みにくいいちじくで、断面は赤い部分が多く占めています。