高級魚の価格ランキング表【TOP11】種類別の特徴や食べ方のおすすめを紹介!
高級魚で1番高い魚は何か知っていますか?今回は、高級魚の価格ランキング表【TOP12】や、1キロあたりの価格を紹介します。高級魚の種類別の<産地・旬・味・食>などの特徴や調理法のおすすめを紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
・価格(1キロあたり):8000~10000円
・主産地:福井県から九州にかけての日本海沿岸並びに瀬戸内海
・旬:5月~7月
・大きさ:40cm
日本で高級魚とされている魚のうち、8位に入っているのがスズキ目ハタ科の魚類であるキジハタです。キジハタは産地によって名称が変わり、大阪湾周辺や兵庫県から福井県あたりではアコウと呼ばれています。魚の中ではあまり大きくならない部類に入り、水揚げ量が減っていることから高級魚として認知されています。
味わいも上品で、身がしっかりしていることから刺身がおすすめです。高級魚であるキジハタの旨味を味わう食べ方としては、煮付けや蒸し物などの和風の魚料理のほか、ムニエル、ポワレなどの洋風の魚料理に調理されることも少なくありません。
第7位:マツカワ
・価格(1キロあたり):10000円
・主産地:北海道、青森県、岩手県
・旬:11月~12月
・大きさ:50cm
日本で高級魚とされている魚のうち、7位に入っているのがカレイ目カレイ亜目カレイ科の魚類であるマツカワで、北海道や青森などの日本の北部に生息している魚です。
マツカワに分類される魚として、タカノハガレイやヤマブシガレイ、ムギガレイ、シロマツカワ、キマツカワがあります。市場に出回る数が少ないことから、ホシガレイと共に高級魚として珍重されています。
カレイの中でもヒラメのような旨味と、コリコリとした弾力が感じられます。食べ方として煮物や焼き物が有名ですが、新鮮なマツカワは刺身で食べるのがおすすめです。
第6位:シロアマダイ
・価格(1キロあたり):10000円
・主産地:長崎県
・旬:11~1月
・大きさ:60cm
日本で高級魚とされている魚のうち、6位に入っているのが長崎県が主産地の、スズキ目スズキ亜目アマダイ科の魚類であるシロアマダイです。
近年では幻の魚とも称されるシロアマダイは市場に出回る機会が少ないため、大半が高級料亭に納品されている高級魚です。アマダイ類の中で、最も希少価値の高い魚として知られています。コリコリとした食感と良質の脂、昆布締めしたかのような上品な旨味が特徴です。その美味しさを存分に味わうためにも、刺身で食べることをおすすめします。
珍しい魚なので、やや値段は高いですが、見かけた際にはぜひ味わってみてください。
第5位:ホシガレイ
・価格(1キロあたり):10000円
・主産地:岩手県、福島県、宮城県、長崎県
・旬:10~11月
・大きさ:60cm
日本で高級魚とされている魚のうち、5位に入っているのがカレイ目カレイ亜目カレイ科の魚類であるホシガレイです。
ホシガレイはマツカワと並んで希少価値がある高級魚で、超高級魚として知られています。他の種類と比べると身が厚い白身魚で、近年は種苗放流によって漁獲量が微増しているようです。弾力が高いので歯ごたえが強く、噛むと口の中に脂の甘みが広がります。旬のホシガレイは刺身がおすすめですが、煮付けや焼き物にしてもその旨味を堪能できます。
第4位:クエ
・価格(1キロあたり):15000円
・主産地:鹿児島県、長崎県、高知県
・旬:8~2月
・大きさ:1m以上
日本で高級魚とされている魚のうち、5位に入っているのがスズキ目ハタ科の魚類であるクエで、その価格は超高級魚とされるホシガレイの1.5倍です。
九州地方ではアラと呼ばれることも多いクエは、どの部位を食べても旨味があることで知られています。身に弾力があって旨味が濃厚であり、ゼラチン状の皮の食感を好む人も珍しくありません。甘みと独特の歯ごたえのある肝臓や胃も美味しく、価格が高い魚として認知されています。
クエは身だけでなく皮や内臓も楽しめるので鍋で食べられることが多く、クエから出た出汁も絶品なので〆は雑炊にする食べ方が一般的です。それ以外にも肝臓や胃を刺身で食べることもできる、珍しい高級魚です。
第3位:ノドグロ
・価格(1キロあたり):18000円
・主産地:富山県、福井県、島根県
・旬:12~2月
・大きさ:20~30cm
日本で高級魚とされている魚のうち、3位に入っているのがスズキ目ホタルジャコ科の魚類であるノドグロです。
ノドグロは山陰地方での呼び名で、アカムツと呼ぶ地域も多くあります。よくのった脂と旨味の強さが特徴で、どんな食べ方でも美味しく食べられる魚として有名です。市場に流通しているのは600g程度の大きさのものが多いですが、それでも1万円を超えることが多く値段が高いことで知られます。
塩焼きや鍋にして楽しむなら12~2月が、刺身や握りで食べるなら7~9月のノドグロがおすすめです。食べ方によって旨味の楽しみ方が異なるので、時期に合わせて選びましょう。また島根県を筆頭とする山陰地方では、干物にして食べることも多いようです。
第2位:鮭児
・価格(1キロあたり):32000円
・主産地:北海道
・旬:11月上旬から中旬
・大きさ:2kg前後
日本で高級魚とされている魚のうち、2位に入っているのがサケ目サケ科の魚類である鮭児で、その値段はノドグロの1.5倍以上です。
鮭児は分類ではなく、ロシアのアムール川系で生まれた鮭を意味し、7~8月に遡上するシロザケの中でも特定の条件を満たしているものを指します。鮭児は精巣や卵巣が未成熟で、見分けるためには消化器官である幽門垂(ゆうもんすい)の数を数えるしかありません。この幽門垂が220程度であれば、高級魚である鮭児に分類されます。
鮭児はシロザケ1万匹に1匹しか見られない超高級魚とされる理由は、一般的な鮭の脂肪率が2~15%であるのに対し、鮭児は20~30%もあり脂がのっているからです。おすすめの食べ方は刺身で、その甘みととろけるような舌触りを堪能できます。