モロヘイヤの旬の時期・季節は?新鮮な選び方は?栄養素や活用レシピのおすすめを紹介!
【野菜ソムリエ監修】モロヘイヤの旬の時期について知っていますか?今回は、モロヘイヤの旬の時期や季節に加えて、主産地や生産量、新鮮な選び方を紹介します。モロヘイヤの栄養価や保存方法のほかに、活用レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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モロヘイヤの旬の時期は?
独特の粘り気を持つモロヘイヤは体に良さそうなイメージを持たれることが多い野菜ですが、旬の時期はいつなのでしょうか。ここではモロヘイヤの旬の時期や主な生産地について紹介します。
モロヘイヤの旬の時期・季節は夏(6月〜9月)
モロヘイヤはアフリカ北部からインド西部が原産の、かつてはクレオパトラが好んで食べていたと言われている野菜です。暑い場所でも育つ野菜のため、日本でも暑い夏が旬の季節で、6月から9月にかけて収穫量が最も多くなります。
モロヘイヤの主産地・生産量
モロヘイヤの主産地と、生産量のトップ7を紹介します。
1位.群馬/336トン
2位.岐阜/69トン
3位.愛知/56トン
4位.沖縄/52トン
5位.長崎/51トン
6位.佐賀/49トン
7位.栃木/46トン
群馬県のモロヘイヤ生産量は全国の25%以上を占め、2位以下を大きく引き離しています。モロヘイヤは1980年代に日本で流通し始めた野菜ですが、近年では夏の時期になると多くのスーパーで見かけるようになりました。
モロヘイヤの選び方や栄養素は?
モロヘイヤは夏に旬を迎え栄養価が最も高くなりますが、どんな栄養素が含まれているのでしょうか。ここでは新鮮なモロヘイヤの選び方とモロヘイヤの栄養素について解説します。
新鮮なモロヘイヤの選び方
新鮮なモロヘイヤを見分けるポイントを以下に紹介します。
・葉の緑色が濃く鮮やか
・葉先やギザギザの部分に張りがある
・切り口が黒っぽく変色していない
・切り口がみずみずしい
・茎が細くてしなやか
モロヘイヤは葉全体が活き活きとしているもの、茎の切り口がみずみずしいものを選びましょう。また茎が太過ぎずしなやかなものを選ぶことも大切です。変色しているものは鮮度が落ちている可能性があるので、なるべく避けるようにして下さい。
モロヘイヤの栄養素
旬の季節を迎えたモロヘイヤの栄養価は数ある野菜の中でも群を抜いて高くなりますが、その中でも特に注目したい4つの栄養素について以下で紹介します。
・カルシウム
・βカロテン
・ビタミンC
・ムチン
モロヘイヤのカルシウムの含有量は小魚よりも多く、歯や骨を丈夫にするほかストレスを鎮め神経を安定させる効果があります。ほか、モロヘイヤには抗酸化作用を持つβカロテンも含まれており、免疫力・抵抗力を高め老化防止やがん予防に効果を発揮します。βカロテンは必要に応じて体内でビタミンAに変換されて粘膜や目の健康を維持するのも特徴です。
モロヘイヤには独特の粘りがありますが、これはムチンと呼ばれる成分が豊富なことが理由で、ムチンは胃や腸の粘膜を健康に保ったり血糖値の上昇を抑えたりする効果をもちます。
(*モロヘイヤの栄養や効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
福光佳奈子
野菜ソムリエ
古代エジプトでは、モロヘイヤのスープが王様の病気を治したといわれるほど、栄養価の高い野菜です。細かく刻むと、小さいお子さんからお年寄りまで食べられるといったメリットもあります。
モロヘイヤの保存方法は?
栄養が豊富なので旬の時期には積極的に食べたいモロヘイヤですが、どのように保存すると日持ちするのでしょうか。ここではモロヘイヤのおすすめの保存方法を紹介します。