ショートニングとは?原料は何?意味・役割や使い方を活用レシピと紹介!
ショートニングとは何か知っていますか?どんな意味・役割があるのでしょうか?今回は、ショートニングの使い方・意味を〈クッキー・ケーキ・パン〉など料理をあげて紹介します。ショートニングとマーガリン・バターとの違いも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
ショートニングには、不飽和脂肪酸の一種であるトランス脂肪酸が含まれています。トランス脂肪酸は血液中に悪玉のコレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らす働きがあることから、欧米では健康被害を懸念してすでに規制しています。それが、日本でショートニングは危険視される理由です。
しかし日本人は欧米人と食生活が異なるため、WHO(世界保健機関)が定めているトランス脂肪酸の規制を大きく下回っています。そのため日本では健康被害が出るとは考えにくく、トランス脂肪酸の規制は設けていないものの、それを問題視する人も増えているという実情があります。
(*ショートニングの危険性について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ショートニングとマーガリン・バターの違いは?代用可能?
日本で流通している油脂製品は様々で、ショートニングとマーガリン、バターの違いを理解しておくと調理の際に重宝します。ここでは、ショートニングとマーガリン、バターとの違いと、代用可能なのかについて説明します。
ショートニングとマーガリンの違い
ショートニングとマーガリンの一番の違いは、水分を含んでいるかどうかです。ショートニングは100%近くが油脂ですが、マーガリンは80%程度で水分と乳成分が含まれています。さらにマーガリンには砂糖や食塩、ビタミンなども加わっているため味がありますが、ショートニングは無味無臭であることも大きな違いです。
マーガリンをショートニングの代用にするのは十分可能で、同じ分量で代用できます。
ショートニングとバターの違い
ショートニングとバターの一番の違いは、原料として牛乳から分離されたクリームを使用しているか否かです。バターは乳製品に分類され、飽和脂肪酸やオレイン酸、リノール酸、少量のα-リノレン酸が含まれていますが、トランス脂肪酸は入っていません。当然、ショートニングとは味も異なります。代用可能ですが、風味が強いのでそれを考慮して使いましょう。
(*ショートニングの代用品について詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。)
ショートニングの保存方法・期間
パンやお菓子を作るためにショートニングを購入する際、正しい保存方法や賞味期限を知っておくにこしたことはありません。ここでは、ショートニングの保存方法と日持ちする期間について説明します。
ショートニングを保存する方法・ポイント
ショートニングを保存する方法は、以下の通りです。
・夏を除けば常温保存できる
・冷暗所で保存
・夏場は冷蔵庫で保存する
ショートニングを保存するポイントは、直射日光と湿気を避けて常温保存することです。夏場以外に冷蔵庫に入れて保存すると油脂が固まり、使いにくくなります。また、酸化を避けるためにラップでしっかりと包んで保存しましょう。
ショートニングの賞味期限・保存期間
ショートニングのパッケージに記載されている賞味期限は、未開封のものの保存期間を指します。開封後のショートニングの賞味期限・保存期間については明確な基準がないものの、酸化を避ける意味でもできるだけ早く使いきることをおすすめします。使用する際に味見をしてみて、無味無臭であれば問題ないでしょう。
ショートニングを使ったレシピ
ショートニングを適切に使いこなせれば、プロ並みのメニューを作ることができます。ここでは、ショートニングを使ったメニューを3つ紹介します。