れんこんの旬の時期はいつ?美味しいレシピや見分け方のコツも紹介!
【管理栄養士監修】れんこんの旬の時期はいつか知っていますか?今回は、れんこんが一番美味しい時期や〈加賀れんこん〉〈白石れんこん〉など種類別の旬も紹介します。また、一緒にれんこんレシピや見分け方のコツも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
れんこんの旬の時期はいつ?
南アジアや東アジア原産のれんこんは、スーパーなどで年間を通して販売されています。一年中出回っているれんこんですが、もっともおいしい時期を知っていますか?れんこんの旬の季節などを紹介します。
れんこんの旬は秋〜冬
れんこんの一番美味しい時期は、掘り取りが始まる9月~12月だといわれています。獲れ始めの新れんこんは、柔らかくフレッシュため他の野菜とあえて生で食べたり、フレッシュジュースなどにするとおしいく食べることができおすすめです。また、季節によって食感が変わり秋は、柔らかくあっさりしており、冬の時期は粘りがあり甘みがあります。
石川桃子
管理栄養士
秋の柔らかいれんこんはサラダなどの生食、冬の粘りのあるれんこんは筑前煮などの煮物と時期やれんこんの種類によって調理を変えてみるのも良いでしょう。
日本での主産地
れんこんが国内で最も栽培されている県は、茨城県で、全体の50%近くのシェアを占めています。
茨城県が国内最大産地となった理由は、関東平野の広大で肥沃な土壌と降雪もあまりなく温暖な地域で、れんこんの栽培に適しているためです。主に、関東を中心とした出荷がおこなわれ東京市場では、ほとんどが茨城県産になります。
また、国内2位の生産量を誇る徳島県は、高知県と徳島県を流れる一級河川の吉野川下流で多く栽培されています。温暖な気候と肥沃な土壌により一年を通して栽培されており、関西の大阪市場に出荷されるれんこんのほとんどは、徳島県産になります。
れんこんの旬は種類によって違う?
れんこんは、秋から冬の季節に一番美味しく食べることができますが、種類によって旬の季節に違いはあるのでしょうか?れんこんの種類別に紹介します。
①白石れんこん(8~9月)
白石れんこんは、全国3位の生産量で佐賀県白石市を中心として栽培がされています。粘土質で有明海の豊富な栄養が含まれておりもっちりとした食感が特徴です。主に、九州の温暖な地域で栽培されるため収獲時期が少し早く旬の時期も早まります。豊富な栄養を余すことなく摂取できるため、天ぷらにして頂くのがおすすめです。
②加賀れんこん(9~12月)
加賀れんこんは秋から冬の時期が旬だといわれおり、石川県金沢市北部を中心に栽培されています。加賀れんこんの歴史は古く、城内で上級武士の薬用として栽培されたのが始まりだといわれております。食感は、粘り気が他の品種に比べ強いのが特徴で、天ぷらにする事でシャキッとした歯ごたえを愉しむ事ができます。
③岩国れんこん(9~12月)
岩国れんこんは中国原産で、200年以上前より稲作の代替作物として山口県岩国市を中心に栽培されたといわれております。食感はもちっとしているのが特徴で、葉は岩国の郷土料理である岩国寿司の調理の際に使用されています。おすすめの食べ方は、もっちり食感が特徴のレンコン餅です。片栗粉とまぶしフライパンで焼くだけで簡単に作れます。