アンチョビとは?栄養素や効能は?食べ方・活用レシピのおすすめも紹介!
アンチョビとはどんな食材か知っていますか?今回は、アンチョビの味・特徴や、オイルサーディンとの違いに加えて、栄養素や効果・効能を紹介します。アンチョビの作り方・保存方法や、活用レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
カリウムは人間の身体の組織形成に欠かせないミネラルの一種です。身体の細胞内に存在し、ナトリウムとの相互作用により細胞の浸透圧を一定に保ち、余分なナトリウムを排除する効能があります。それにより、高血圧やむくみの予防、さらに神経刺激の伝達や心筋機能を正常に維持する効果もある人体の大切な調整係です。(※4)
④カルシウム
アンチョビに多く含まれるカルシウムは、骨や歯を作り、人間の体を支える重要な栄養素です。骨の中に蓄えられたカルシウムは、血液を通して体内の不足した部分へ運ばれ、同じくアンチョビにたくさん含まれるビタミンDの助けを借りて吸収されます。
カルシウムによる最大の効果は骨粗しょう症の予防です。この他にも、血液を凝固させる作用や筋肉の収縮、さらには神経の伝達などの働きをサポートし、ストレスを抑える効果があります。このように、カルシウムは人間の生命維持に深く関わっている栄養成分です。(※5)
⑤タウリン
魚介類での含有量が多いタウリンは、含硫アミノ酸の一種です。タウリンは身体の大部分の器官にあり、半分以上は筋肉の中といわれています。タウリンの肝機能を正常に保つ効能は抜群で、胆汁生成時にコレステロールを減らす効果を生むとても優れた栄養素です。
タウリンの摂取により肝機能が向上すると、肝臓で血液が浄化されデトックス効果となり、肌荒れや頭痛の改善に繋がります。タウリンは血管を整備しながら身体の各機能を改善し、生活習慣病の予防、さらには便秘解消にも効果を発揮します。(※6)
アンチョビの作り方や保存方法は?
アンチョビは、材料もシンプルなのでポイントさえ押さえれば家で簡単に手作りすることができます。ここでは自家製アンチョビの作り方とその保存方法について説明します。
アンチョビの作り方
材料は、イワシ、塩、およびオリーブオイルです。お好みでニンニク、胡椒、赤唐辛子やローリエなどのスパイスやハーブ類も用意しましょう。
【作り方】
1、イワシの頭と内臓を取り除き、腹の中央を親指でしごくように手開きで3枚におろす
2、おろした身を塩分濃度3%の塩水でよく洗い、キッチンペーパーで水気をふき皮をむく
3、保存容器に、塩、イワシ、塩の順に並べていき最後の層が塩になるように塩漬けにする
4、塩漬けに空気を抜くようにラップを密着させてかけた後外蓋で密閉し、冷蔵庫で寝かす
5、1~2カ月後、冷蔵庫からイワシを取り出しキッチンペーパーで水分を拭き取る
6、イワシを煮沸消毒済みの瓶へ詰め、オリーブオイルで完全に浸す
イワシの塩漬けに用いる塩は、万遍なくたっぷりと振りましょう。瓶詰時、お好みでスパイスやハーブを入れるのもおすすめです。常にオイルに浸かっている状態であれば冷蔵庫で約1年ほど保存できます。
アンチョビの保存方法
アンチョビは未開栓では長期の常温保存が可能です。開栓後は、瓶詰の場合に限り、残りのアンチョビが完全に浸るまでオリーブオイルを注ぎ冷暗所に保存することもできます。ただし、常温では雑菌が繁殖しがちなので早めに使い切りましょう。
冷蔵庫で保存する場合、瓶詰はそのままで良いですが、缶詰は缶の傷みが早いため蓋つき容器に移し替えてください。その際は必ずオリーブオイルを継ぎ足してアンチョビが空気に触れないようにカビおよび乾燥対策をしてください。
冷凍保存する場合、使う分だけラップに包み、さらに密閉可能な容器に入れて保存します。使用する際は自然解凍でも良いし、解凍せずそのまま料理に使っても大丈夫です。冷蔵、冷凍いづれの場合も保存期間は約1カ月が目安です。
(*アンチョビの保存方法について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
アンチョビを使った人気レシピ
イワシの加工品であるアンチョビは、イタリアンな味ですが日本人にはなじみやすい味わいです。アンチョビを使った食べやすいレシピを紹介しましょう。
①スパゲッティ・アッラ・プッタネスカ
アンチョビと相性の良いトマトを使って作る人気の本格イタリアンパスタです。アンチョビのうまみとトマトの酸味が絶妙に絡み合い、奥深くクセになる味わいがあります。