オリーブオイルは酸化すると体に悪い?原因・見分け方は?防止できる保存法も紹介!
オリーブオイルの酸化について知っていますか?今回は、オリーブオイルの酸化の原因や、保存方法・注意点に加えて、賞味期限の目安を紹介します。酸化したオリーブオイルの見分け方や、体に悪いかどうかも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- オリーブオイルが酸化する原因は?
- オリーブオイルの酸化は「劣化」を意味する
- オリーブオイルが酸化する原因
- オリーブオイルは酸化しやすいの?加熱はNG?
- オリーブオイルは加熱に強く酸化しにくい油
- オリーブオイルの賞味期限・保存期間の目安
- オリーブオイルが酸化するとどうなる?体に悪い?
- オリーブオイルは酸化すると有害物質を発生する
- オリーブオイルが酸化した場合の見分け方は?
- ①におい
- ②味
- ③加熱した時の泡
- オリーブオイルが苦い原因はポリフェノール
- オリーブオイルの酸化を防止する保存方法・注意点は?
- オリーブオイルは冷暗所で保存する
- 注意点①コンロの周りなど温度が上りやすい場所で保存しない
- 注意点②冷蔵庫で保存しない
- 注意点③注ぎ口についた油を拭き取る
- 注意点④容器を移し替えない
- 酸化したオリーブオイルの使い道は?
- ①入浴剤にする
- ②木製品の手入れに使う
- オリーブオイルを酸化させないようにしよう
オリーブオイルが酸化する原因は?
オリーブオイルの酸化は品質の劣化を招くことで知られています。ここではまずオリーブオイルの酸化とは何を意味するのか、酸化の原因は何かについて解説しましょう。
オリーブオイルの酸化は「劣化」を意味する
オリーブオイルの酸化とは、オイルと空気中の酸素が反応することで生じる変化を指します。酸化したオリーブオイルは風味や香りの品質が落ちて劣化した状態になります。この酸化は、次に紹介するような様々な原因によって起こるので、酸化を防ぐためにも原因を理解しておきましょう。
オリーブオイルが酸化する原因
オリーブオイルを酸化させる原因は以下の通りです。
・光:紫外線、日光
・空気:酸素
・温度:高温、低温、温度変化
・時間:長期保存
オリーブオイルは黒い遮光瓶で販売されていることが多いですが、これはオリーブオイルを紫外線や日光、空気から守り、できる限り酸化を遅らせるためのものです。オリーブオイルは16~18℃で保存するのが最適で、これより高温でも低温でも酸化が進み、さらに急激な温度変化が生じると酸化が早まる恐れがあります。
ただし、上記の要因を避けて適切に保存した場合でも、オリーブオイルは時間と共に酸化します。したがって、保存方法に注意するだけでなくできるだけ早く使い切ることが大切です。
オリーブオイルは酸化しやすいの?加熱はNG?
オリーブオイルの酸化の意味や原因については分かりましたが、オリーブオイルは酸化しやすい油なのでしょうか。また、加熱による影響があるのか気になる場合もあるでしょう。ここではオリーブオイルの酸化のしやすさや加熱の適不適、賞味期限・保存期間について説明します。
オリーブオイルは加熱に強く酸化しにくい油
オリーブオイルにはポリフェノール・ビタミンEといった抗酸化物質が含まれているため、各種の植物油の中でも酸化しにくい油として知られています。また、オレイン酸と呼ばれる酸化や加熱に強い脂肪酸が構成成分になっているため、高温で調理しても栄養が損なわれにくく揚げ物などにもおすすめです。
オリーブオイルの賞味期限・保存期間の目安
開封後・未開封のオリーブオイルの賞味期限・保存期間の目安は以下の通りです。
・開封後:3か月以内
・未開封:12~18か月
オリーブオイルはポリフェノールなどの抗酸化物質が含まれている上にオレイン酸などの酸化に強い脂肪酸が主な成分のため、未開封であれば12~18か月日持ちします。ただし、開封後のオリーブオイルは空気に触れることで酸化が進んでいくため、できれば1か月以内、長くても2~3か月で使い切るようにしましょう。
(*オリーブオイルの賞味期限について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
オリーブオイルが酸化するとどうなる?体に悪い?
酸化した古いオリーブオイルは食べると健康を害してしまうのでしょうか。ここでは、古いオリーブオイルがもたらす可能性がある健康被害について解説します。