いちじくの旬の時期・季節はいつ?年2回?食べ頃や食べ方のおすすめも紹介!
【野菜ソムリエ監修】甘くて美味しいいちじくの旬の時期を知っていますか?今回は、いちじくの旬や収穫時期・季節にくわえ、主産地・生産量などを紹介します。いちじくの栄養価や選び方のほか、レシピ・食べ方のおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
いちじくの旬の時期・季節はいつ?
柔らかい食感と甘い香りがおいしいいちじくの、収穫時期はいつなのでしょうか。旬となる時期や、生産地と生産量を紹介します。
いちじくの旬の時期・季節は2回
イチジクの旬は、6月下旬から10月です。初夏にかけて実をつける夏果専用種と、秋にかけて実をつける秋果専用種があり年2回収穫時期があります。また、夏と秋の2回収穫時期がある夏秋兼用種もあります。
(*いちじくの種類や品種について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
旬の時期・季節①夏
いちじくの夏の収穫時期は、6月下旬から7月頃になります。実が大きくさっぱりとした甘みが特徴で、ザ・キングやビオレ・ドーフィンが主な品種です。夏果専用種は梅雨の期間に育つ為、腐りやすく秋が旬の品種より流通が少なくなります。
旬の時期・季節②秋
いちじくの秋の収穫時期は、8月から10月頃までになります。夏に旬を迎えるものより甘いのが特徴です。市場の8割を占める桝井ドーフィンや、中国から伝わった蓬莱柿(ほうらいし)が秋に旬を迎える品種です。
いちじくの主産地・生産量
いちじくの主産地と生産量のTOP5を紹介します。
1位.愛知県:2.622トン
2位.和歌山県:2.298トン
3位.兵庫県:1.634トン
4位.大阪県:1.363トン
5位.福岡県:1.198トン
※平成28年農林水産省作物統計調査より
いちじくの生産量日本一は、全体の約19%を愛知県が占めています。次いで、2位の和歌山県も2トンを超えた出荷をしていて、上位5県で日本の生産量約70%を占めています。
生産量5位の福岡県には、福岡の生産者に限り作ることができる「とよみつひめ」という品種があります。2006年に品種登録され、糖度17度でメロンの様な甘さと薄い皮に肉厚な実でそのまま食べられるのが特徴です。旬は8月中旬で、9月いっぱいまで市場に出回ります。
いちじくの選び方や栄養価は?
年2回収穫時期があるいちじくですが、その中でもよりおいしく食べごろを選ぶポイントや、栄養価や期待できる効能を解説します。
食べ頃ないちじくの選び方のポイント
下記の様な状態が、食べ頃で完熟したいちじくの特徴です。
・丸くふっくらとしている
・甘い香りがする
・表面が柔らかくハリがある
・皮が赤褐色でツヤがある
・果頂部が割れている
いちじくが食べ頃になると、皮の色が赤褐色になり果頂部が割れ独特の甘い香りがします。買う時には、ふっくらとしていて丸みがあり、皮にハリやツヤがあるものが新鮮な証拠なので選ぶと良いでしょう。いちじくは追熟しないので、皮が緑のものや柔らかさのない未熟なものには気をつけましょう。
いちじくの栄養価・効能
いちじくには、下記の栄養価が含まれています。
・食物繊維(ペクチン)
・カリウム
・葉酸
・ビタミンB6
いちじくには食物繊維とカリウムが豊富に含まれていて、便秘解消やむくみ、高血圧などを予防してくれます。また、貧血予防に効果的な葉酸や、免疫機能を維持するビタミンB6も含まれています。