ラム酒は代用できる？不向きなお酒は？お菓子作りでの役割や活用レシピを紹介！

キルシュは、完熟したさくらんぼを原料とするお酒です。甘いさくらんぼの香りがしますが甘味自体はないため、焼き菓子やシロップ、カスタードクリームなどの風味付けに使用されています。その良い香りからラム酒の代用品としても使えますが、ラム酒に比べて甘い風味が強く、特にベリー系のお菓子と相性が良い傾向にあります。

リキュールは、蒸留酒に果実やハーブなどを漬け込んで作られるお酒です。ラム酒と比べると、原料とする食材の香りや味が強く表れるので、作るお菓子や料理の種類によってはラム酒の代用に向かない場合があります。素材の味を活かしたいお菓子を作る場合は、素材に合ったリキュールを使うようにしましょう。

白ワインはぶどうを原料とするお酒で、クセが強くないため幅広く料理に使用することができます。全体をまろやかに仕上げることができ、お肉などを柔らかくする効果もあるお酒です。ラム酒と比べるとアルコール度数が低いため、保存効果を高める効果は見込めませんですが、お菓子や料理作りなどには代用品として活用できるでしょう。

ラムエッセンスとはラム酒の香りがする香料で、アルコールを含まないためアルコールが苦手な人におすすめです。ラム酒の香りが少量に凝縮されており、レシピに記載してあるラム酒と同量使うと香りが強くなりすぎるので注意してください。

カルヴァドスは、りんごを原料として作られるお酒です。ラム酒と比べるとりんごの風味が強く、華やかな香りがあります。パウンドケーキなど、りんごの風味が合う焼き菓子に使用することで、上品で香り豊かな一品に仕上がるでしょう。

ラム酒の代用品となるお酒がいくつかあることが分かりましたが、ラム酒の代用に使うには不向きな種類のお酒もあります。ここで紹介するお酒を代用品にすると、お菓子や料理の美味しさが半減してしまうこともあるので注意してください。